新潟は、朝晩の風はかなり冷たくなり、桑原家の居間にはヒーターも登場しました。
そんな中、今日は、久しぶりに親方が工場にやってきました。
昨日から、親方のために仕事を作っていましたので、その仕事の事を伝えたら、早速「明日、工場に行く」とのことで、8時過ぎのバスに乗ってやってきました。
柾を柾割機に通す親方
82歳の親方は、まだまだ現役ですが、仕事を作ったと行ってもそこはやはり、軽い作業で、今日の仕事は、胴丸の胴巻きの面取りと、柾を柾割機に通す作業の2点。
面取りカンナで、胴巻の面を取る作業
それでも、休み休みやっていましたから、やはり疲れるんでしょう。でも、工場に来ると何だか、イキイキしているような気がするのは、気のせいでしょうか。
柾目を選別しています。
やはり人間は、仕事があるってのは大事なんですね。
明日は病院だからと、仕事は全て終わらせずに、「また来週来るから」と、お昼前に帰って行きました。
いつも展示会中に「たんす売れたか」と連絡をくれ、心配してるんだぁと感じていますが、昭和の激動の時代を、桐たんす作り一筋でやってきた親方には、今のこの時代はどのように写っているのでしょうか。
今では、全てが私に任されていますが、出来る時だけでも、工場に来て一緒に働けたらと思っています。