2021年 3月 の投稿一覧

東京都A様の整理たんすを作る2

昨日から始めました、東京都A様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、着々と進みます。

4cm厚の無垢板の上板のホゾを取り、胴付きノコで留め型を当てながら上板の留めを切っていきます。

地板に付く小箱を作っています。

上台の立側の地板が入る部分をノミで取っていきます。

上台に引出が入る部分をモノサシで計って、棚板の場所を印を付けていきます。

小物用の三ツ割の引出が入る棚板に、ツカを立てるため、ツカが立つ位置を定規で計っています。

上台の上板。引き戸が入る溝を掘りました。

奥様がホットプレスに入れている板は、特注のテレビボードに使用する板。

1m95cmの長いテレビボードのため、切った板は余裕を見て2mの長さ。ホットプレスに入る長さが2mのため、ギリギリです。ここは慎重にやっていきます。

新潟市までお届けでした。

昨日の夕方からの雪にはびっくりしましたが、今日はチラホラ降る程度。そんな中、新潟市までお届けに行って来ました。

お届けしたのは、桐テーブル、桐文机、桐イスの3点セット。昨年末に大丸の洋服たんすをお届けさせていただきました新潟市のY様のマンションにお届けさせていただきました。

洋服たんすのご注文の時から拘りがあり、材料選びから慎重に進めさせていただきました。息子様がお使いになる桐文机も、材料から細部に至るまで拘り満載の仕様です。

また、文机の上に乗っている茶筒も桐製。細かな柾目で仕上げた特注です。今回は2個目のご注文でした。

そして桐のイスと今回はダイニング系のご注文でした。Y様、ありがとうございました。

東京都A様の整理たんすを作る

今日の新潟は暖かな雨だったのですが、夕方から雪。おいおい!って感じです。今日の午前中は新潟市まで再生たんすのお届けをし、和室にあった素晴らしい書を拝見させていただきました。そして、今日からは東京都A様からご注文いただきました整理たんすの制作をお伝えしていきます。

今回は、大丸の整理たんすです。まずは図面を渡して、この一枚の図面で整理たんすを制作していきます。

長さ切りで、整理たんす一本分の木取り(部材)をそれぞれの長さ、幅に切り分けていきます。

上台の裏板をカンナで仕上げていきます。本体の内側に入る方を仕上げます。

立側の内側に入る方も、カンナで仕上げていきます。

4cm厚の立側と上板、地板のホゾを取って、下台の立側の留めの部分を留め型を当てながらノミで作っていきます。

ホゾを取った、上板、地板、立側。

今日は奥様がホットプレス(反ったり狂ったりしている板を熱で真っ直ぐにしていく作業です)私が、ここ数日切り貯めた板を、彼女なりに計算しながら各部材事に、きちんとホットプレスに入れてその後、置いておいてくれます。

慣れないと大変な作業ですが、ベテランですのでお任せです。

明日も全力で頑張ります。

千葉県M様の和たんすを作る4

昨日の新潟は天気も良く、暖かな日でしたが、今日も引き続き春満開の暖かさです。

先週までは、和たんすの本体を固めるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。裏板を木釘で打ち、カンナで裏板を仕上げています。

本体は四方丸(箪笥の四方が丸くなっている作り)です。内側の丸を小刀で削りながら丸く仕上げていきます。

台輪の制作に入ります。

立側(本体)が完成し、中に入る衣装盆(角盆)の枠を木釘を打ちながら固めていきます。

枠を固めたら、長さ切りで衣装盆の底板をまとめて切っていきます。

木釘で衣装盆の底板を打っていきます。

今日は一日中、板を切りました。3分板で底板、裏板、タイコなど。明日も全力で頑張ります。