昨日は和たんすの立側が完成し、引出し周りの材料を出してもらい、カンナ掛けしたところまでをお伝えしましたが、今日その続きです。
まずは衣装盆(丸盆)の角を毛引きで取り、その部分をノコで切り、切った部分を衣装盆の内側に貼り付けて、丸盆の内側の丸にします。
丸盆の内側に付ける部分を毛引きで取ります。
毛引きで取った部分をノコで切ります。
今回の和たんすの丸盆は全部で9枚。その全てに角を切って、内側に貼り付けて重ねていきます。内側に付けたのりが乾く間に、引出しの底板のカンナ掛けを行います。
切った部分を丸盆の内側に貼ります。
内側に張ったら、一枚一枚重ねていきます。
のりが乾く間に、引出しの底板を仕上げていきます。
次に引出しのカガミ板を仕込んでいきます。引出しを仕込むとは、引出しのカガミ板(前板)を引出しが入る場所にピッタリと隙間なく合わせていくことを「仕込む」と言います。
引出しのカガミを仕込んでいきます。
次に引出しの先板のホゾを昇降盤と毛引きで取って、ホテ板とカガミ板は蟻組を取ります。カガミ板、ホテ板、先板の組み手を全て取ったら、引出しの枠を組んでいきます。
引出しの枠を組んでいきます。
ホテ板と先板。先板のホゾにホテ板を組んで、木釘で止めます。
今日の私は、まずは地板を組んで貼り、次いで昨日切った柾板を、柾割機に通して使えない部分を捨て、良い柾の部分だけを残します。
地板を組んでいきます。
昨日切った柾板を柾割機に通して割っていきます。
そして夕方からは無くなった棚板をダッシュで作りました。明日も全力で頑張ります。