桐チェストの組み立て 大阪府K様の桐チェストを作る3

大阪府K様からご注文いただいております桐チェストの製作ですが、先週は上台と下台を長ハタガネで締めて、立側を一気に仕上げるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


上台と下台の裏板をカンナで仕上げていきます。


そして立側が完成し、引き出し周りに入ります。引き出しの材料を出してもらい、長さ切りで、それぞれの材料を各々の長さに切り分けていきます。


そして引き出し周りの材料をカンナ掛けします。職人は耳に鉛筆を挟みます。


引き出しの底板の中に入る方をカンナで仕上げていきます。


引き出しのカガミ(前板)を仕込んでいきます。「仕込む」とは、引き出しが入る場所に合わせて、カガミ板を隙間がないように、ぴったりと合わせていく事を「仕込む」と言います。


引き出しを仕込んで、引き出しとホテ板の蟻組を取ったら、カガミ板の蟻組のところを「木殺し」します。「木殺し」とは、玄能で木を叩いて、組んだ時に木と木がくっつきやすくするように、することを「木殺し」と言います。


今日の私は、へぎ底を自動カンナで削って、あいばを擦り、組む仕事でした。へぎ底は80枚以上、衣装箱の底板は15枚と半日かかって組み上げました。


奥様は今日、明日とホットプレス。私は午後からはへぎ(衣装盆)のカガミ板がなくなってきたので、急遽、作る段取りでした。

明日も全力で頑張ります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求