「板入れ」しました。

前々から天気予報を眺めながら、板入れするなら今日しかないな。と思っていました。というのも、新潟は明日からは雨の予報。そして、しばらく雨が続く予報なのです。


昨年の秋に干した板の色が、いい色になってきたのでこのタイミングで板入れを行いました。


今日入れた板は、「7分板」一緒に干した3分板は、入れる場所がまだないので、もう少し干したままです。


空いた場所が7分板が干してあった場所。まだ暑くならない8時に板入れ開始。少し朝露が残ってはいましたが、板には問題なく、5人で行うとあっという間です。


倉庫に山積みになった7分板。1時間と少しで板入れは終わり、春に一枚広げで干した、1寸5分厚の板を、ひっくり返して今度は裏面を雨に当てるようにしました。


約半年干した板と、ひっくり返した板では色が全然違いますね。新しい面も約半年干して、こんな色になってから板入れです。

午後からは、静岡県O様からご注文いただきました小袖たんすの製作の続きです。昨日は、引き出しの枠を固めていきましたが、今日はその続きです。

引き出しの枠を固めたら、次は底板を木釘で打っていきます。


そして底板をカンナで仕上げていきます。


底板を仕上げたら、引き出しの側や上を削りながら、本体に入れていきます。


何度も、削っては入れて当たっているところを確認しながら、出しては削り、入れては確認してを、何度も繰り返し、引き出しを入れて行くのです。


こうして、引き出しの出し入れを何度も繰り返して、密閉度の高い桐たんすの引き出しが完成し、桐たんすの木地が完成となります。

この後は、塗装と金具付けを経て、最終点検と梱包、お届けとなります。

明日も全力で頑張ります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求