桐たんすの組み立て 山口県M様の和たんすを作る5

山口県M様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先週は、上台と中台の重なりを見ているところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台と中台の重なりを終えたら、今度は、中台と下台の重なりを見ていきます。中台と下台を重ねて逆さにして、下台の重なり具合を見ながら調整していきます。

重なりがぴったり合ったら、重ね板に重ねのサンを木釘で打って、上台、中台、下台のそれぞれがズレないようにサンを打って固定していきます。

上台、中台、下台と重ねていますが、逆さになっています。上から、下台、中台、上台の順になっています。ハタガネで固定しています。

それをその形のまま横に寝せます。横に寝せたまま立側をカンナで一気に仕上げていくのですが、いつもであれば、長ハタガネが届く長さなのですが、さすがに2m36の高さとなると、長ハタガネでも届きません。途中、ハタガネを足して、やっと届いて固定することが出来ました。

そして、2m36cmの高さの立側を一気にカンナで仕上げていきます。

ハタガネで固定したまま今度は仰向けに寝せて、前面をカンナで仕上げていきます。

立側の仕上げが終わったら、下台に台輪を付けて確認しています。

そして台輪の上に立側本体を乗せて、本体が完成しました。幅1m6cm、高さ2m36cm、奥行45.5cmの和たんすの本体です。

本体が出来たら、中周り(衣装盆)の制作に入ります。

今日も親方が工場にやって来ました。先週からのやり残した仕事(柾割)をやり終え、今日で終了。また、仕事が出たら呼んでな。と言い、帰っていきました。

明日も全力で頑張ります。

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