桐たんすの組み立て 東京都S様の和たんすを作る2

先週から始まりました、東京都S様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先週は、タイコのサンを仕上げたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

タイコにサンを木釘とのりで接着し、はみ出たのりをブラシで拭き取ります。

タイコにサンをしっかりと接着させるために、プレスで少しの間押さえます。

上板に戸渡り(観音開きの扉がこれ以上入らないようにする桐の部材を戸渡りと言います)を木釘で打っていきます。

観音開きの中に付く、小引き出しが入る部分、中棚とツカを組み立てます。

棚板が立側に入る部分を作るため、胴付きノコで切っていきます。

タイコに付けたサンをカンナで仕上げていきます。

タイコに、先程の中棚とツカを組み入れ、木釘を打って止めていきます。

下台の立側の溝に棚板を入れ込んで、立側からドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。

タイコと中棚とツカを固めたものを、立側に入れ込んでシャコ万とハタガネで固めます。

今日の私は、柾を割ります。いつもは親方にお願いするのですが、今日は私が担当です。昔、和歌山県での修業時代にこの「柾割」の仕事は、ずっとやっていましたので、体に染みついています。ですので、自然と体が反応しますね。

明日も全力で頑張ります。

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