桐たんすの組み立て 愛知県I様の桐チェストを作る 3

昨日の徳島県までのお届けから一夜明けて、疲れを引きずりながらの仕事でしたが、早いもので今日で2月も終わり。ホント、2月は逃げるように過ぎ去っていきました。

一昨日は桐チェストの立側をハタガネで固めたところまでをお伝えしましたが、今日はその立側をカンナで仕上げていきます。

チェストの立側をカンナで仕上げていきます。

その後は引出し周りに入っていきます。木取りを出してもらってそれぞれの長さで切ります。その後は、カンナで各部材を仕上げていきます。

そしてカガミ(前板)を仕込んだ後は、先板にカガミのサイズを写します。次にホテ板、先板のホゾ組みを昇降盤で取り、ホゾの部分の取り残しをノミで取ります。

カガミ板の寸法を先板に写します。

そして凸の部分を玄能で叩いて付きやすいようにして、引出しの枠を固めていきます。引出しは、カガミ板、ホテ板、先板の順にハタガネで止めて木釘で打っていきます。枠を固めたら、直角になっているかを定規で確認します。

凸の山を玄能で叩いて、付きやすくしていきます。


引出しの枠をハタガネで止めて、木釘で打っていきます。


固めた引出しの枠が直角になっているか、定規で確かめます。

これを繰り返して、桐チェストの全部の引出しの枠を固めていきます。

今日の私は、先板と丸盆の6分板を切り、自動(自動カンナ)と手押し(手押しカンナ)で仕上げ、それぞれの板を組んでいきました。

丸盆の板を組んでいきました。


今日組んだ板です。

午後からは、明日から始まる東京・日本橋での桐の蔵の展示会のたんすの積み込みを行いました。明日からの3日間、東京・日本橋にて展示会を開催いたします。お時間をお作りいただき、お出かけいただければ幸いです。

明日も全力で頑張ります。

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