桐たんすの組み立て 大阪府K様の洋服たんすを作る

週末は名古屋での展示会でした。金曜日の午前中いっぱい工場で仕事をし、午後から名古屋に向けてトラックを走らせましたが、名古屋に近かづくに連れ、桜が咲き何とも言えない華やかな気分になります。
(写真も撮らずすみません)

そして土曜日の早朝に搬入・準備をし即、展示会を開催しました。全国的なのか、2日間ともに寒い名古屋でしたが、お越しいただきましたお客様、本当にありがとうございました。展示会を終え名古屋を出発したら、名古屋市でもあられが降り、帰りの上信越道の妙高付近も雪。今年は雪が少なかった割には、いつまでも冬が続いています。

さて先回は、大阪からご注文いただきましたK様の和たんすの制作をお伝えしてきましたが、ほぼ完成を迎え、今日からは同じくK様の洋服たんすの制作をお伝えしていきます。(K様からは和たんすと洋服たんすの2本セットのご注文でした)

K様の和たんすがほぼ完成し、次は洋服たんすを作っていきます。

まずは洋服たんすの木取りを出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を切り分けます。その後は手カンナでそれぞれの部材を仕上げ、そしてホゾを取ります。

洋服たんすの場合は、奥行きが和たんすよりも深いので、機械でホゾを取ることが出来ないため、手(毛引きとノミ)でほぞを取っていきます。

洋服たんすのホゾを毛引きとノミで作っていきます。

昔は、こうして全て毛引きとノミでホゾを取っていたのですが、今は機械があるので、機械でホゾを取っていますが、手作業でホゾを取る作業は、洋服たんすのような奥行きがあるたんすでは、ホゾの枚数が多いため結構大変な作業になります。

上台の左右と下台の左右の計4箇所のホゾを取っていきます。

ホゾを取る場所は、上下左右の4箇所です。ホゾを取ったら、地板の入る部分を作り、本体の内側外側の面を面取カンナで取っていきます。

ホゾを取ったら、立側の内側と外側の面を取っていきます。


面は面取りカンナで取っていきます。

今日の私は、展示会で居なかった分の遅れを取り戻すべく、和たんすの観音開き、立側、カガミの芯などを作っていました。

さすがに次から次へとやることが出てきますが、やることがなくなったら終わりですから、これはこれで大事なことです。
明日も全力で頑張ります。

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