長いゴールデンウイークを挟んでしまい、だいぶ空いてしまいました。千葉県S様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先日は、ヘギ(角盆)の底板を打つところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

ヘギ(角盆)の枠にのりを付けて底板を乗せ、ドリルで穴を開けてから木釘を打って底板を止めていきます。

今回の和たんすは、ヘギの下に衣装盆を乗せる「受け盆」が付きます。それをカンナで仕上げていきます。

観音開きの中にある、小引き出しを固め、底板を打ち、引出しの角をカンナで面を取っています。

ヘギ(角盆)の底板をカンナ(長台、台の長いカンナ)を使って仕上げていきます。底板を仕上げる時は、底板が直接カンナにぴったりと当たるように、ヘギの下に台を入れて、底板がカンナに直接当たるようにしてから、カンナで仕上げていきます。

和たんすの本体は完成し、引出し、ヘギの底板を勘案で仕上げています。

受け盆の周りの面を取っています。引き出しやすいように、手がかかる部分も彫り込みました。

ヘギの上面もカンナで仕上げていきます。

観音開きの中の小引き出しのホテ板(側板)をカンナで削り、本体に入れていきます。

先月からの非常事態宣言が続き、県をまたぐ移動が自粛されているため、桐たんすのお届けが出来ず、桐たんすが溜まっていきます。もう少しの我慢です。