桐たんすの組み立て 東京都S様の和たんすを作る2

今日の新潟は曇ってはいたものの気温が上がり、春一番が吹いたとか。全国的にも気温が上がったところが多かったようですね。


今月2月7日に発売になる雑誌「ミセス」の3月号に桐の蔵の桐たんすを始め、桐チェストが掲載されます。お時間がございましたら、ご覧いただければ幸いです。


桐の蔵の桐たんすと桐チェストが紹介されています。

さて、先週から東京都S様からご注文いただきました和たんすの制作に入っておりますが、今日はタイコのサンを打つところから始めます。

タイコのサンを木釘で打って止めていきます。

タイコのサンとは、観音開きの衣装盆が入る場所を「タイコ」と呼び、タイコのサンとは、衣装盆が乗るサンを打つことを言います。

タイコに衣装盆が入る間隔を開け、木釘でサンを打って止めていきます。その後は、下台の引出しが入る場所を計算しシラガキで印を付けていきます。

下台の引出しが入る間隔を計算し、シラガキで印をつけます。

そして観音開きの中の小引き出しが入る「中棚とツカ」を組んでいきます。

中棚とツカを組みます。

タイコのサンを打ち、中棚とツカを組んだら、タイコ、中棚、ツカを組んでいきます。(観音開きの中を組んでいきます)

観音開きの中のタイコ、中棚、ツカを組んでいきます。

その後、立側に上板と今固めた、タイコ、中棚、ツカを合わせて組んでいきます。木釘とノリで固めて行くのですが、はみ出たのりはすぐに固まってしまうので、ブラシで丁寧に拭いていきます。

立側にタイコ、中棚、ツカを合わせて組んでいきます。

上台の立側を組んだら、今度は下台を組んでいきます。立側に棚板、重ねを乗せ、まずは木釘で打ち固めていきます。

下台の重ね板を木釘で止めていきます。

今日の私は、週末の土、日と間に合わない木取りをやっていましたのでその続き。立側を作り、上板、ホテ板を切り、柾を貼ったりと目まぐるしく動いていました。

ちょっと動くと暑くなるような天気でしたので、仕事もはかどりました。
明日も全力で頑張ります。

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