桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る10

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、今回が最後です。先週は小引き出しの底板をカンナで仕上げたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

大引き出しの底板をカンナで仕上げていきます。引出しをひっくり返して中に台を入れ、底板が直接カンナに当たるようにしながら、底板を仕上げていきます。

衣装盆(丸盆)もひっくり返して中に台を入れ、底板が直接カンナに当たるようにしながら、丸盆の底板をカンナで仕上げていきます。

底板を仕上げたら、丸盆の上面をカンナで仕上げていきます。

丸盆は、ある程度まとめてハタガネで締めてカンナで仕上げていきます。

丸盆を仕上げたら、本体に入れてスムーズに入るかを確認していきます。

観音開きの中に入る小引出のホテ板を削りながら、本体に入れていきます。

大引き出しも本体に入れては確認し、出し手はカンナで削って調整する、それを何度も繰り返し行うことで、引出しを入れると他の引出が出てくるような、密閉度の高い引出が完成します。この密閉度が高価な桐たんすの命です。

左の引出しを入れたら、右の引出が飛び出て来る密閉度の高さです。

観音開きの扉を仕込んで、カンナで仕上げて生地の完成となります。

先日、この桐たんすをご注文いただきました兵庫県N様にご連絡をさせて頂きましたら、このブログをご覧になっているとの事。本当にありがとうございます。完成した写真もアップさせていただきました。新型コロナウイルスの影響で、お届けを見合わせて頂きますが、落ち着いたらお届けさせていただきますので、今しばらくお待ちくださいね。

今日は「柾組」。ご注文いただきましたたんすの引出、扉の柾を組みます。これも神経を使う作業です。明日も全力で頑張ります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求