今年の板干し。

    晴れのち、曇り。   暖かな日でした。

桐たんす工場のとても大切な仕事の一つ、
桐板の板干しを今日、行いました。

桐丸太を製材所で、各の板の厚みに製材し、
それから桐の渋を抜くために、また天日乾燥をかねて、
外に板を干す作業です。

製材された桐板、一枚一枚を手で干すのですが、
桐の蔵にある板干し場2カ所が、ここ数年、手狭になってきたので
今回、工場の近くの空き地を借り、そこを板干し場にすることに・・・。

この新しい板干し場を作る作業を、数ヶ月前から弟と
2人で、少しずつ進めてきました。

で、今日、板の製材も終わり、天気にも恵まれたため
職人さん全員で板干し。
今回は、並板と呼ぶ、桐たんすの引出しの側板や先板に使う板を中心に、
干しました。

今回の板も、十分にいい板でした。

そうこうしていたら、製材所から
「柾板の製材も終わりました!」との電話。
天気の良いうちに!とのことで、午後からは
柾板(柾目の取れるいい板)の板干しを行いました。

さすがに柾板干しは、前屈みになってやる作業が多いので
腰にきます。
うーーーん、腰が・・・。

また、午前中に干した、並板を干すパイプが足りず、板が余っているので
何とか早急にタンカンで、作らないとです。

明日は、少し残った板を干してから、通常の仕事に
移るかも・・・。
また、昨年末に仕入れ、預かってもらっていた
新潟県津南町産の桐丸太も、そろそろ、こちらに
持ってきてもらわないとです。

梅雨に入る前に、桐板を干すのが、毎年の決まり。
今年は、梅雨前に、何とか干せそうです。

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