事務所は、禁煙にしたい・・・。

   曇りのち、晴れ。    季節の変わり目です。

私、お酒は飲みますが、たばこは一切吸わない。
最近は、たばこを吸わない人の方が多いのではないでしょうか?

でも、桐の蔵の職人さん達は、吸う派と吸わない派に分かれる。
親方と、弟(作業日記)、横山さんは、吸う。(というか結構、吸う)

小池さんと私は、絶対に吸わない。
だから、弟と、車で配達に行くときは、車は必ず禁煙車。
特に、狭いトラックは、絶対だ。

でも、みんなが集まる事務所となると、どうも規制が甘くなる。
今日は、みんなが帰った後の(午後5時以降)の第二ラウンドの
事務所は、すごかった。

私は現場で仕事をしていて、たまたま事務所に行ったら
眼が痛くなるくらいのたばこの煙。
思わず、「禁煙だ!!!」と叫んだくらい。

この煙を吸っただけで、肺がんになりそうな位だった。
ホント、タバコって吸う暴力かもしれない。

まあ、喫煙者の言う事もわかるのだが、こう狭い事務所で
延々と、タバコを吸われると、吸わない人にとっては、
たまったものではない・・・。

事務所は禁煙にしたい。
明日からでも・・・。

再び、板干しです。

   晴れ。    今日も秋晴れでした。

今日の土曜日は、職人さん全員で、再び桐の丸太が
製材された板が届いたことで、桐板を一枚一枚、手で干すと
言う作業(板干しという)に追われた。

秋の長雨が来る前に、何としても干したい!と思っていたし、
少しでも時間の取れる時にと思い、天気も快復した今日、
板干し作業を開始した。

映像は、作業日記参照ですが、
製材したばかりの板は、水分をたくさん含んでいるので
本当に重い。

今回の板は、厚板(3cm厚や、4.5cm厚もあった)も多く、
肩に担いで運ぶのだが、厚板は2枚がやっと・・・。
製材したばかりに板は、大鋸屑(おがくず)が付いていて、
背中から、口から、そこら中に入り込んでくる。

だから、お風呂に入ると、すごいことになる。
先日の板干し一回目も、嫁さんに帰ったら、余りの
汚さに怒られたくらいだから・・・。

でも、この作業なくして、桐たんす屋は成り立たない位、
基本中の基本がここにあるのです。

重い桐板を、一枚一枚手で運び、丁寧に天日で干す。
そこから、桐の蔵もの作りは始っているのです。

効率ばかりが優先される今の時代。
私たちの、こうした作業は、時代に、逆境していると言っても
過言ではありません。

桐たんす製造という、伝統的工芸品の世界は、
正直、効率とは、対極にあるのかもしれません。

だからこそ、今の時代にも支持されるのではないでしょうか?

板干しから学ぶこと。
それは、ものづくりに関わるものとして、とても大切な
そして基本がここにあるように思うのです。

外は、真っ暗・・・。

   晴れ。  秋晴れです。

いつのまにか、仕事中も気温が低く、快適に過ごせている。
あの、真夏の40度の日々がウソのようである。
季節は、日々、秋に向かっていると言うか、ともすると、
冬にむかっているような気さえする。

いつもの事ながら、通常の終業時間の午後5時10分を終え、
職人さん達と、親方は、帰宅する。
いつもながら、ここからは私と、弟の第二ラウンドが始る。

で、今日は、第二ラウンドも仕事が忙しかったので、
夜も、工場の機械を回していた。

何とか、今日中に段取りを終えたいと必死だったので、
息つく間もなかった。

でも、ふと・・・・、外を見ると、
つい先日まで、明るかった空が、いつの間にか真っ暗だった。
もう、そんな季節か・・・。

お彼岸を過ぎると、あっという間だ。
新潟県は、秋が短く、あっという間に冬が来る。

今日もそうだったが、午後6時は真っ暗だ。
これからは、益々、日が短くなる。
そして、新潟特有のねずみ色の空の季節がやってくる。

夕暮れが早いと、それに応じて帰宅時間も早くなればいいのですが、
そうは、行きませんね。

でも、気持は、早く帰りたいと思っています。

再び、丸太が・・・。

   晴れ。     秋晴れ。

先週、職人さんみんなで数年干した「桐板」を倉庫に入れ、
そして、新たに山で仕入れてきた、新しい桐丸太を製材した
板を干したことは、ここで書かせていただいた。

今日、またまた、桐丸太を製材したばかりに桐板が、
トラックに運ばれて、桐の蔵にやって来た。

10トントラックにして約3台分の桐板。
運び終わるのに、半日以上かかった。

桐の丸太を製材したばかりの匂いって、昔から嗅いでいるが
私にとって懐かしい匂いであるし、桐のみずみずしい匂いでもある。

製材したばかりの桐は、水分を多く含んでいるので、干す作業は
とても重い。
数枚の板を、肩に担ぎ、一枚一枚を丁寧にだった広い、板干し場と
呼ぶ場所に干していく作業は、根気の要る作業であるし、
本当に手間のかかる作業であるし、なんと言っても、
本当に、疲れる作業である。

もう、日本全国探しても、こんな事をしている産地は、
多分、我々の「新潟県・加茂市」しかないと思う。

桐たんすの産地も、全国、色々あると思うが、
桐の木を丸太で仕入れ、地元で製材して、その板を
人力と天日で数年間、干すという、気の遠くなるような作業を
私たちは、先代の頃から、ずーーーーと数十年間、やって来た。

今では、人工的に水槽に入れたり、人工乾燥機で干したりするところも
多いと聞くが、やはり、天日にこだわりたいと思う。

だって、干物でも、人工乾燥って、?だと思いませんか・・。
天日で干してこそだと思うのです。
それも、、乾燥機なのではなく、気が遠くなるような年月を
かけて、ずーーーと、外に干しておくのですから。

ここのところが、加茂・桐たんすの歴史と、特徴なのだと思うのです。
何事も、効率優先のこの頃。

私たちは、効率よりも、先代から受け継がれてきた技術を
大切にしたいと思っています。

いつまでも、この伝統が伝えられますように・・・。

性格は、せっかちです・・・。

   雨。  午後からは、肌寒かった・・・。

毎日、現場の仕事に追われ、次から次へと、分単位で
仕事をこなさなくてはならない。(と、思っている)

桐たんすの塗装の仕事を中心に、それが終われば木取り、
そして、完成品の最終点検と梱包、出荷作業と、休まる暇がない。

だから、突然来る営業さんや、アポなしの方には、
申し訳ないが、時間が取れない。

事前に分かってはいるのだが、話の時間が長かったり、
手間を取ったりすると、もう、私は、現場が気になってしょうがない。

これって、経営者としての立場としては、問題なのは分かっている。
現場の職人さんなのではなく、経営者なのだから、こんな事では、
失格なのも、重々、心得ている。

でも、今の私の現状としては、大事な打ち合わせや、
経理の話や、この先の方向性について、なども、大事なのだが、
今日は、それ以上に、現場の方が、大事だった。

私、本当に性格は「せっかち」である。
話は、結論から言って欲しい。

それは、「マジ」で・・・。
話の長い打ち合わせや、会議は、ホント、性格に合わない。

だから、母からは、相手に失礼でしょ!って言われるし、
嫁さんには、いつも怒られているし、最近では、子供たちからも、
いい顔されない。

でもね。
私の中では、今日は、これをして、この時間までには
この仕事を片付けて、その次はこれで、と、
常に、予定した時間通りに、仕事の順序が決められている。

正直、自分が決めた仕事の段取りが、その時間通りに
行かないほど、ストレスを感じることはない。

その通りに行かなければ、当然、仕事の時間は伸び、
帰宅時間は遅くなるし、休日は消えてしまう。
自営業ですから、当然と言えば、当然なのですが・・・。

そりゃ、毎日、自分の思い通りの時間で進むとは思ってもいませんが、
この日だけは・・・・。
と、思う日ってあるものです。

現場の仕事は最優先です。
ですから、それ以外の事は、現場の仕事の次に
なります。

それは、桐の蔵としては、当たり前のことです。
お客様から注文を頂き、現場で段取りをし、製作する。
それ以外に、最優先することなんてない。(と思いますが・・・)

自分に、正直に行きたいものです・・・。

クモの巣との戦い・・・。

   晴れ。    この時期でも暑いって・・・?

毎年、蒸し暑くなる頃、決まって工場にクモの巣が出てくる。
仕事をする現場なら許されるのだが、お客様をお迎えする
ショールームにクモの巣が張られると、ホントに困ってしまう。

で、その時期からは、ホウキを長い棒に結び、高いところでも
届くようにと作り、見つけてはその長いホウキでクモの巣を退治していた。

昨日は、一年前とその前から、板干し場と呼ぶ場所にずーーーと
干してあった桐板を、倉庫に入れる「板入れ」と、新たに丸太で仕入れ、
製材所で製材してもらった、新しい桐板を干す、「板干し」の作業を
行った。

いつもなら、その作業をしてもらう方に、お願いするのだが、
今回は、職人さん全員でその作業にあたる。

朝から、晩まで丸一日かかって、何とか、板入れと、板干しの
両方の作業を何とか終えた。

私にとっての外仕事の天敵は、大きなクモの巣と、隠れて巣食っている
蜂の巣。

外にあるクモの巣のクモは、信じられないくらい大きいし、
その糸は、すさまじく太く、強い。

これが、体にまとわりついて、帰宅後、嫁さんに言われるまで、
背中にあったらしい。

今日は、久しぶりの外仕事の後なので、体の至るところが
痛い。
一日、外仕事をしただけなのに、顔は真っ黒。
まだまだ、日差しが強い。

でも、この「板干し」と「板入れ」の外仕事が、桐たんす屋の
基本中の基本の仕事だ。

体は疲れるけど、やり遂げた達成感はある。
これから、まだまだ、第二段、第三段と待っている。

雪が降る前に、終わりたいと思うのですが・・・。

静岡から・・・。

   曇りのち、晴れ。  夜中の雷は怖かった・・・。

ハッピーマンデー明けの火曜日。
今月、2回目の三連休である、ハッピーマンデー。
これって、誰が決めてつくったのだろうか?

この三連休、嫁さんにはすこぶる評判が悪い。
「疲れる」って言うのが、本心らしいが、
確かに、昔みたいに祝日は、突然やってきたほうが
嬉しかったし、喜びの度合いが強かったような気がする。

祝日を、無理やりくっつけて、三連休にする意味ってなんなのだろうか?
などと、言っても始らないのだが・・・。

その連休明けの今日。
週末、展示会を行った静岡から、お客様Y様が、
工場まで来られた。

静岡での展示会場にもお出かけいただき、桐たんすを
お求め頂いた上に、工場まで、はるばるお越しいただいた。
本当に、ありがとうございました。

ゆっくりと、小さな、小さな工場を見ていただき、説明をさせて
頂いた。
あまりにも小さな工場なので、見ていただいても、数分もあれば
見終わってしまうのだが、Y様ご夫婦は、ジーーーーと
ご覧になっていた。

確かに、桐の蔵の工場に初めてお越しいただくお客様は、
誰でもそう。
一人一人の職人が、最後まで責任を持って手作りで作っている姿は、
初めて見る人にとって、感動するのだと思う。

Y様とは、いろいろなお話をさせていただいた。

展示会で出会い、こんなにも遠くまで足を運んでいただける。
一つの桐たんすを通して、こんなご縁をいただける私たちは
幸せものです。

各地で行う展示会の意味は、これだ!といっても過言ではありません。
この度も、本当にいいご縁でした。

Y様。
本当に、ありがとうございました。

富士山は見えなかった・・・。

   晴れ。    でも、まだ暑い。

週末は、初めての静岡市での展示会。
静岡市まで、何時間かかるのかさえも分からず、
ただただ、初めて走る中央高速や、東名高速を
静岡目指して走る一心でした。

行きにかかった時間は6時間。
以外にも早く着いたものだ。

行く道中、富士山の麓を走っているのであろう、
東冨士道路(?)を走行中、見えるであろう富士山の
気配がない。

何となく、これだろう?という山はあるのだが、
雲に隠れてまるで見えない。
初の静岡。
楽しみにしていた富士山は、結局、帰りも見れなかった。

で、肝心の展示会。
それは、事前から、静岡でやって欲しいというH様のご希望に
応え、初日から、H様、そして、事前に資料請求をして頂いた
Y様にお出かけいただき、良いご縁を頂きました。

H様。Y様。本当にありがとうございました。
また、その他にも、興味を持っていただいた、多くのお客様にも、
お出かけいただきましたこと、改めて、お礼を言わせて下さい。

ありがとうございました。

しかし、三連休の帰り道。
これが、またまた、初体験だった。

午後3時までの展示会を終え。
静岡を出たのは、午後4時。
そして、順調に東名高速を御殿場まで走り、富士山の麓まで
差し掛かると、大渋滞に巻き込まれる。
そこで、約1時間。

そして、何とか、渋滞を抜け、中央高速に入るとそこには
体験したこともない、渋滞33kmが待っていた。

5km走るのに、30分はかかったと思う。
こんなとき、体調が悪かったり、トイレが近かったりしたら
ホント、地獄だと思った。

高速道路なのに・・・。

結局、自宅についたら、日付が変わっていた。
実質、8時間もの時間、運転していたことになる。
恐るべし、中央高速だ。

田舎に住んでいると、こんな経験はしない。
都会って、ホント、何とかならないのかと思ってしまう。

でも、久しぶりに、実感がつかめた展示会だった。
お出かけいただきました、多くのお客様。
本当に、ありがとうございました。

コメントは、しばらくお休みです。

   晴れ。    暑いです。

少し前(いや)、だいぶ前から、私のブログだけに、海外からの
迷惑コメントが大量に寄せられるようになった。

その度に、弟(作業日記)が、こまめに削除してくれていたのだが、
ある時を堺に、もうやめた!!と言った。

数時間で、300通ほどの迷惑コメントが届いた。
もう、対処のしようがなかった。

コメントを寄せていただいた方々、申し訳ありません。
そういった事で、コメントは少し、お休みさせてください。

しかし、何かの機械でやるのだろうけど、すごいよね。
いっきに数百のコメントですよ。

マーケティングの一つかもしれないけど、
日本人には、どうも、受け入れられないものです。

早く、元通りになってほしい。と願いを込めて・・・。

予想どおりになんて行かない・・・。

  晴れ。   今日の新潟も暑い!!

昨日までの京都での展示会。
もう、9月だというのに連日、30度を越えて、残暑ではなく、猛暑が
続いていた。
それにしても京都の暑さはすごい!!
暑さに加えて、雨まで降り、町全体がサウナのようになっている。

搬出を終えたころには、体全体が汗だくで、お風呂から上がったようでした。
参った。この暑さには・・・。

そして肝心の展示会は、うーーーーーーと、うなずいてしまう。
来てくれると予想していたお客様、2組の方が来店せず・・・。

このブログにも時々書くが、ホント、「予想通り」なんて行かないのが人生だ。
私の、読みも甘かったのかもしれないが、これが、本当に今だに
後を引いている。

何が?と、自問自答してみるが、答えなんかわからない。
そのお客様に聞いてみるしかないのです。

でも、捨てたものでもなかった。
この猛暑の中、兵庫県からバイクで2時間もかけて来ていただいたS様。
本当にありがとうございました。
会場がわからずに、迷ってしまったとのこと。
申し訳ありませんでした。

また、最終日の終了間近に、こちらも兵庫県からお出かけいただきましたT様。
ホント、会場にお越しいただいたときは汗だくでした。
申し訳ありませんでした。

予想通り行くことも、行かないこともあるから人生です。
だから、いいのでしょうが、2日間。
一発勝負の我々には、少し、ストレスが溜まる展開が多い日々です。

今週末は、初めての静岡市です。
さあ、どうなることか心配ですが、やるしかありません・・・。