1.会社での出来事

お彼岸に思う・・・。

    晴れ。    気持の良い天気でした。

今日は、祝日で工場はお休み。
ただ、今朝、早い時間に静岡からお電話を頂いたS様。
本当に、申し訳ありませんでした。
今日、午後から、どうしても行かなければいけないところがあり、
ご希望に応えることが出来ませんでした。

お彼岸は、やはりお墓参りと、仏様をお参りしなくては・・・。
と思い、午前中、隣りの親方の自宅に仏様をお参りに行く。
春と秋のお彼岸は、親戚のお参りもあり、私たち家族が行った時も
親戚のおばさん達が来ていた。

そのお参りを終え、お出かけする。
久しぶりの週の真中の祝日。
仕事をしている人たちも多く、私も早く工場に行って
明日からの展示会の準備に備えなければと思ったりする・・・。

何とか、所用を済ませ、工場に着いたの午後4時過ぎ。
明日から三日間の展示会のため、その間の段取りを済ませ、
明日からの新潟県上越市でにお展示会の最後の準備を済ませ、
午後6時前に帰宅した。

今朝は、母が作った「おはぎ」が自宅に届けられ、
子供たちが喜んで食べていたし、お墓参りにこそ行けなかったが
仏様にもお参りを済ませた。

いいお彼岸だった。

明日からは新潟県上越市での展示会です。
どうぞ、お時間を作ってお出かけ下さい。

弟と二人で、心からお待ちしています。

無駄をなくす・・・。

   晴れ。   暖かい。  

そんな事ばかり思っているわけではないが、用もないのに
付いている電気や、暖かいのに、付いているストーブが
いやに気になる。

そんな細かなこと・・・。
なのかも知れないが、そう言う事が気になる性格です。

新人の石山君には、余計な電気は消そうよ。と、
常に言う。
そういうところに、気が付くようになって欲しいと、私は思う。

何も、これは、仕事中の事だけのことではないだろう。
自宅に帰ったら、使っていない部屋の電気は消すだろう。
誰もいない部屋のテレビも消すだろう。
工場の、電気もそれと一緒ではないだろうか?

暑いのに、いつまでもストーブ、付けているだろうか?
この季節、難しいが、暑かったら消して、寒くなったら
また、付ければ良いではないか?

そんな、人間らしいと言うか、常に、気が利く人に
なって欲しいと思う。
そんな積み重ねが、無駄を無くす努力だと思う。

私、経営者的に見ると、そういうところに、常に目が行くが、
出来る限り、言わないようにしている。

余りにも、ひどいな。とか、
おい、気づいてくれよ!という時に、
心を鬼にして言う。

でも、こんな事って普通の生活から気づくことだと思うのだが・・・。
ちょっと、苦言めいたが、無駄な資源が使われるよりも、早く、
それを、無駄だと気づく人になって欲しいと、心から思う。

この事だけでなく、全てにおいて、そうなって欲しい。
私自身も含めて・・・。

いきなりの春。

    晴れ。    もう春ですね。

先週から、いきなり快晴で、暖かい日が続いている。
今日も、暖房も切って、腕まくりまでする暖かな一日だった。

ここに来て、急に春めいてきた。
もう、春なのだろう。

今日は、余りの暖かさに、仕事を終えて、何気に
車のタイヤを交換した。

でも、この天気が幸いするのか、嫁さんと次女は、
ずーーーとマスク。
そう、花粉症らしい。

いつも言うが、昔は、花粉症なんてなかった。
私なんて、杉の木の下で、毎日、遊んでいたし・・・。

でも、当事者はそうは行かないらしい・・・。
でも、嫁さんは、杉や稲など、その季節に応じて、
何だ、かんだといって花粉のせいにして鼻をかんでいる。

春が来ても、喜んでばかりはいられないものです。

日帰りで、どこへでも・・・。

   晴れ。   暖かかったみたい・・・。

今日は、富山市、そして、福井市と、北陸への桐たんすのお届け。
今朝は、結構遅めの朝6時起き。

弟が、風邪での病み上がりのため、急遽、職人・横山さんに
無理を言って、何とか、手伝ってもらった。

横山さん、何てったって朝が早い。
普段は、何でも午前4時頃には起きるらしい。
今日も、朝6時30分に行ったら、玄関前で、待っていた。

その後、高速道路を走り、富山市へ。
今回で、4本目の桐たんすをお届けに、M様宅へ。
もう、すっかりお馴染みになったご自宅です。

何事もなく、和室に収められ、お茶を頂く。
そこで・・・・。

桑原さん、桐で鏡台(三面鏡)作って欲しいんですけど・・・。と。
昨年、座布団たんすをお届けさせていただいた時にも、
そんな事を言われていたので、今回は、それなりに、資料を
用意していった。

だから、それなりに提案できたが、無事に作る事が出来るか・
すでに、ご注文はいただいたので、これから、必死に作り方を
考えます。

もう、桐たんすだけというのは、桐の蔵のミッションに合わない。
全てのお客様に、桐という素材を通して、喜んでいただける
ものを作っていかなければならない。

M様。
ありがとうございました。

その後、福井市まで走り、桐たんすをお届けする。

昼食は、私、お勧めの高速のパーキングの天丼セット。
ここの天丼は、高速道路のパーキングなのに、美味い。
それも、かなりいい味。

かき揚げの天ぷらを卵でとじて、そこに、かけ蕎麦が付いて
¥600は安くて、美味い。
横山さんもそれを食べて、美味いと。

で、帰りは、順調に走り、横山さんの家に着いたのは、
午後4時だった。

それを受けて彼は言う。
「おまえの運転では、どこでも日帰りできるな・・」と。

そんな訳はないが、私の基本は、どこでも日帰りである。
配達は、日帰りが基本。
出張も、基本は日帰りである。

今では、大阪、兵庫も日帰りです。
さすがに島根県は泊まりでしたが・・。

でも、運転は、年々、疲れます。
若いときは、何ともなかったのに・・・。

とりあえず、事故もなく、無事に帰れました。
M様。
ありがとうございました。

桐を焼く。

    晴れ。   今日も晴れて暖かい。

昨日、今日と、桐を焼いて仕上げる「焼桐」の作業が相次いだ。
昨日は、週末に富山にお届けする「掛け軸」を入れるたんす。

このお客様は、桐の蔵の桐たんすは、今回で4本目の
本当にありがたいお客様だ。

掛け軸を入れる桐たんすなのですが、仕上がりは、以外とモダン。
全体は、焼き色のこげ茶色ですが、金具は、銀色の角型。
本体も、四隅は、角なので、尚のこと、モダンに見える。

こんな感じもいいものです。

お客様には、焼桐仕上げでとは、お伝えしてあるが、
「金具は、どうしますか?」と聞いたら、「お任せで・・・。」ご返事だった。

このお任せって、以外と難しい。
今回のように、以前から4本も買っていただき、使っていただいている
お客様は、我々を信用して、言ってくださっているのだが、
さすがに、お任せとなると、趣味に合わなかったらどうしよう?と、考えてしまう。

今回も、高価な作品だし・・・。

でも、出来上がりは、多分、満足していただけると思う・・・・。どうだろう?

そして、今、さっきまで、倉庫の片隅で、「桐・米びつ」を焼いていた。
昨日、今日と、弟が風邪で休んでいるので、私がやる羽目に・・・。

自分の仕事も当然こなしながら、段取りを付けて、無理やり、米びつを焼く。
久しぶりにやった作業は、結構・・・。

でも、この作業は、私が弟に教えたので、私のほうが上手いのだが。
焼き桐って、桐をバーナーで焼き、その後、ススを落としていくので、
この作業をやると、鼻の穴まで、真っ黒になる。

今日も、この状態で帰宅です。

今日の陽気に誘われて・・・。

   晴れ。    暖かい。  いい天気です。

今日は朝から暖かい。
朝礼では、ストーブの周りに集まるのだが、今日はいつものように
ストーブの近くで・・・、とはいかず、あまりの暖かさに、職人・横山さんは、
「ストーブ消す?」と言う。

もう、新潟は春かもしれない。

そんな陽気に誘われて、この冬に持って来ていただいた、
「新潟県・十日町産」の新しい桐材を干そう!!と横山さんが言い出した。

この人。結構、そういう仕事が好き。
せっかく仕入れた材料が、干されもせず(冬で干せなかっただけなのだが)
にいるのを見ていると、せわしないらしい。

だから、久しぶりのこの天気に、思わずそういったのだろう。
で、言えばすぐに行うのは、桐の蔵の小回りの利くところだ。

今回の桐材は、「ホテ板」と呼ぶ、桐たんすの引き出しの両側に使う部分の板。
あらかじめ、それに近いサイズに切ってきてもらっているので、それを屋根まで持って
上がって、屋根に干す。

昔は、こうして屋根に板を干している光景を、そこかしこで見た。
今は、屋根に板を干す光景は少なくなったが、やはり、雨が当たり、日も当たる
屋根に板を干すのは、理にかなっている。

でも、そこまで持っていくのが辛い・・・。

でも、小池さんと、横山さんと私の三人で干したが、
今回の桐材は、いい!!。

さすがに、新潟県・十日町の桐だ。
柾目のものが多くて、いい材料だった。

これが使えるのは、まだまだ、先になるが、でも、楽しみ。
でも、久しぶりに重い板を持って屋根までいくと、虚弱体質の私にとっては、
結構、辛い。

でも、この陽気、完全にストーブを消して、気持ちがいい。
もう、これからは、こんな日が続くのかもしれない。

月曜日こそ、気合を入れて・・・。

     曇り時々、晴れ。     もう、春の匂いがしています。

昨日の、長男いさみのサッカーの試合の余韻を残しつつも、
今日は月曜日。
新たな一週間の始まりである。

この週末に、お取引先や、お見積もり中だったお客様の
返事を聞き、その後の、段取りをしなければならない。
月曜日は、朝から忙殺される。

本当に、日曜日の晩から、もうその戦争モードに入っていると、
言っても過言ではないくらい。

だから、日曜日の夕方の「サザエさん」を見つつも、頭は、
月曜日の朝の段取りを考えていたりする。

で、週明けの今日は、いつもよりも電話が多い。
そして、なぜか、せわしない。
そう、少しばかり、空気が動いている感じがする。

目先の動きは、相変わらず湿っているが、長い目で見ると、
何となく、空気が読めたりする。

でも、安心はしてられない。
常に、自分自身を、がけっぷちに置かなければ、私は、
すぐに甘えてしまうから・・・。

人間だから、すぐに楽な方に行きたがる。
それは、ホント、誰もがそうだと思う・・・。
でも、そこで踏ん張ってこそ、次代への経営者なのかもしれない。

きのうの名古屋交際マラソンのQちゃんも同じ思いだったのではないか?
「走るのを止めるのは簡単です」
でも・・・・・。

これは、マラソン選手だけではない、経営者、そして、すべての
方々に当てはまると思う。

走るのを止めた時。
それは、もう、終わりなのかもしれない。

大げさなことを言うつもりは、決してないが、
私に例えるなら、常に、走りつづけていたい・・・。
と言うか、走り続けなけらば、どうしようもないのだと思う。

自分の人生は一回きり。
だから、悔いのないように・・・。

こんな雰囲気が好きです。

    晴れ。  これからは、春が待ち遠しいみたい・・・。

工場がお休みの今日、私は、自宅にこもって、次の
リニューアルする作品の制作に必死だった。

そんな中、職人・横山松雄が、自宅で使う箱を作りたいとの事で
工場を開けた。
だから、弟が付き合い、二人で朝から工場での作業が
行われていた。

私も午前中で何とか目途がついたので、昼食後、
工場に行ったら、「今、出前を取った」とのこと。
しばらくすると、ラーメン屋さんが出前を持ってきてくれた。

以前は、こんな事が少なからずあった。
それも、職人・横山さんが多かった気がするが、
休日の工場で、職人さんと一緒に御昼ご飯のラーメンをすする。

私、こんな砕けた雰囲気が大好きです。
桐の蔵の工房は、職人さん同士の仲が良く、
本当にいい雰囲気だ。

小さな、小さな工房なので、小回りも利くし、
職人さんと、我々の意思の疎通も、すぐに出来る。
それが、この工房の強みなのかもしれない。

とかく、人間関係がギクシャクする今の時代だが、
桐の蔵の工房は、本当に、人に恵まれれている。

ホント、これだけは感謝している。
いい作品が、生まれる最低限の土台は、この「人間関係」が
関係していると思う。

安心して、最高の作品が生まれやすい雰囲気作りが、
自然に出来ているのだろう。

休日の今日。
久しぶりに、こんな事を感じました。

最高の作品は、最高の職人と、最高の職場環境から
生まれるものです。

三月は、ホント、大変かも・・・。

    曇り。  今年はいつまで雪が降るんだろう・・・。

三月に入り、年度末と言う事で、今年に限っては
何だか、忙しい。

まずは、今日。
長男、いさみが所属させていただいた地域のサッカー選抜の
クラブの今年最後の、送別会(?)があり、ただ今、嫁さんと
二人で出かけている。

そして、週が明けると、私の某商工会議所での卒業式があり、
その後、六年間お世話になった、地元のサッカークラブの送別会があり、
そこにも当然ながら参加。

その後、この三月の本番とも言うべき、長男いさみの小学校の
卒業式が待ち構えている。

卒業式の後は、子供たちを交えての謝恩会と、その晩には、
父兄の謝恩会(?)で、六年間の思い出を語ってくるようだ・・・。

この月だけで、私と嫁さんで、5回以上の夜の会に参加する。
こんな事って、初めてだし、どちらかが参加していたら、どちらかが、
他の子供たちを見なければならない。

今日、こうして書いている時も、嫁さんと長男を待ちつつ、
この日記を書いている。

数年前まではこんな事は考えられなかった。
でも、次男のたっくんが何とか大きくなってきたので
こんな事ができるのだろう。

今日は人生の節目での、飲み会でもあり、この機会は、二度とない。
だから、後悔しないように思い出を語って欲しいし、
記憶に残して欲しいと思う。

特に、今年、小学校を卒業する長男いさみに関する行事が多い。
この年は、もう、この時しか経験できないし、今、この時を悔いの
ないように過ごして欲しい。

後、数日で、小学校の卒業式だ。
長男は私たちにとって初めて子供だったので、私としては長男の
小学校卒業は、考え深いものがあるような・・・。

輝いている。

    曇り、時々、雪。     まだ、雪は降ります。

今月に入り、展示会で工房を空けることが多くなった。
そうすると、実質、新人の石山君の仕上げの仕事を、
サポート出来なくなる日が出てきてしまう。

そんなことを見越して、出来るだけ自分一人で出来るように
段取りを組み、少ないながら、、経験をさせてきた。(つもり・・・)

でも、そんな私の心配をよそに、石山君は黙々と、自分の
仕事を身に付けてきた。
特に、色を塗った後の「ロウ引き」と呼ぶ、桐たんすにロウを塗って
仕上げる工程は、ここ最近、目覚しいものがある。

この「ロウ引き」という作業は、仕上げの桐たんすの出来、不出来を
左右するといっても過言ではない工程だ。
これによって、高価な桐たんすが、より生きるのか、不評になるのか
そんな評価が分かれる、まさしくポイントだ。

入社当時、私は、このロウ引きの作業に関しては、口をすっぱくして
彼に言った。
まだ、まだ、入社当時は、「大丈夫なのか?」と本当に思ったし、
何度も、怒った(すまん)作業工程だった。

でも、ここ最近の出来は、本当にいい!!(というか素晴らしい)
ここで、あまり褒めるのもなんだが、この工程では、早くも
技術を身に付けつつあるかもしれない。

当然ながら、まだ、まだ、ミスは多い。
でも、そんなことは問題ではない。

これからは、経験と共に、技術が身に付いていく段階に入った。
黙々と、仕事に打ち込む石山君の姿は、見ていると何とも、純粋だ。

でも、彼が完成させてくる桐たんすの仕上げは、ホント、ツルツルで、
輝いています。

この桐たんすの仕上げは、かなり高いレベルだと思う。
この前には、お客様からは、相当、喜んでもらえた。

輝いてますよ。
桐の蔵の桐たんすは。

手前味噌ですみません。