静岡県T様からご注文いただきました桐チェストの制作ですが、今回が最後です。引出しの枠を固め、これから底板を木釘で打っていきます。

三ツ割の小引き出しの底板を木釘で打っていきます。

引出しの底板を打ち終え、これからカンナで仕上げに入る目にカンナを研いで、裏金を合わせています。桐たんす職人は、必ず一つ一つの作業を終え、次の段取りに入る前には、カンナを研ぎ裏金を合わせていきます。部屋の暗いところでは、カンナの裏金が見にくいので、外の明るい方を見ながら、裏金を合わせて行きます。

大引き出しの底板をカンナで仕上げていきます。

引出しを仕上げ終え、本体を寝せながら軽く面をペーパー(紙やすり)で落としています。

そして引出しを入れて完成です。この後は、塗装、金具付け、調整、最終点検、梱包してお届けになります。

明日も全力で頑張ります。