親方に板を組んでもらいました。
今日は、昨日の内にチェストのホテ板、ヘギのホテ板、丸盆のホテ板を作って置いたものを、親方に組んで欲しいとお願いし、工場に来てもらいました。(私だけでは回らなくなってきました)
そして奥様は、昨日に引き続き、大量の引出しの底板を貼る作業に没頭していますが、私は、次から次へと足りない木取り(部材)を作らなければならないので、今日は朝から、地板を作ります。
4分板の地板を組みます。
地板は桐の蔵では4分板を使います。先日、ホットプレスにかけ、狂いや反りを取った4分板を、自動(自動カンナ)にかけ、荒削りしたあと、あいば擦って板を組みます。4分板は、地板、胴丸の上板など、いくつかの部材を組んでいきました。枚数にして全部で40枚ほど4分板を組んだでしょうか。
下三の裏板。これは大きなハタガネで貼ります。
その後は、下三と呼ぶ、和たんすの裏板を作ります。下三とは、和たんすの基本の形で、本体は2つに分かれる形で、上台の部分は観音開き、下台は、引出しが3段の和たんすです。下台の引出しが3段あるので下三と呼びます。その上台、下台の裏板を作りました。
傷のある板。
傷を抜いた板。
今までと同じように、ホットプレスで狂いや反りを取った3分板(裏板は3分板です)を自動(自動カンナ)にかけ、荒削りし、あいばを擦って板を組むのですが、この段階で、傷がある板もあります。傷は、丁寧に抜いて、その部分を接着すると分からなくなります。
貼るのを待つ大量の板。 奥様も必死です。
ここまで来た段階で、やっと少し、先が見えて来るような気がしてきました。その反面、貼るのを待つ板が大量に出来て、担当の奥様は必死です。
明日は私は立側(桐たんすの本体の側板)を作ります。明日も、全力で頑張ります。