2019年 7月 の投稿一覧

桐たんすの組み立て 福岡県F様の和たんすを作る2

昨日から福岡県F様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えさせていただいておりますが、昨日は中棚にツカを立てたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


ツカと中棚を固めたものを、タイコの中に組み入れ、上板を乗せます。


中棚とツカをタイコに組み入れて、それを立側の中に入れて、しっかりと固めるため、シャコ万と長ハタガネで締めます。


上板を長ハタガネとシャコ万でしっかりと止めていきます。


下台も固めますが、少々端折って、下台の裏板を木釘で打っています。


裏板を打った下台の立側をカンナで仕上げていきます。


上台の上板ののりが乾くまでの間に、台輪の制作に入ります。


今日の私は、7分板を切り、板盆の材料と丸盆、チェストのホテ板を組みました。


明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 福岡県F様の和たんすを作る

週末は、東京・代官山での展示会でした。金曜日の早朝に弟と2人でトラックにたんすを積んで出かけ、週末の3日間の展示会を行い、昨日の夜に帰ってきました。

東京は金曜日は曇っていて蒸し暑かったものの、土曜、日曜と雨。そして少しわかりにくい会場にも関わらず、多くはありませんでしたが、ご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。


どちらかと言うと小さな会場なのですが、緑に囲まれたヒルサイドテラスの一角にあり、静かで雰囲気が私は好きなのですが、欲を言えば、もう少しわかりやすいところにあるといいのですが・・・。(迷いながらもお出かけいただきましたお客様、ありがとうございました)

さて、今日からは福岡県からご注文いただきましたF様の和たんすの制作をお伝えしていきます。


まずは木取りを出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を各々の長さに切り分けていきます。


それぞれの部材をカンナ掛けしていきます。


下台の地板の入るところをノミで欠いて作っていきます。


タイコに入る中棚の位置を決めて、シラガキで印をつけます。


タイコに衣装盆が入るサンを木釘で打っていきます。


上台に付く「戸渡り」を作っています。「戸渡り」とは、観音開きの扉が、それ以上奥に入らないように、扉を止めるものを「戸渡り」といいます。


中棚にツカを立てて組み立てます。


今日の私は、午前中の奥様が貼った「底板」を自動カンナに掛け、超仕上げを掛けて底板を作っていました。


その後は、大阪からご依頼いただきました再生たんすが完成したので、その調整と、梱包を行っていました。

年のせいで週末の展示会の疲れが取れませんが、明日も全力で頑張ります。