桐たんすの組み立て 広島県M様の和たんすを作る2

先日、このブログで制作を紹介させていただきました兵庫県N様から昨日、ご連絡をいただきました。「桐たんす完成したんですね! ありがとうございます!」と。ご注文いただいた桐たんすの制作過程をずっと見て下さっていて、ご連絡を頂いたのです。

これは、正に私がやりたかった事。ご注文いただいたお客様の桐たんすの制作過程を紹介しながら、見て頂けたらと。全てのお客様が見てくれるわけではないのですが、見て下さるお客様のために、こうした制作過程のブログを続けていきたいと思います。私も職人さん達も励みになります。N様、本当にありがとうございました。

広島県M様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、昨日は、三ツ割のツカを作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

地板に付く、小箱のフタを胴付きノコで切っていきます。

棚板の両端の立側に入り込む部分を、直角の型を当てながら胴付きノコで切っていきます。

ツカの棚板に入り込む部分を、作っています。

棚板に彫り込んだ、忍びが入る溝。

ツカに忍びが入り込む穴をノミで取っています。

上台にタイコを入れ込み、上板を乗せて立側を固めていきます。

下台の立側に重ね板と棚板を入れ込んで、長ハタガネで締めながら木釘を打って下台を固めていきます。

下台の裏側、裏板を打つ前に棚板に風穴を開けるため、ノコを入れていきます。この風穴がないと、引出しの出し入れがスムーズにいきません。

今日も奥様はホットプレス。反りや狂いを直した板を積んでいきます。この積み方、整理の仕方が奥様らしいというか、素晴らしいのです。段取り八分って彼女は言っていました。明日も全力で頑張ります。

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