東京都I様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、地板のカンナ掛けの所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。
上台の地板の四方に桐を付けて巻いていきます。
重ね板に胴突きで切れ目を入れ、留めの部分を作っていきます。上台と下台の重ね板の留め(45度に合わせる)の部分を、留め型に沿ってノミで取っていきます。
留め型の直角の部分に沿ってノミを当て、立側に入る部分を作ります。
上台の上板に「戸当り」(観音開きの扉がこれ以上中に入らないように扉が当たる部分)
を上板の内側に木釘で打っていきます。
今日の私は、午前中、上越市まで再生たんすのお届けに行ってきました。今年の春に和たんすと洋服たんすの2本セットをお求めいただき、お届けさせていただいたお客様H様で、その時にご自宅にあった古い桐たんすの修理のご依頼を頂いておりました。
少し時間をいただきましたが完成し、今日お届けをさせていただきました。いつも帰り際におみやげを頂いたりで、本当に申し訳ありません。私のブログもお読みいただいているようでありがたいです。
H様、本当にありがとうございました。
明日も全力で頑張ります。