桐たんすの組み立て 新潟県H様の洋服たんすを作る

今日からは新潟県上越市からご注文いただきましたH様の洋服たんすの制作をお伝えしていきます。

なぜかここのところ、洋服たんすの注文が続き、今月だけで2本目。そして来月も1本とありがたいことに洋服たんすのご注文が続きます。総桐の洋服たんすはいいですよね。やはり今は洋服の時代ですし、高価な洋服を湿気や害虫から総桐の洋服たんすは守ってくれますから。

洋服たんすの立側。これを長さ切りで切っていきます。

実は、今回のお客様は和たんすと洋服たんすの2本セットでのご注文なのですが、和たんすの方は、すでに出来上がっておりますので、洋服たんすだけをお伝えしていきます。まずは、木取り(材料)一式を出してもらい、長さ切りでそれぞれの材料を、各々の長さに切っていきます。

洋服たんすの木取り一式です。


長さ切りで材料一式をそれぞれの長さに切っていきます。

その後は、それぞれの材料をカンナ掛けして仕上げていきます。そして次に、ホゾを取っていくのですが、洋服たんすは奥行きが深いので、通常のように機械でホゾは取れないので、手でホゾを取っていきます。

それぞれの材料をカンナ掛けしていきます。

今回手で取るホゾは、「蟻ホゾ」といい、引き出しの「蟻組」と同じ形のホゾを「蟻ホゾ」といいます。
その形を、鉛筆で印をつけ、縦挽きノコとノミで鉛筆で付けた線の蟻ホゾを取っていきます。

立側に鉛筆で線を書き、縦引きノコで切っていきます。


次に線の上にノミを入れ、ホゾを取っていきます。

縦引きノコとノミで大まかに蟻ホゾを取ったら、シラガキで細かいところを取っていきます。

蟻ホゾを取ったら、細かいところはシラガキで取っていきます。

蟻ホゾを取ったら次は、付属品で付く、小引き出しを作ります。そして地板の四方をシャコ万で巻いていきます。

付属の小引き出しを作ります。


地板の四方をシャコ万で付けていきます。

今日の私は昨日に引き続き、板を組んでいました。地板、先板、胴厚の上板と三種類の板を組みました。

今日組んだ板です。

また、午後からは製材所にお願いしていました、桐丸太の製材が終わったとのことで、「柾丸太」と「並丸太」の製材が終わり、柾丸太は午後から板干し場に運んでもらいました。

製材が終わった柾が板干し場に届きました。

また、やっと今日は天気になりしばらくこの天気が続きそうなので、明日、昨年の5月に干した板を倉庫に入れて、今日、製材が終わった板を干す作業に取り掛かります。

何とか連休前に板を干せそうで安心しました。
明日も、全力で頑張ります。

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