桐たんすの木取り  「引出しの底板」を切る

昨日の夜から新潟県は雨になり、今日も降ったり止んだりの天気です。予報通り今日は雨、昨日のうちに、8分板を倉庫に入れておいて良かった!とつくづく思いました。


元気に働く親方。

さて、今日は親方が工場にやってきました。昨日のうちに仕事を作っておいたので、今日は工場に来て仕事。
いつもながら、工場に来ると生き生きとして働きます。まだまだ、現役です。


板も貼ります。

そして私は、午前中は板貼り、午後からは引出しの底板を切る仕事。その間に、洋服たんすの梱包もして、何でもやります。

私達のように、零細個人経営は、一人が何役もこなさなければ工場が回りませんし、社長などと言って、社長業だけやっていればいい大きな会社とは訳が違います。次から次へと移り変わる現実に、必死に付いていくしかありません。


幅の広い板を出来るだけ切ります。

桐たんすの引出しの底板は、出来るだけ幅の広い板を切るようにしています。裏板でも書いたように、幅の広い板(木目)を横に3つ並べて、一つの引出しを私達は作るようにしています。なので、自ずと幅の広い板を見つけては、底板用に切っていきます。


床から黒板までを2山切ります。

今日は、午後からずっと底板を切っていたので腰が痛くなりましたが、いつもの目安は床から黒板のところまで板が付く位の山を、2山切ります。

これはかなりの板の枚数、切ることになります。先日の「ヘギ底」と今回の引出しの「底板」を合わせれば、100枚近い板を切っていることになります。

切る板は3分板(正式には3分3厘)桐たんす屋が一番多く使うのが、この3分板です。裏板、底板など、多くの板をこの3分板で賄いますので、この厚みの板を出来るだけ多く製材します。

先週から、結構な数、板を切ってきました。来週は、この板を熱で平らにする、ホットプレスです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求