昨日は、香川県まで桐箪笥のお届けに行って来ました。久しぶりの四国です。
このご注文を頂いてからは、ホント、緊張の連続でした。それも、弊社で最高級の和箪笥と、それと対の整理たんすを別注でご注文を頂いたのです。

ご注文を頂いたのは、今年の初め。
その後、打ち合わせと材料選別で数か月。そしてやっと制作に入り数か月。
数えて見れば半年が過ぎていました。それだけの材料と手間暇かけて作り上げた、和箪笥と別注の整理たんすをお届けに行って来ました。

緊張からか夜中に何度も起き、ほとんど寝れていない中、起床は午前3時半。
先回、神戸までお届けに際に、北陸道がリニューアル工事で、余りにも走れなかったのを含め、早めの出発です。ですが、そんな時に限って順調なんですね。
北陸道→名神→新名神→山陽道→瀬戸大橋を走り香川県まで。
明石海峡大橋は何度も走っていますが、瀬戸大橋は今回で3回目。
途中、与島PAで讃岐うどんの昼食を食べ、お客様のもとへ向かいます。

到着したお客様のご自宅は素晴らしいの一言。全てに於いて、最高級のものが揃い、
おもてなしも、ホント素敵でした。

桐の蔵の最高級和たんす「玉虫」と、それとお対の別注の整理たんすを、最高の和室にお届けさせていただきました。

和箪笥、整理たんす共に、本体は1寸3分の厚い板を使い、和箪笥はウォールナットを貼った丸盆が
10枚と、引出が6杯、三ツ割の小物引出。それも、ホテ板、先板は24mm厚の手掛け付きの特別仕様です。

お届けするまで緊張の連続でしたが、無事にお届けが終わってからは、やっとホッと一息付けました。
このご注文を頂いてから約半年、「間違いのない、良いものを作ってお届けしなけば」と、自身に言い聞かせ、やっとお届けさせていただき、肩の荷が下りた感じがします。
この時代、こんなにも素晴らしいご注文を頂けると共に、その責任をしっかりと果たすべく、私自身に言い聞かせながらものづくりを進めて行く緊張感を、改めて、感じました。
M様、本当にありがとうございました。