職人としてのプライド。

    雪。   ボサボサと降っています。明日は積もるかな?

親方であり、組み立て職人・小池さんや、横山さんであり、
桐たんす職人と呼ばれるからには、必ず、誰しもプライドがある。

桐の蔵で一番プライドを感じるのは、なんてったって、親方である。
もう70歳を越えたというのに、さすがの現役である。

今日、先日からここで書いている、別注の洋服たんすの金具付けの
作業を始めていた。

でも、ちょっとした行き違いがあり、進行が止まった。

そこに、さすが職人・横山さんと小池さんの二人の職人の
アイデアとプライドが覗いた。

多分、どの業界の職人さんもそうだと思うのだが、不測の事態の
時にこそ、その人間性は現れるという。

私などは、すぐに冷静さを忘れ、パニックに陥ってしまうが、
そこは、百戦錬磨の職人さん達。

まずは、冷静に現状を把握し、それからの事を前向きに
考える。
そこには、パニックの文字さえない。

さすが、本物の職人である。

今日は、遅くまで別注の洋服たんすと向き合った。
明日は、やっと完成を向かえる。

お客様に喜んでもらえる、モノづくりを支えているのは、
職人としてのプライドかも知れない。

そう、プライドがなくなったら、職人としても終わりなのだと思う。

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