ガス屋のおばちゃん。

晴れ。  今日は暑かったです。

週明けの月曜日。
今日は全国的に気温が上がり、新潟でも夏日になりました。

桐の蔵は角地に建っているため、日当たりが良く、工場の二階は
けっこう気温が上がります。

そんな中、今日はガス屋さんのおばちゃんが集金に来られました。
このおばちゃん、年齢は70歳を過ぎていると思うのですが、いつも明るくて元気。

私が桐の蔵に入社したのが20歳の時、そのときにはすでに工場に出入りして
いましたので、お付き合いは、私が30年。桐の蔵としてのお付き合いは、
それ以上になります。

いつもは嫁さんが応対して、現金でお支払いするのですが、今日は嫁さんは
二階で作業をしていたので、たまたま一階にいた私が、現金でお支払いしたのでした。

お支払い中に、玄関先に腰を下ろし、領収書を切りながら、他愛もない世間話を
するのが、このおばちゃんのスタイル。

今日は、久しぶりに応対が私だったので、ホントは土曜日に来たんだけれど、
休みだったので・・・など。

土曜日休みのところが増えたね、やっぱり、時代も社会も変わってきて、それに対応していかないとね。などと、いろいろな話をしてきます。

その間、私はニコニコしながら、うなずいて話しを聞いているだけなのですが、
こんな時代になって、暖簾を降ろすところも増えたけど、私に頑張りなよ!って、
励ましてくれます。

そして、あなたのお父さんもお母さんも、この工場作って、必死になって
頑張ってきた姿、私、見て来たけど、どこもその時代はそうやって頑張って
きたのと。創業当時からの桐の蔵の過程をお話ししてくれました。

あんたのお嫁さんも、工場一緒に手伝ってくれて、良かったじゃないの。と。
「あのお嫁さんと一緒なら大丈夫!あなたのお嫁さん明るいから!!」と
嬉しいお言葉をいただきました。

こんなところに書くことじゃないのですが、確かに、私の嫁さん、本当に明るいです。
何度も彼女に助けられたというか、勇気づけられたことが多々あります。

月に一度、集金に来るだけの、おばちゃんなのですが、人って、いろいろ
見てるんだな。って思いました。

桐の蔵は、親方、私と嫁さん、そして弟と数名の職人さんの小さな工場です。
小回りが利くことが最大の武器で、お客様と直接、顔を合わせたものづくりが
出来ることが特徴です。

今日のガス屋さんのおばちゃんの「あのお嫁さんとなら大丈夫!」の言葉通り、
一緒に頑張っていきます。

おばちゃんありがとうございました。

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