姉から妹への贈りもの・・・。

今日から、新潟県の上越市(新潟県の下のほう)で展示会を
行っています。
いつもは、県外での展示会なのでビジネスホテルにお泊りですが、
県内なので、帰ってくることが出来ます。
今朝一番のお客様は、その街から少し行ったところにある街の
お客様でした。
お話を伺い、そのお客様にとってどれが一番必要なものなのかを、
私なりに判断して、提案をさせていただきました。
お話を聞いてみると、そのお客様は、長女。
でも、お嫁に行ってしまったのです。
で、実家に残った妹にプレゼントするために、桐たんすを
お求めいただいたのでした。
う〜ん。
なんだか、お話を聞いていて感動でした。
I様。
本当に、妹思いでありながら、きちんと姉としての
気遣いを感じました。
本当に、ありがとうございました。
今日、朝、展示会場に向かう車の中で流れてきたFMラジオ。
その話は、野球のWBC(ワールドベースボールクラシック)
そこで、優勝に導いた「イチロー」の貢献度の話でした。
そのバックに流れていた曲が「栄光の掛け橋」?だったかな。ゆず?・・・
この曲が泣けました。
朝から、もう感動でした。
I様。
ホント、素晴らしいお姉さんです。
「届けるまで、妹には黙っていてくださいね・・・」と
一言を残して帰られました。
まだまだ、お若いのに(私くらいかな・・・)
この言葉。そうそう言えません。
とっても、いい家族なんだろうな・・・と、感じました。
これだけでも、ホント、いいご縁でした。

職人としての生き様

昨日、時間を忘れて仕事。
気が付いたら、夜9時を回っていた。
家に着いたら、9時半。
もう、NHKの「プロフェッショナル」(いつもこのネタですみません)
は後半に差しかかっていた。
急いで、お風呂に入ったが、見れたのは後半の15分だけ。
ホント、残念だった。
見ていた方は、どう感じたのだろうか。
私は、自分自身に置き換えながら後半の15分を見てしまった。
静岡県にあるお宅の、ある一部屋を土壁に塗る仕事。
そのご自宅は、潮風が強く、土壁が乾くまでの工程が難しいと
のことだった。
最初は土壁にムラが出てやり直し。
修理ではなく、一からやり直すのだ。
この時点で、すでに親方の持ち出しになると言う。
2回目は慎重に、慎重を重ねて行う。
しかし、数日後、現場に見に行った職人さんが、髪の毛ほどの割れを
発見した。
施主さんは、これで構わないと言うのだが・・・。
でも、その左官職人さんは、やり直しを決めた。
もう3回目。
そこで、ベテランの職人さんは何日もかかって施主さんに迷惑がかかる。と
言ってもめるのだが、その主人公の職人は、「施主さんはどっちがいいのか」を
考えて欲しいと訴えた。
「割れがあっても、納期通りに終わった方が良いのか」、
「遅くなっても、満足してもらった方が良いのか」
この言葉を聞いて、今の自分の気持ちを恥じた。
こんなところで言わない方が良いと思うが、
あえて恥を忍んで、言わせていただく。
ある遠方の方(新潟から見れば遠方)から、ある方を
会して紹介していただいた、大切なお客様。
婚礼家具としてお求めいただいた高価な桐たんす。
それが完成し、お届けの段階になって、いつもお願いしている大手運送会社
さんに運んでもらうことになった。(ある程度は桐の蔵で運ぶのですが・・・)
お届けする前日、ターミナルで運送会社さんがその桐たんすを
落としてしまったのです。
夜、連絡を受けて、すぐに戻してもらうように指示したのですが・・・
結婚する際に、あつらえた特別な逸品。
婚礼家具。
謝るだけですまされる問題ではありません。
私はその時、「すぐに、修理してお届けします」と言ったのです。
(結婚式はその週で、間に合わせようと思ったのです・・)
後で、考え直して、新しい物をお作りしてお届けさせていただきます。
とお伝えしたのですが、そのお客様は、「これをいただきます」と
言ってくれたのです。
私は、このお客様の言葉に甘えてしまったのですが、この左官職人さん
だったら、お客様はどうしてほしいのか?を真っ先に考えたのではないか?
と番組を見ながら思いました。
一番良いことは、何事もなく喜ばれて納まる事なのですが、
いざ、事が起きたときに、その人間性が出てしまうものです。
職人の作り出すものは、言い換えればその職人の分身みたいなものです。
何がどうあれ、最後まで喜んで満足していただけるものづくりを目指して
いかなければならないと、ホント、思いました。
まだまだ、私は甘い。
この番組を見て、職人としての生き様を感じました。
いいお客様と出会えています。
これだけが、救いのようです。
この番組を見て、つい、私自身の中に思いを書いてみました。
追伸
今週は、東京で展示会です。
会場は、今、一番の注目スポット「表参道ヒルズ」の裏というか
隣と言うか、にある、新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」
です。
どうか、お時間を作ってお出かけください。
私も、表参道ヒルズ、見学に行ってきます。

名古屋という文化

週末は、1年ぶりの名古屋での展示会。
心配された名古屋までの道のりは、とてもスムーズ。
暖か気候で、心配はありませんでした。
名古屋って、大手有名自動車メーカーのお膝元。
展示会の会場となるその場所、到着した日は、その企業が全館貸切
物々しい警備と、黒塗りの高級車の数々。
とても、近寄りがたい雰囲気でした。
さすが、世界のト○タです。
今回で2回目の名古屋。
先回も、遠く大阪からお出かけいただいたお客様。
今回は、隣の三重県からお出かけいただいたY様。
そして、なんと!神戸からお出かけいただきましたH様。
本当に遠いところ、また、わかりにくい所、わざわざ、お出かけいただき
まして、ありがとうございました。
会場が、大きすぎて、どこでやっているのか分からない。
と、多くの方々に言われました。
猛省、させていただきます。
展示会を終えての感想は、名古屋って、独特の文化があるな・・・って
そんな感じです。
確かに、女の子は巻き髪で、名古屋嬢って感じでしたし、
弟が食した、手羽先も美味そうでした。
新潟県と比べるのも辺ですが、名古屋の勢いというか、若者の
パワー、街の勢いを感じました。
大水、地震、大雪。
災害が立て続けに起きる新潟と、愛・地球博で活気づいた名古屋。
その違いはあるけど、どことなく、勢いのある街なんだな・・・
東京、大阪とはまた違った文化が、完全に形成されている街。
名古屋って、奥の深い街だな・・・
そんな思いをもって、新潟に帰ってきました。
ご縁を頂きましたお客様。
本当に、ありがとうございました。

北日本新聞に出たみたい。

先週末の展示会は富山市で行ってきたと、ここにも書きましたが
その際に、北日本新聞と、富山新聞の取材を受けていた。
北日本新聞さんは準備の金曜日と初日の土曜日の二日間も、
取材に来てくれた。
最終日の日曜日に新聞に出るのかな?と思っていて、新聞を買ったけど
出てなかったので、それ以降、忘れていた。
しかし、昨日から、どうも富山県からの問い合わせの電話が多い。
今日も、富山県・・・
どうもおかしいので、今日お電話してきてくれたお客様に聞いてみた。
どうやら、火曜日の北日本新聞に出たらしい・・・
で、北日本新聞は富山県では購読者が一番多みたい。
どんな感じで出たのかは、全く知らない。
でも、取材に来てくれた女性の記者の質問や、とても多く写真を撮られたことは
記憶にある。
新潟の展示会のときもそうだったが、マスコミの影響は少なくない。
今回の、富山の展示会も多くのご縁があったが、その会場に来られていない、
新聞の紙面だけのご縁が、どう繋がるのかも不思議なものだ、が・・・
当然ながら、すぐにご縁があるなどと、都合のいい思いはありませんが、
どこかで、繋がってくれれば幸いだな。という思いはどこかにあります。
人と人のつながりは計算できません。
だから、人生は面白いのだと思う。
何だか、真面目になってきましたが・・・
今週は、名古屋での展示会。
新潟、長野、岐阜を通って、名古屋に入ります。
アルプスの麓を通るだけに、雪が心配ですが、この天候なら
問題ないのですが・・・
遠く、兵庫県からお出かけいただけるH様。
お気をつけてお出かけください。

段取り=先を読む力

今日は、もう、春だ!って感じの天気。
工場では、ストーブを消し、何と!窓まで開け!、ホント、久しぶりに
太陽の光を浴びた、気持ちのいい日でした。
春は、もうそこまで来ています。
今日は、あるお客様から頂いた、特注の桐たんすの段取り。
親方にその図面を渡し、木取り(準備)を行い、その部材作りが始った。
さすがに、特注なので、一つ一つ確認しながら親方から提供される
木取りの部材を整えていく。
全て、部材が整い、組み立ての段階になっても気が抜けない。
頭の中で、このたんすには、この板と、この板、この材料が必要で・・・
そのためには、この作業を先にして、板を張って、乾く時間までに、これをやって
乾いてからこれを削って、そして、その頃にこれが出来上がっているな・・・
もう、毎日が頭の中ではこの連続です。
桐たんす職人は、段取りが命。
一日の作業の進行が、その日の朝(前の日の夜というか・・・)には、全て出来上がっていて、始業からは、その段取りに従って、バリバリモードに入ってく。
段取りがいい!って言う事は、いかに先を読んで、効率よく仕事が出来るか。
だと、私は思う。
常に、これを先にやった方が良いか。
それとも、こっちが良いか。
そんな事を考えながら、仕事を進めていく。
ただ単に、与えられた仕事をこなしていくのとは、大違いな作業である。
職人さん達は、全ての工程でそのプロセスがバッチリと計算されている。
その段取り(先を読む力)は、さすがと言うくらいだ。
さすが、プロフェッショナルである。
私も、まだまだ20年の経験の中で、どうやったら早く、正確に
よりよいモノ作りが出来るのだろうか?と毎日、考え、段取りを組み立てる。
それは一日の時間内での戦いでもあり、お客様が喜んでもらえる作品を
お届けしたい!という思いからの行動である。(そのつもりです)
最近、毎日のように、お客様からのお手紙を頂きます。
そこには、届いた桐たんすの写真を、わざわざ撮っていただき、送ってくれる。
そんなお客様の温かな思いのお手紙の数々です。
決して、計算したように先を読む事なんかは出来ませんが、
仕事の段取りだけは、読めているつもりですが・・・
また、今晩も明日の段取りを考えながら・・・

マスコミの影響力

今年初めての地元での展示会が昨日終了した。
お陰様で、本当に多くのお客様にお出かけいただきまして
ありがとうございました。
この場をお借りして、御礼申し上げます。
今までに、新聞、雑誌、テレビなど、幾多のマスコミの取材を受けてきて
その影響力はすごいものだと実感していました。
今回も、地元紙の新潟日報に大々的に取り上げられたのをきっかけに、
初日には、新潟総合テレビが取材に訪れ、そしてFM新潟にも流れたという・・・
事前に見ることが出来た、新聞の新潟日報の記事は読ませていただいたが
テレビとラジオは全く、どんな感じなのか分からなかった。
でも、そのマスコミのお陰もあって、初日から本当に多くの方々に
お出かけいただいた。
私と、弟の2人での接客なのだが、全くお話しが出来なかったお客様も
おられ、せっかくお出かけいただいたにもかかわらず、申し訳ありませんでした。
今回は、2日間の展示会中に3回もお出かけいただいたK様。
そして、以前にお求めいただいてとても良かったのでと、また改めて御注文を
頂いたs様を始め、多くの方々のご縁がありました。
この時期としては、まずまずの天候も味方してくれ、楽しい展示会でした。
改めて、マスコミの影響力に驚くと共に、その反面、常に良いものづくりを
していかなければならないというプレッシャーを感じております。
本当に、ありがとうございました。

新聞社からの取材

24日の火曜日だっただろうか、新潟県内の新聞社、新潟日報社から
電話があり、取材を受けた。
以前は、何度か桐たんすの再生事業や、桐チェストシリーズなどで取材を
受けたことがあったが、ここ最近はご無沙汰していた。
今回は、キリモニシリーズ(桐チェスト)の新作が、今日の新潟日報の
経済面にでかでかと紹介された。
(後日、桐の蔵作業日記で新聞を写真で紹介します)
この作品は、お客様との会話から実現したもの。
普通、引出しには取手金具がつくが、そのお客様はそれがイヤだった。
でも、私達のデザインを気に入ってくれていた。
で、取手金具を付けずに引出が引けて、デザインも損なわず、シンプルに・・・などなど
そこで完成したのが、この作品。
もうすでに、各地の展示会ではお目見えしているので、見ていただいた方も
多いと思う。
この作品、発表と同時にかなり多くのお客様にお求めいただくことができた。
それも、展示品と同じではなく、各々、ご自分の好みのスタイルでご注文いただく
ことが多い。
これってとっても良いことだと思う。
だって、世界に一つだけの自分仕様の桐チェストだから・・・
今週末は、今年最初の地元、新潟市内での展示会。
この作品の他に、新たな新作が、2種類お目見えします。
どうぞ、お時間を作ってお出かけ下さいませ。

温泉旅館

先日から、温泉旅館さんとのご縁が続いている。
全くの偶然なのだが、桐チェストの温故創新シリーズが県内の温泉旅館の
什器にピックアップされたり、今回は、高級旅館のおかもちの依頼があったり。
(これも作業日記に詳しく書いています)
こんな業界から依頼があるとは・・・
でも、桐の軽さをある方は認めてくれていますし、桐の蔵独特のデザインが
その旅のイメージにあったりと、声がかかったのは素直にうれしい。
今は、陶芸のお店に置くという、低いチェストを作っているし、
以外と、お店で使ってくれる方も多い。
それは、やはり既製品にはない、オリジナルのデザイン。
よくお客様に言われるのは、デザイナーがデザインしたいかにもと言った家具
ではない。と言われる。
そりゃそうだ。桐の蔵の作品は、全て私達のデザイン。
プロのデザイナーに頼んだりしない。
現場の声と、お客様の声から生まれるデザインなのだ。
だから、どちらかというと、野暮ったい。
デザイナーさんのように、シンプルで尖ったようなデザインではないのだ。
地元の同業者の中でも、最近は、桐の蔵のデザインによく似たものも見かける。
それは、それでしょうがないことなのだが、そのまんまマネはやめて欲しい。
でも、デザインだけでは絶対にダメだと思う。
そこには、職人さんの思いと、工場のミッションが絶対いる。
長く使い続けていけるものだからこそ、デザイン以上に大切なものが
あるのです。

手間と思い 

桐たんすの仕上げ方法(塗装)は、伝統的に「との粉」というものを刷毛で塗っていく
との粉塗装が一般的だ。
との粉とは、粘土質の土で産地は京都の山科が有名。
桐の蔵のとの粉も山科産を使っている。
そのとの粉に、染料(やしゃ又はやまと液)というものと水を混ぜて、それを何度も
塗っていくのだ。
塗った跡は、天然のロウをまんべんなく塗って艶を出す。
それに金具を付けて完成。
大まかにはこのような工程だ。
それ以外には、焼き仕上げや最近では、桐の蔵の桐チェストに使われているような
天然の成分から採った「自然オイル」など。
焼き仕上げは、バーナーで桐を焼いていく。
表面の焦げは、たわしで落とした後、お湯でしっかり拭く。
そのまま仕上げても、そこにとの粉を入れていくことも出る。
今日は、この焼き仕上げをやっていた。
焦げをたわしで落としていくのだが、煤が飛んで大変。
体の中にも入ってくるし、マスクをしているが、鼻もまっ黒になり、
結構汚れる。
でも、こげ茶色に仕上がる桐は、渋くていい感じ。
手間のかかる仕上げ方法だが、それなりに味わいが出る。
やはり手間を惜しんでは、良い作品は作れない。
桐たんすに限らず、なんでもそうだと思う。
手間と思い。
この2つのものを、より込めることで、一層仕上がりが良くなると思っている。
職人の手間と思い。
できる限り、精一杯かけてあげたい。

新聞記事の影響

少し前、新潟日報(新潟の新聞社)が新潟市内を中心に配布しているニュースペーパー
(アッシュ)の取材を受けた。
そのニュースペーパーが先々週(だったかな)に配布された。
私の住む加茂市は配布対象外だったので、すぐに見ることは出来なかったが
弟の住む地域に入っていて、持ってきてくれた。
テーマは「伝える」
まさしく、桐の蔵のミッションである。
取材中は、桐たんす工場の長男として生まれたことから始まって、後を継ぐと決めたことや、
2年間の修行中でのこと、そして現在のことなど、けっこう聞かれた。
どんな記事になっているんだろう、と思っていたら、うん、さすが、副編集長。
桐の蔵の他にも、お豆腐やさんや、漆職人など、現代の生活から忘れ去られようとしている
業界の若手の方々が、独特の視点でがんばっている姿が、記事になりとてもおもしろかった。
伝統を次代へと「伝える」
これは、私にとっても使命であり、職人と呼ばれる方々の使命であると思う。
洋風化(もうそんな事は当たり前で、そんな言い方はしませんね)が完全に
受け入れられている生活。
その中で、職人として培ってきた「伝統」を、作品の中で表現していかなければ
これからの時代は難しいと感じています。
いつの時代も、流れているのは確かです。
時代の流れに、ある程度沿っていくのも、その時代に生きる職人の
運命かも知れません。
ただし、目先の流行だけ追ったところで、「伝統」という重みと、
職人としての基本がなければ、振り回されるだけで終わってしまう、そんな気もしています。
「伝える」という素晴らしいテーマを与えていただきました、副編集長にお礼を言わせて
いただきます。
改めてニュースペーパーを読み、そう感じています。

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