神奈川県K様からご注文頂きました和たんすの制作ですが今回が最後です。
昨日は、小引き出しの底板を木釘で打ち、カンナで仕上げてペーパーをかけた所までをお伝えしましたが、今日のその続きです。
完成した本体(立側)に引出が入り、小引き出しも入りました。
丸盆をまとめてハタガネで締め、丸盆のホテ板をカンナで仕上げていきます。
ハタガネを締めたまま当て板の上に横にして、丸盆のカガミ板と先板をカンナで仕上げていきます。
観音開きの扉を仕込んでいきます。扉を上台の中に入れ、上下左右きちんと合わせていきます。扉の真ん中に「めしあわせ」を入れ、扉の仕込みを調整していきます。
カンナを擦り台に乗せながら、扉の側面を削っていきます。
そしてまたたんすに合わせていきます。合わせては削り、また合わせては削りを何度も繰り返して扉を仕込んでいきます。
そして最後に扉をカンナで仕上げて完成となります。この後、塗装、金具付け、調整、検品、梱包、お届けとなります。
今日も親方がやって来て「柾割」をやってくれました。83歳、まだまだやれそうです。
明日も全力で頑張ります。