桐たんすの組み立て 埼玉県H様の和たんすを作る8

埼玉県H様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、今日が最後です。昨日は、小引き出しの枠を固めたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

大きい引出しの枠を固め、その枠の上に専用のチューブでのりを付け、底板を木釘で打たす準備です。このチューブは、細かいところにのりを付ける専用のチューブで、地元の専門店から購入しています。昔はなかったのですが、これは便利です。

のりを付けたら、枠に底板を乗せてハタガネで止め、ドリルで穴を開けていきます。

木釘を入れ、玄翁で叩いて木釘を止めていきます。

衣装盆(丸盆)の底板を擦り台で削り、丸盆の枠に合わせていきます。その際に、底板の下に薄い板を敷き、削る面が少し斜めになるようにしていきます。(そうすると、底板を打った時に、斜めになってるので隙間が出ないようになります)

丸盆の枠に当てながら、ぴったり合っているかを確認します。

そうしたら、丸盆の枠に底板を乗せ、ハタガネを締めて木釘で打って止めていきます。

引出しや丸盆を仕上げていく前に、カンナを研ぎ、カンナの刃を合わせていきます。

引出しの先板をカンナで仕上げていきます。

引出しの底板をカンナ(長台)で仕上げていきます。

衣装盆(丸盆)の底板をカンナで仕上げていきます。引出しも衣装盆(丸盆)も底板を仕上げていくときは、引出しや衣装盆をひっくり返して中に台を入れ、底板が直接当たるようにしてから、カンナで仕上げていきます。

観音開きの扉を本体に当てながら、仕込んでいきます。仕込むとは、扉が入る場所に扉を当てて、ぴったりと隙間なく入るように扉を合わせていくことを仕込むと言います。

観音開きの扉をカンナで仕上げて完成となります。

その後は、塗装、金具付け、調整、梱包してお届けとなります。

今日の私は、板を切ります。3分板の裏板、タイコでした。明日も全力で頑張ります。

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