職人の昼休みは・・・。

    晴れ、後、曇り、時々、雨。     残暑がまだ、厳しいです。

今年の夏、私は、職人の正しい昼休みの過ごし方を
初めて身に付けた。
職人になって、22年目にして・・・。

でも、修行時代は、毎日、そうだったので正確には、
20年ぶりだろうか。

業種を越えて、職人と呼ばれる方の昼休みの過ごし方は、
「昼寝」に決まっている。
桐の蔵も親方は、御昼ご飯が済んだら、すぐに横になり
お昼ねに入る。
多分、どの業種でも、職人さんは、こんな感じだろう。

でも、私は、御昼ご飯が済んでも、お客様へのお手紙など、
お昼休みでしか出来ないことを集中してやる。
その後、残り時間の十数分。
その時は、あまりに疲れていたのだろう、私が仕事をしている
現場に段ボールをしいて、横になったのが始りだった。

それが、7月のある日。
それ以来、ずーーーと毎日、食事の後は、一仕事して、
昼寝をする習慣になった。

時間にして十数分でしかないのだが、これが午後の
仕事の出来を左右する。

桐の蔵の職人さんは、新人石山君を始め、
みんなが、昼はお昼ねをする。
だから、ハードな仕事でも、午後からも体力が持つのだろう。

私も、年をとったのだろう。
ちょっと忙しくて、昼寝が出来ないときは、午後3時を回ると
ちょっと、ふーーーーっと、来ることもある。

肉体労働には、昼寝って大事なものなのだ。
確か、都会には、昼寝をする有料のスペースがあると
何かの雑誌で読んだが、やはり、働くビジネスマンにとって
お昼寝って、大事なのだろう。

何の気なしに、横になった昼寝が、
もう、今では、癖になってしまった。

私もこれで、やっと一人前の職人の仲間入りが
出来ました。
あと残された、一人前職人コースの課題は、お酒の飲み方と
お客様との会話なのかもしれません・・・。

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