桐たんすの木取り  底板を貼る、鏡板を作る


まずは底板になる板を、一枚一枚を貼っていきます。

今日も底板を貼ります。引出しの底板は、幅が広いため、2回に分けて板を貼ります。まずは、一枚一枚を貼り、それを削って仕上げた板を、最終的に3枚合わせて大きなハタガネで一枚に貼ります。


大きなハタガネで、3枚の板を貼って、一枚の底板が出来ます。

今日は2回目の大きなハタガネで、3枚の板を貼っていく工程。それを担当するのは奥様。もう、何も言わなくても、完璧に貼ってくれます。今日は、ずっと底板を貼ってくれていました。


完成した引出しの底板。

その間、私はというと引出しの鏡板を作っていました。これも多分、加茂独特の言い方だっと思うのですが、引出しの前板を加茂では「鏡板」と呼ぶのです。私の修行の地、和歌山県では、「前板」と呼んでいました。

何で鏡板なのか?、インターネットで調べましたが、いろいろ有ったのですが、一番近いのが、「壁、天井などに張る、平らで滑らかな一枚板」とありました。多分、引出しの前板は、「平らな一枚板」ということなのでしょうか。それとも、一番大切な部分(鏡)という意味合いなのでしょうか。

今日作った鏡板は全部で、30枚。三割の小引き出し用が9枚でしたので、結構な数。午前中は、ずっと鏡板づくりでした。


引出しの鏡板を作っています。

午後からは、一回目に奥様が貼った底板をまた自動(カンナ)に掛ける作業。そして、午前中に作った鏡板に、表柾と裏柾を貼る作業を行っていました。

奥様は、明日も引出しの底板を貼り、私は、観音開きの扉を作ります。明日も、全力で頑張ります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求