2019年 9月 の投稿一覧

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る8

埼玉県S様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、引き出しの底板を木釘で打つところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


ヘギ(衣装盆)をの枠を固めています。ヘギのカガミ板とホテ板を木釘で打っていきます。


ヘギの底板を枠に乗せて、大きさを見ています。


ヘギの底板を、ハタガネでで締めながら木釘で打って止めていきます。


底板を打ったヘギを重ねていきます。


底板を打った引き出しを、並べていきます。


引き出しの底板を、カンナをかけて仕上げていきます。


今日の私は、注文が入ったたんすの「柾」を切っていました。倉庫から、注文に合う「柾」を選んできて、注文に応じたサイズで柾を切っていきます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る7

週末は京都での展示会でした。2日間共に京都は猛暑。35度、36度と続き、さすが京都!本当の暑さを体験しました。
夕方展示会を終え、昨日の深夜に工場に到着しました。さすがに今日は疲れとの戦いでしたが、やはり歳をとってきたなと感じる日々です。

埼玉県S様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先週は、引き出し周りに入り、衣装盆の底板をカンナで仕上げるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


カガミ板(引き出しの前板)を仕込んで、(引き出しがピッタリと隙間なく入るように、本体に引き出しのカガミ板をあわせていくことを仕込むといいます)仕込んだカガミ板の大きさを先板に写し、先板の木口を、木口カンナで削っています。


カガミ板とホテ板の組みて(蟻組み)を取ります。


昇降盤で、先板のホゾ組みの切れ目を入れます。


毛引きでホゾ組みを取ります。


引き出しの枠を蟻組、ホゾ組と木釘で固めていきます。


引き出しの底板を木釘で打っていきます。


底板はドリルで穴を開けてから、木釘を打っていきます。このドリルの刃は、木釘の大きさと合うように作られています。


今日の私は、またまた丸盆の材料がなくなったので、7分板を切り、手押しカンナで均して、丸盆を組み貼るところまでを終えました。

明日も全力で頑張ります。

京都で展示会を行っています。

昨日の午前7時にトラックで弟と2人で工場を出発し、午後に京都に入りました。
午後からは準備をし、いつものように近くの平安神宮にお参りして、今日を迎えました。

伝統的な桐たんすから現代的なチェストまで展示しました。

京都の気温は34度。朝から暑いです。


小物類も制作しました。

どうぞ、京都を始め、関西地方にお住まいの方々、お時間を見つけてお出かけいただければ幸いです。

心よりお待ちしています。

新潟テレビ21の取材でした。


今日は、新潟テレビ21の取材班の方々が桐の蔵の工場にお越しいただき、撮影で行われました。


何でも、新潟に住むよしもと芸人という方々がいるそうで(すみません知りませんでした)、その中のお一人の、「チカコホンマ」さんがレポーターとして桐たんすの制作なども体験されました。

さすが芸人さん、とっても明るい方で、レポーターとしても引き出しも奥が深く、進行も素敵でした。


親方、ホンマさん、鈴木のスリーショット。
昨日に引き続き親方もちょうど工場に来ており、職人さんみんなで撮影に参加させていただきました。

久しぶりのテレビの撮影でしたが、スタッフの皆さんも本当に良い方々で、いい雰囲気で撮影が出来ました。


ホンマさんを囲んで、桐の蔵のみんなで。

スタッフの皆様、本当にありがとうございました。今日撮影された放送は、9月14日(土)新潟テレビ21の「まるどりっ」 10:25~10:40だそうです。

お時間ありましたら、ご覧いただければ幸いです。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る6


今日は、久しぶりに工場に親方がやってきました。柾を割る仕事を作っておいたので、工場に来たのですが、機会が壊れてしまい、明日の持ち越しです。(時間が空いたので、台車の上に座る親方)

昨日は、桐たんすの本体、上台の上板を仕上げるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


桐たんすの立側が完成し、胴巻き(上板と地板に巻く柾)を仕上げていきます。


桐たんすの本体が完成しました。この後は、引き出し周りに入ります。


上台の上板に胴巻きを長ハタガネで巻いていきます。


下台の地板にも、胴巻きをシャコ万で巻いていきます。


引き出し周りの材料を出してもらい、長さ切りで、それぞれの部材を各々の長さに切り分けていきます。


引き出し周りの材料は、底板、ホテ板、先板、カガミ板です。


長さを切ったら、それぞれの部材をカンナで仕上げていきます。衣装盆の底板を仕上げています。


今日の私は、胴厚(9分)の上板がなくなったので、急遽、1寸1分の板を切って、上板を作りました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る5

昨日は、和たんすの立側をひっくり返して重なり具合を確認し、台輪を制作したところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


上台の裏板をカンナで仕上げていきます。


立側を横にして側板をカンナ掛けするために、重なりの部分にハタガネを締めて固定します。


上台の地板です。重ねのサンを打つため、地板の前の口ハギの幅を毛引きで取り、その幅を下台の重ね板に写します。


そうして固定した立側を寝せて、一気に側板をカンナで仕上げます。


下台の裏板をかんなで仕上げていきます。


上台の上板の木口をカンナで仕上げます。


上板をカンナで仕上げていきます。


今日の私は、昨日から手を付けた「ヘギ底」を組む仕事でした。ヘギ底の他に、衣装箱の底板と、中棚の板も同時に組みます。


かなりの枚数でしたので、結構な時間がかかりましたが、何とか半日で終りました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る4

埼玉県S様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先週は、下台を固めたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


下台の地板を、定規を当てながら真っ直ぐになっているか確認しながら、平らに削っていきます。


地板の四方を、平らに削っていきます。


胴丸の上板を、シャコ万で止めていきます。


下台を地板を平らに削ったら、そこに板を乗せ、それをカンナで仕上げていきます。


下台と上台の重なる板、重ねをカンナで仕上げていきます。


上台の上に下台を乗せて本体をひっくり返した状態で下台と上台の重なり具合を見ています。


胴丸の台輪を作っています。台輪の両端の部分には桐板を貼って、そこを丸く加工します。


ホットプレスを終えたヘギ底。


今日の私は、先週の金曜日からホットプレスで反りや狂いを直してくれた板を、自動カンナにかけて、ヘギ底を作り始めました。

明日も全力で頑張ります。