宮崎県 M様の桐たんすを作る 途中から 2

雨水の昨日、新潟は午後から雨になりそれ以降ずっとかなりの雨が降り続いていました。今朝になっても、暖かな雨です。

昨日は仙台まで桐たんすのお届けでしたが、今日は、宮崎県のM様からご注文いただきました和たんすの制作の続きをお伝えします。

立側が立ち、引出し周りに入ったところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。まずは、衣装盆(丸盆)の制作から入ります。

最初は、丸盆の材料をカンナで仕上げます。次に、底板の入る部分の溝を昇降盤で取ります。そして、丸盆の継ぎは「留め」(45度)で継いであり、そのために丸盆の四方を留め(45度)に切ります。

丸盆の継ぎのため、留めに切ります。

留めに切ったら、切った部分の木口にのりを付け、自転車のチューブを使って固定し、四方を貼ります。そのまま、のりが乾くまで時間をおきます。のりが乾いたら、一枚一枚チューブを外します。

丸盆をチューブで固定し、のりが乾いたらチューブを外します。

その後、丸盆は付け丸仕様なので、外側の角をのこぎりで切って、外側の切った部分を内側に貼り付けます。この貼り付けた部分を後で、削って丸くしていきます。

丸盆の内側の丸を作るため、外側の角を切ります。

外側の角をのりで内側に付けたら、のりが乾くまで、引出しに入ります。そして引出しをカンナで仕上げていきます。

その切った角を丸盆の内側に貼ります。

今日の私は、午前中は板貼り、その後、完成した桐チェストの調整と点検、梱包までと思いましたが、正午近くにお客様が来店し、桐たんすの説明をさせていただきました。

調整と点検を終えた桐チェスト

その後は、組合の展示会の搬出のため、ダッシュで新幹線に乗り東京まで。搬出を終え、日帰りで新潟に戻りました。2週間の長い展示会がやっと終わりました。

今月3回目の東京です。

明日も全力で頑張ります。

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