桐たんすの木取り  底板を作る。

11月に入りました。昨日と同様、今日も足りなくなった木取り(部材)との戦いでした。が、午前中は、長岡市まで桐たんすのお届けに行ってきました。

予定では、午前11時頃には帰れる予定でしたが、押せ押せのお届けで、帰ってきたらちょうど正午。人生、何があるか本当に分かりませんね。


奥様が貼ってくれた引出しの底板。 ホント、仕事が早くて感謝です。

正午に帰ってきて、昼食を挟み、午後からの段取りを考えます。奥様が午前中に貼ってくれた底板を削って、底板を作らなければならないのですが、その他にも、今日、やらなければならないことが次から次へと降ってきます。

急遽、立側を作らなければ間に合わないことに。ホント、マーフィーの法則の如く、無くなるのは一斉です。
その後は、立側を作って終業を迎えようと思ったのですが、なかなか思うようには行かず、明日に回すことに。


山形県酒田市から依頼された修理の桐たんす。 緊張と責任とプライドで修理します。

そうしたら、仕上げ職人の石山君が、数日かけて仕上げた、再生たんすが出来上がっていましたので、その調整をすることに。
このたんす、山形県酒田市から修理を依頼されたたんすで、弊社に届いた時から雰囲気が違っていました。

どう見ても、酒田船箪笥の面影を残しているたんすでした。その修理・再生を承っていましたので、相当な責任と、何とかしてきれいにしてお戻ししたいとの職人のプライドで、この仕事を請け負いました。完成したたんすを見て、これで良かったと思いました。修理する職人さんと、仕上げる職人さんの思いが一致しました。


こんなたんすは中々、お目にかかれません。きれいに完成して、本当に良かったです。

本当に、桐たんすはどんなに古くなっても、その当時の思い出と、その方の思いを現代に繋いでくれる素晴らしい日本の文化だと思っています。

古い桐たんすの再生事業を立ち上げて良かったと、本当に感じています。明日は工場はお休みですが、私は仕事です。
休日こそ、全力で頑張ります。

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