桐たんすの組み立て 東京都S様の和たんすを作る 6

この冬最強の寒波がやって来ているようで、全国的に寒い日が続くようです。今日の新潟は薄っすらと雪が積り、久しぶりに寒い朝を迎えました。

薄っすらと雪が積もった工場。

東京都S様からご注文いただきました和たんすも佳境に入ってきました。昨日は、ヘギ(衣装盆)を作りましたが、今日は引き出しに入っていきます。

まずは蟻組を取ったカガミ板にホテ板、先板を組んでいきます。カガミ板とホテ板はのりを付け、蟻組みに玄能で最初叩いて入れ、そこからは打ち当てを当て、叩きながら入れていきます。

蟻組みのカガミ板にホテ板を入れていきます。


打ち当てを当てながら入れていきます。

カガミ板にホテ板を入れたら、次はホテ板と先板を入れていきます。ホテ板と先板はホゾ組みを取っていますので、そこにへら棒と呼ぶ、のりを付ける棒でホゾのところにのりを付け、ホゾに入れていきます。

へら棒でのりを付けていきます。

ホゾは最初手で叩き、打ち当てを当てながらホゾに入れていきます

ホテ板と先板を組んでいきます。

そして引出しの枠が完成しますが、その枠がしっかりと直角に出来ているかを、定規を当てて確かめます。

組んだ引出しが直角かどうか定規を当てて確かめます。

大きい引出し3段と、観音開きの中の小引き出し3個の枠をまずは固めて、その後に底板を木釘で打っていきます。

引出しの枠をまずは固めます。


その後、底板を木釘で打っていきます。

今日の私は、昨日、一昨日と奥様が貼ってくれたヘギ底(衣装盆の底板)を削って仕上げ、完成させていました。ヘギ底は、傷や変色、節などもあったりするので、それがあれば一つ一つ抜いていき、きれいな板にするため、結構な手間が掛かります。

その後は、板を貼り、立側を削って作るなどの木取りを続けていました。明日からは三連休、寒波の影響で寒い三連休になりそうですが、私は工場で全力で頑張ります。

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