1.会社での出来事

甘いものが・・・。

    晴れ。    暖かい。今日はTシャツでした。

4月の山場をやっと過ぎたと思う頃。
しかし、毎日の慌しさの中で、仕事に追われている。

そんなことは経営者である以上は、当然のことなのだが、
そう思っても、体が言う事を利かない現実もあったりする。

数日前に体調を崩してから、またまた、腰の具合が
思わしくない。
特に、朝起きたときは、ちょっと悲惨。
すぐには立てない。

でも、まだ40歳だぜ。と言い聞かせながら、
何とか必死に体を動かすのだが・・・。

そんな事もあってか、最近、なぜか、甘いものを
欲してしまう。
でも、それがない。

そう、桐の蔵の工場にも「おやつ」なんてないし、
家に帰っても子供たちのおやつなんて、すでにないし、
帰れば、一杯やってしまうので、甘いものを食べるなんて
時間もない。

でも、何となく、体が欲しているような・・・。

今週末も、ありがたいことに桐チェストのお届けが入っている。
でも、その後は、少し休めるかも・・・。

甘いチョコレートなんて、即効性があるような気がするのですが・・・。

新緑を抜けて・・・。

   晴れ。  快晴です。

昨日の日曜日は、早朝5時出発で、静岡市まで桐たんすの
お届けに行ってきた。

前日まで、体調が思わしくなく、かかりつけのお医者さんで
点滴を打ち、何とかこの配達に間に合った。

このお客様S様は、昨年、初めて静岡市で行った
桐の蔵の展示会にお出かけいただいたお客様。
でも、その場ではお求めにならず、今年に入って
桐たんすをお求めいただいたお客様だった。

このお客様はS様。
私は、展示会にお出かけいただいた時から、
とっても印象深く、覚えている。

このお方、本当に、優しさが溢れ出しているし、
常に、気使いが素晴らしい。

桐たんすのお届けでのお電話のやり取りでも、
電話口では、本当に優しく、我々のことを気遣ってくれる。

また、昨日も、桐たんすをお届けに伺った時も、
「遠くからお出かけいただき・・・」と気遣っていただき、
帰りには、お土産までいただいた。

そして、何よりも感動するのは、帰りに車を出して
出発する時には、御嬢様と一緒に、外まで出て
「お気をつけて。」との言葉を添えてくれた。

本当に、素敵なお客様でした。
S様。本当にありがとうございました。

さすがに太平洋側の静岡県は、暖かかった。
新緑の東名高速から見えるのは、急斜面に植えられた
茶畑。
こんなに急斜面でも茶畑って出来るものなんだと?
まじまじ思った。

昨年から、静岡県にはご縁がある。
もう、インターまでならナビなしでも行けるかも?

帰りは、弟の運転で、少しのハプニングも経験しながら
夕食前には帰れました。

S様、ありがとうございました。
今後とも、どうぞお付き合い宜しくお願いいたします。

段取り=先を読む力。

    晴れ。 暖かい。

昨日の夜のNHK「プロフェッショナル」仕事の流儀を
久しぶりに見た。
昨日は、赤字企業を立て直す再建のプロだった。

この方、どこかで見た事があるくらい有名な方なのだろう。
日本の数々の有名な企業を立て直してきた方だとか・・・。

後半は、我々と同じ木工の企業の再建に一生懸命だった。
でも、そんな会社は、ラインで製品を作っていく大きな会社。
我々とは、規模も売上も違う。

そんな会社でのチェックポイントは、無駄を殺ぎ落としていく
事だった。(ように思う)
3人でやっていたラインを一人で行ったり、
自分が行う工程の仕事時間をいかに短縮するかなど、
興味深く見させていただいた。

それを見ながら、桐の蔵に当然、当てはめてみる。
無駄はないか?
時間は短縮できないか?
段取りはどうか?

でも、桐の蔵はそんな規模でないし、
そこまでしなくても・・・。と思ったが・・・。

今日、ある工程で木屑が多く出る作業をしていた。
その工程を終え、出た木屑をホウキで掃き、ちりとりに
取ろうとしたら、職人・横山さんが来て、
「おい、ここでそれをやらずに、こっちでやったら木屑は機械で吸える」と
言ってくれた。

これって、昨日、プロフェッショナルで、まさに言っていったことだ。
木屑をちりとりで取るのではなく、その作業をする場所を
移動するだけで、床に落ちた木屑は、ちりとりで取らなくても、
集塵機(木屑を吸う機械)、で床に落ちた木屑を吸ってしまう
事が出来る。

さすが職人です。
私は、そんな先を読む力がなかった。

いつもこの作業は、その場所でやっていたから、
そんな事は、あまり考えなかった。

言われると、そうですね。
と思う。

まだまだ、勉強ですね。
企業再生者に言われなくても、職人は段取り(先を読む力)が
常に備わってるのです。

さすが!と感じた瞬間でした。

ふぅーーーーーーー。

   雨のち、曇り。    

週末は、新人石山君と初めてのタッグを組んで、杜の都
仙台市での展示会を行ってきた。

初日は、どうしたんだろう?というくらい、多くの方に
お出かけいただきました。
改めて、お礼をさせていただきます。
ありがとうございました。

日曜日は、その反動もあり、いつもの展示会に戻ってしまいましたが
今回の仙台での展示会は、多くの収穫がありました。

まずは、新人石山君。
さすがに大卒で、東京の会社で社会人として
揉まれていただけのことはありました。

電話での対応や、お客様への接客は、私が言わなくても
一通り、出来ていましたし、
今回の展示会で購入いただきました、G様の接客は
私につないでいただき、スムーズな商談をさせていただきました。

そして、初めての搬入・搬出も、若さを活かして、
力があり、本当にスムーズに行きました。
ありがとう!石山君。

そして、展示会を終えて帰宅したのは、予定よりも一時間
近く早かった、午後9時過ぎ。
私は、工場で後始末を終え、自宅に帰宅したのは、
午後10時を回っていた。

でも、今日は、東京への出張。
さすがに、ヘトヘトの体は言う事を聞かない。

だって、京都、新潟、大阪、仙台、東京と、
この一週間でこれだけの移動だった。

さすがに一週間の間、大阪・阪急百貨店に詰めている
弟も、辛いと思う。
何せ、毎日が午後9時までの営業だから・・・。

零細工場は、何もかもが一人でやらなければならない。
でも、桐の蔵は、もうそれが普通になっているので、苦に
ならないことが多いが、それでも、一週間缶詰や、
五都市への移動は、さすがに「ふーーーーーー。」と
なってしまう。

この慌しさも、今週まで。
その後は、少し休まれる?かも・・・。

でも、経営者には休みはないかな?
ここ、数日、日記も更新できず、申し訳ありませんでした。

大阪・阪急百貨店にお出かけいただきました、
K様。そして、H様。
ありがとうございました。

また、仙台でお求め頂きました、G様。
そして、I様。この場をお借りしまして、お礼を言わせて下さい。

ありがとうございました。

まだ、見ていない・・・。

   曇り・・。    ハッキリしない天気です。

4月の今月の忙しさのピークはまさに今週。
京都での展示会を終えて、深夜に帰宅し、
そして、一日置いて、火曜日からは大阪・うめだ阪急百貨店
での「ちちんぷいぷい物産展」の準備と初日を手伝い
昨日帰宅した。

そして、明日からの仙台での展示会に備えて
今日は準備のはずが・・・。
午前中は、桐チェストをお届けに新潟市内まで。

そして、午後からは現場でたまった仕事を時間に追われながら
する。
あっという間の終業時間の午後五時を迎えた。
時間って、待ってくれないんですよね。

そして、午後9時前に帰宅し、ホントに久しぶりに、
子供たちと話す時間が取れ、嫁さんとも話せた。

でも、食事をしながらなので慌しいったら・・・。
そして、何よりも残念なのは、今月、中学校に入学した
長男いさみの、学生服姿を、今だに見ていないのです。

小学校の卒業式にも行けず、中学校の入学式ににも
行けず。
その後は、ずーーーーと展示会があり、今週は
2日しか家にいない生活。

そんなんだから、久しぶりに会った、次男たっくんは、
何だか私を思い出すのに時間がかかったみたい。

そこに追い討ちをかけるように、明日からは仙台です。
長女は、「また・・・?」って呆れ気味に・・・。

宮城県の皆様。
どうぞ、お時間を作って、展示会場までお出かけください。
心より、お待ちしています。

今回は、大阪に弟が行っているので、私は新人の石山君と
いっしょに仙台入りです。
石山君には慣れない中、申し訳ないのですが
手伝ってもらうことに。

何とか、いいご縁に恵まれますように。
土曜日からの展示会、心からお待ちしています。

京都、新潟、大阪、仙台・・・。

   晴れ。   長男の入学式だった・・・。

昨日までの京都での展示会。
いつもこの時期なのですが、毎年の事ながら、桜と人が
満開の京都でした。

なぜ、桜って、こんなにも人をひきつけるのでしょうか。
でも、桜の木の下を歩きながら、展示会場に向かう、
そんなひと時も味わえました。

今回の京都での展示会、本当に、多くのお客様に
お出かけいただきまして、ありがとうございました。
また、お求め頂きました、多くのお客様、本当に、本当に
ありがとうございました。

昨日の深夜、日にちが変わる頃に自宅に着き、
お風呂に入り、ビールを飲む。
二日間の展示会を振り返り、思いをめぐらした。
時計を見ると午前1時。やばい・・・。

そして、明日からはまた、また、大阪。
昨年も呼ばれて参加した、阪急百貨店うめだ本店での、
「ちちんぷいぷい物産展」に今年も参加のため
弟と二人で、明日から大阪です。

この物産展、9日(水)から、一週間、阪急百貨店
梅田本店の7階で行われます。
どうぞ、関西地方にお住まいの皆様、お出かけください。
今回は、弟の鈴木が、一週間いますので、声を掛けてください。

で、私は、明日、明後日と大阪。
そして帰ってきて、金曜日からは仙台での展示会のため、
新人、石山君と週末は仙台入りです。

今週だけで、移動距離はどれくらいになるのだろう・・・。
4月は今週が忙しい山場。

さすがに、朝起きるのが辛い日々です。
でも、頑張ります。

古都へ・・・。

   雨。  雷も鳴っていました。

明日からは、京都での展示会に向けて早朝、出発する。
ここまでの展示会。
正直言って、厳しい展示会でした。

人生、山あり谷あり。
でも、そうばかり言ってられないので、何とか頑張るしかない。

どんなご縁があるのか・・・。
展示会に行く前は、いつも期待と不安が入り混じる。
でも、それって、誰にも分からないから・・・。

毎年の京都はこの時期、桜が満開。
それを見に、多くの方が京都に集まってくる。

我々に、お花見の余裕はない。
でも、京都に近づくにつれ、桜の花が満開になる
高速道路を走りつつ、目だけでも桜を楽しもう。

そして、土曜日からの展示会。
是非、関西にお住まいのお客様、お時間を作ってお出かけください。

心より、お待ちしています。

夢は・・・。

   雨のち、曇り。       肌寒い一日でした。

本格的に春休みが始った頃。
今週からは、桑原家の4人の子供たちは、全て、春休み。
だから、嫁さんは工房に来ない。

そのお陰もあり、仕事が増えてしまう。
こんな時、嫁さんのありがたさを実感してしまう。

ここのところ、日記の更新が出来なかった。
「うーーーーん、少し考えてしまうことが・・・」

でも、地球は回っているし、太陽の昇らない日はないし・・。
ラジオの番組の話ではないが、「一つ一つ、やっていくしかない」
後ろなんて振り向かないで・・・。

「夢は見るものではない。かなえるものだ。」
誰の言葉だったのか、忘れてしまったが、
ずーーーと、頭に残っている。

そうだ。
少年のように、純粋な気持で。
頑張る。という言葉は、少し辛いが、
それを意識せずに、やっていこうと思う。

また一つ、ジャンプの時かもしれません。

砥ぐ。

   雨。     三寒四温です。

先週末に届いたビジネス誌の表紙の裏面の特集は
宮大工・小川三夫さんだった。

この方、あの法隆寺の大修理や、薬師寺金堂復興などを手がけた
宮大工・棟梁の「西岡常一」氏の一番弟子の方。

私も、「木のいのち 木のこころ」など、宮大工というか、職人としての
心構えから、その生き様までを書いた本を読み、その名前を
知った。

そんな方が、ビジネス雑誌で語っていた。
「刃物を研ぐ事が全てだと」

会社経営でも、「砥ぐ」ことですと・・・。
全ては砥ぐことが基本だという。

砥ぐことで、仕事にウソをつかない心構えになるし、
その心こそが大事だという。(多分そんな話だっと思う)

宮大工小川さんの会社は、見習の職人さんも多い。という。
昔、小川さんは、10年間の見習い期間の間は、新聞、本、テレビは
禁止だったと言う。

でも、今の時代の見習いの人には、そんな規制はないという。
でも、新聞や、テレビを見る雰囲気ではないという。

夕食を終えると、誰ともなく、刃物を砥ぎに行くと言う。
それが、見習であり、修行なのだと・・・。

我々、木を扱い、それを生業にするものは、
基本中の基本が、道具を使いこなすことであり、
道具を使いこなすこととは、すなわち、刃物を砥ぐことだ。

刃物を砥げるようになると、それを使って仕事をしたいと思う
ものであり、どんなに切れるのか、試したいものだ。

最初は、そんなところから始るのだと思う。

いかに時代が変われど、インターネットが発達すれど、
職人の仕事は、まずは、道具を使いこなすことであり、
それは、刃物を砥ぐ事である。

その記事を読んで、私も修行時代を思わず、思い出した。
誰も使わなくなった、身の短いカンナの刃を、
仕事が終わった後、ずーーーーと研いでいたあの日。

どうやったら、刃先が丸くならないのだろうか?
どうやったら、切れるカンナが砥げるのだろうか?
それは、いつも、いつも自身に自問自答していた。

それがあったから、今があるといっても過言ではない。
小川三夫さんのような、経験まではいかないが、
その記事を読んで、久々に、修行時代を思い出した。

宮大工は、修行10年。
私、今年で、22年目だが、まだ、まだ追いつけない。

職人は、死ぬまで修行かもしれません。

月は見えなかった・・・。

   晴れ。    明日は雨みたいです。

金曜日からの新潟県上越市での展示会が終わった。
今帰ってきて、冷たいビールを飲み、ホッとして書いている。

今年に入って、今回で4回目の展示会。
そのどれもが、厳しい展示会だった。
今回も、初日、二日目と惨敗。
そして、今日、やっと日の目を見た・・・。

経営上で言えば、本当に厳しい展示会だった。
でも、それだけではない。
展示会に来ていただいているお客様の数は、多い。
そして、ご縁をいただいているお客様も多い。

来場してくださるお客様、そして買っていただけるお客様。
それは、誰にも分からないし、予測なんてつくわけもない。

それは、世間では、ついていた。ついていなかった。で、
片付けられることは多い。

年間、何十回と行う展示会も、ホント、こんな感じだ。
でも、その裏では、確かに、見えないところでの努力もある。

でも、そんなことを言っても、何にもならない・・・。
ビジネスで言えば、結果が一番だからだ。

今回の展示会場は、新潟県といえども、かなり離れている場所。
高速道路を使っても、往復200kmを三日間走った。
結構疲れた。

一昨日、昨日と、帰りには目の前に満月かと思うほどの、
まん丸のお月様が癒してくれた。

でも、今日は曇っていて、まん丸のお月様は見れなかった。
月って、何だか神秘ですね。

明日からは、気持も切り替えて、また、頑張ります。
厳しい展示会って、商売の神様がいたとすれば、
「おまえは、まだ、まだ、努力しろ!!」と、
言っているようなものなのでしょう。

「そんな年で、まだ、付け上がるな!!」と。

時代が、次々と、厳しくなってくる、日々。
気を抜くな!!!と、言っているのです。

何事も、経験。
そして、この厳しい展示会の経験を踏まえて、
この経験を、どう生かしていくか?

商売の神様がいたら、そこを見ているのかもしれません。