桐たんすの組み立て 埼玉県H様の和たんすを作る7

埼玉県H様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、先週は、引出しの底板を仕上げる所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

衣装盆(今回は丸盆)の底板の内側に入る方をカンナで仕上げていきます。

引出しのカガミ板(前板)仕込みます。仕込むとは、引き出しが入る場所にカガミ板を当て、ぴったりと隙間なく入るように調整することを仕込むと言います。

カガミ板を当て、ぴったりと隙間なく入るように、カンナでカガミ板の上の部分を削って調整していきます。

そしてまた、カガミ板を引き出しが入る部分に当てて、隙間がないかどうかを確認します。この工程を何度も繰り返して、隙間なく、ぴったりと入る、一つの引き出しを入れると、他の引き出しが出てくるような、密閉度のある引き出しが完成します。

先板の木口を、カンナで削っています。たんすを作る当て板(粘り板)の脇にあるのは、「擦り台」と言い、カンナの側面を乗せ、擦らせながら板を削っていきます。

丸盆の外側の角を切り、切った部分を内側に付けます。(付け丸盆)です。

丸盆の外側(角)を切った部分を内側に貼り、丸盆を交互に重ねていきます。

観音開きの中にある、小引き出しの枠を固め、底板を木釘で打っていきます。

今日の私は、昨日に引き続き「柾」を切ります。

明日も全力で頑張ります。

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