桐たんすの木取り  柾を切る

今日は、年始の挨拶にと言うことで、親方が工場にやってきました。工場の階段を登り、二階で作業をする職人さんに挨拶に行っていました。今年で83歳、まだまだ元気です。


事務所で休憩中にお茶を飲む親方。

今日の私は、「柾」を切りました。柾板は、約6mm程の厚みの板ですが、柾目の部分が多く取れる桐丸太を、製材所で柾挽きにして(それが厚さ約6mm)、それを職人さんの手で一枚一枚干していくのです。


柾板を切ります。

約1年間干して、渋を抜き乾燥させた柾板を倉庫から取ってきて、注文のある桐たんすの図面を見ながら、柾板をそのサイズに切っていくのです。

柾板はいろいろな場所に使います。観音開きの扉の表と裏。引き出しの表と裏。引違い戸の表と裏。そして、古くて修理を依頼された桐たんすにも使います。今日は、そんな修理を依頼された桐たんすに使う柾を切っていました。
その他に、昨日の続きの4分板を組み、奥様が貼った板を削ったりの仕事でした。


奥様が貼った板は、私が削ります。

実は、今年から新たな事を始めているのですが、それを担当している弟と、進行中に、いろいろと話し合うのですが、それがとてもワクワクします。こんな感じになるのは、ホント、久しぶりで、この仕事をやっていて良かったなぁと感じる瞬間でした。

この新たな取り組みは、今現在、まだ言えないのですが、この分野、私はホント好きで、今後の新たな柱になると思っています。休憩中にも、弟、奥様、私の3人で、話し合ったのですが、奥様も好きな分野みたいです。

まだまだ完成まで時間が掛かりますが、作り手がワクワクする事って大切ですよね。
明日も、全力で頑張ります。

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