1.会社での出来事

函館まで桐箪笥のお届けでした。

今回、初めて北海道・函館市まで桐たんすの届けに行って来ました。出発は、18日(木)の午後。数日前までの大雪が前日に止み、18日からは暖かな雨で高速道路も問題なしの予報の中、磐越道→東北道をひた走る事、約7時間。最果ての青森市まで到着、ここで前泊して、初めて海を渡ります。

新潟から函館までのルートはいくつかあるのですが、この季節、雪の状況、道路の状況を考え、高速で青森まで行きフェリーで函館まで行くことに。これを決めるのに、相当悩み、考えましたが、結局これが天候を含め大正解。

青森港から早朝の津軽海峡フェリーに乗り約4時間。天気も味方し、ホント、付いています。

約4時間のフェリーでの乗船で疲れをいやし、函館市のご自宅マンションへ。別注の大丸の和箪笥と、ワイドサイズの整理たんすを2棹セットでお届けさせていただきました。

実はT様は、東京代官山で開催させていただきました展示会に、函館からお越し下さり、お求めいただいたのでした。そのお返しとも言うべき、私達がお届けをさせて頂きました。色々と募る話に花が咲き、たくさんのお土産まで頂き、ご自宅を後にさせて頂きました。

その後は、少し時間があったので、ホテルの近くの「函館朝市」で昼食。

「函館金森レンガ倉庫」を見学させていただきました。

初めての函館。さすがに歴史に裏付けられた町で、コンパクトながら素敵な場所が多く、たくさんの外国人の方々で賑わっていました。

ここ最近は青森県、秋田県と東北地方に伺わせて頂くことが多かったものの、海を渡った北海道は初めて。私達の想いとしては、お客様との顔と顔を合わせたお付き合いをしたいと思っております。普通であれば、絶対にお届けには行けないこの季節。温暖化の影響と、運の良さが全てでしょうか。T様、本当にありがとうございました。

 滋賀県k様の和たんすを制作する11

滋賀県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、下台の下の両端の丸をカンナで削って作っていきます。

「足」を組んでカンナで仕上げます。

本体下台の下に「足」をシャコ万とハタガネで固定していきます。

台輪の制作に入ります。

ハタガネで締めて固定した「足」

今日は晴れ。久しぶりに太陽が眩しいくらいでした。明日からはまた崩れるみたいですが・・・。

滋賀県k様の和たんすを制作する10

滋賀県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、棚板の面を、面取りカンナで取っていきます。

本体下台の立側を組んでいます。立側方向から木釘を打って棚板を止めていきます。

下台の立側と台輪を繋ぐ「足」という部分を組んでいきます。

下台の両端の丸をカンナで丸く削り、ペーパー(紙やす)を滑らかに仕上げていきます。

予報ではこの冬一番の寒波襲来でしたが、朝起きて見ると、思ったほど積もってらず安心。そして晴れ間も覗きました。

滋賀県k様の和たんすを制作する9

滋賀県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、本体下台の立側に内側に、棚板が入る溝を、溝堀カッターで掘りました。

溝をノミできれいに取っていきます。

棚板の前口にケヒキで線を引いていきます。

棚板の立側に入る部分をノミで取っていきます。

棚板の前口に留め型を当てながらノミで留めを作っていきます。

週末の土曜日、雪が久しぶりに積もりましたが、昨日の晴れ間でほぼ消えました。また今晩から荒れ模様みたいです。

滋賀県k様の和たんすを制作する8

滋賀県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、本体上台をひっくり返して、地板を木釘で打って止めていきます。

上台の本体を寝かせ、タイコを組み入れ、シャコ万で締めて固定します。

地板をカンナで仕上げます。

地板のホゾの留めの部分を、留め型を当てながら、ノミで削って作っていきます。

下台の立側の内側に、棚板が入る溝を、溝堀カッターで掘っていきます。

小寒を過ぎましたが、今日も穏やかな天気でした。明日からは再び崩れるとか。良い日もあれば良くない日もありますね。人生と同じですね。

滋賀県K様の和たんすを制作する7

滋賀県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、タイコにサンを木釘で打った後に、カンナで仕上げていきます。

上板のホゾに、立側のホゾをはめ込んでいきます。

ホゾをはめ込んだら、木槌で叩きながらホゾを入れていきます。

ホゾを入れたら、長ハタガネを締めて、ホゾとホゾの間に木釘を打っていきます。

タイコを入れ込んで、裏側に定規を当てっ真っ直ぐになっているかを見ています。

連休中に降った雪も消え、過ごしやすくなりました。冬ですから雪は降りますが、暖冬なのかな?と思う、今日この頃です。

 滋賀県k様の和たんすを制作する6

滋賀県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、タイコに中棚が入る溝を掘ります。

タイコのサンを木釘で打っていきます。







打ち終えた木釘は、釘切ノコで切っていきます。

本体立側の地板が入る部分にケヒキを入れて行きます。

立側の本体の前面に、面取りカンナで面を取っていきます。

お正月休みが終わったかと思ったら、一日出社でまた三連休。今日からが本当の休み明けと言う感じです。なまった体に鞭打って、また頑張ります!

明けましておめでとうございます。

元旦の大きな揺れで始まった始まった一年ですが、お陰様で、桐の蔵、桑原家、関係する方々、共々、大きな被害もなく無事に過ごさせて頂いております。多くの方々からご心配のお声を頂き、本当にありがとうございました。

本日より仕事始め。

今年も一年、宜しくお願い致します。

桐の蔵   桑原 隆

今年も一年、ありがとうございました。

今年は10月にテレビ東京の番組「世界!ニッポン行きたい人応援団」の取材が入り、約10日間に渡り、ロジャースさんの桐たんす制作をお手伝いさせていただきました。

関東圏は12月4日に放送済。それ以外の地域は今後、放送の可能性があります。新潟県は2月又は3月だそうです。

そして今年も各地での展示会を始め、徳島県や青森県など、遠方へ桐たんすをお届けさせて頂く事が出来ました。

今年も私達・桐の蔵をご支持頂きました事、本当にありがとうございました。感謝致します。

2024年も皆様にとりまして良い年でありますよう、桐の蔵・職人一同、心からお祈り致します。

良いお年をお迎えください。

滋賀県k様の和たんすを制作する5

滋賀県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、タイコに中棚が入る位置をケヒキで印を付けていきます。

タイコに付けるサンの間隔を計算しています。

タイコに中棚を入れ込んでいきます。

タイコに中棚を立てています。

タイコのサンをカンナで削って面を取っています。

毎年のことながら年末に近づいているのですが、そんな感じは全くしないですね。あと数日で、今年が終わります。