緊張が続きます。

    晴れ。    でも、朝晩は結構涼しいです。

お盆休み前から、桐の蔵では、最高級の総無垢と呼ぶ
桐たんすの製作に取り掛かっていた。
その後、お盆休みを挟んで、休み明けに完成し、
今、塗装の真っ最中。

このたんす、手間も価格も、桁がちょっと違う逸品です。
それだけに、まずは、桐材を厳選して選ぶところから
始るのです。

そして、製作段階も、常に目配り、気配りをし、細心の
注意をして、製作を続けます。
製作の途中で、桐に傷が出たり、思わしくない場所があれば
すぐにその部分を削除し、交換する。
ホント、神経を使う仕事なのです。

製作の段階でも、相当、気を使ったその桐たんすは、
仕上げの塗装、金具付けの段階でも、それ以上に気を使います。
今日は、石山君が塗装していた側で、私は、出来る限り
チェックしていました。

でも、そんな心配をよそに、石山君はいつも通りの
仕事を続けてくれていました。
4尺と言う、大きなたんすなので体力的にも、結構、ヘトヘトに
なったと思いますし、このところの暑さも、体力の消耗も
大きな原因だったと思います。

どんなたんすでもそうなのですが、お客様のご自宅まで
無事にお届け出来てこそ、私たちの仕事なのです。
そのどの過程でも、ミスがあれば全てが台無しになってしまうのです。

一つ一つの工程に、お客様の事を思い、いかなる場合にも
妥協せず、職人としての使命を全うする。
そんな職人を、桐の蔵では目指します。

総無垢の和たんすの後も、4尺の最高級の和たんすが待っています。
作り上げた職人さんと共に、仕上げの職人さんと、私も、
全身全霊で、最高の仕事でお届けさせていただきます。

もう少し、お待ちください。

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