桐たんすの組み立て 三重県K様の整理たんすを作る4

三重県K様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、昨日は、下台の裏板をカンナで仕上げた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

たんす本体の四方丸の内側の丸を、小刀で少しずつ削りながら丸を作っていきます。ここはセンスのいる仕事です。

たんす本体を寝せて長ハタガネで締めながら、内側の丸を仕上げます。小刀で削ったら、ペーパー(紙やすり)をかけて仕上げていきます。

桐たんす本体が乗る「台輪」の制作に入ります。このたんすは「大丸」という板厚4㎝の厚みで、本体も四方も丸くなっている作りですので、台輪も丸くアールが付いている台輪です。

下台に台輪を乗せて、台輪の外側と本体の外側とが一体になっているか、定規を当てて確かめています。

本体が完成したら、引き出し周りに入っていきます。引出しの材料を出してもらい、長さ切りで、それぞれの材料を各々の長さ、幅に切り分けていきます。

引出しの底板。たんす本体の幅が4尺(1m21cm)と広い幅ですので、引出しの底板も一枚一枚が幅広く、木目も本当に美しいです。

引出しの先板を見ながら、外側に使うか、内側に使うかを決めています。

引出しのホテ板(側板)を見ながら、外側に使うか、内側に使うかを決めています。

今日は週末に作った引出しや扉の柾を、傷を抜き、きれいに作る作業でした。明日も全力で頑張ります。

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