桐たんすの組み立て 秋田県K様の整理たんすを作る 


昨日の夜からチラチラと雪が降り始め、今朝、どのくらい積っているのだろうと思い、起きてみれば、以外にも少ない新潟です。

今日からは秋田県からご注文いただきました、整理たんすを造っていきます。今回のお客様のご希望は、重ねても降ろしても使えるようにして欲しいというご希望でした。これを叶えるために、いろいろと試行錯誤を重ね制作していきます。


まずはご注文いただいた桐たんすの木取り(部材)を出し、図面を見ながら長さ切りで、各々の長さに切り分けます。

その後は、各部材のカンナ掛けです。棚板、裏板、立側、地板、上板、それぞれの内側に入る部分をカンナ掛けします。


棚板をカンナ掛けしています。

そして上板、立側のホゾを取ります。(ホゾ取りは機械で取ります)ホゾを取ったら、棚板の立側に入る部分を
毛引きで印をつけます。

次に地板の入る部分を昇降盤でカッターの線を入れ、ノミで地板が入る部分を取っていきます。その後は、立側に棚板が入る溝を掘る線を付けていき、溝を掘っていきます。


地板が入る所を作り、棚板の入る位置に印をつけます。

今回ご注文頂いた桐たんすは、焼き仕上げという桐をバーナーで焼いて焼き色を付ける仕上げで、完成してからでは焼きずらい部分を、立側を固める前に焼いていくために、棚板を重ねて焼いていきます。

立側を立てる前に、引っ込む作りの棚板をこの後、焼いていきます。

その後、立側に棚板が入る溝を掘って、立側を立るための準備を行います。

今日は、今まで切りためておいた各部材の板を、熱でプレスして反りや狂いを直すホットプレスの作業を奥様が行う日。切りためた板は結構あるのですが、まだ、引き出しの底板が足りなかったので、朝から底板を切り続けていました。

今まで切った板。

その傍らで、奥様は黙々と板をホットプレスをして板を真っ直ぐにしていきます。このホットプレスの作業を「段取り8分」と言い、自身の頭の中で、板の長さ、幅、厚さを見極めて、計算しながらやっているようです。
でも、ホットプレスにかけた後、板を積んで置くのですが、これがきれいに積んであって、この後の作業がしやすいです。

ホットプレスをしてきれいに積み上げられた板。

明日もこのホットプレスの作業は続きます。明日も全力で頑張ります。

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