「勝って」、「稼いで」。そして・・・。

  雨。     小学校の運動会でしたが雨で中止でした。

地元での展示会が終わった。
結果は?・・・。

目標は下回った・・・。
でも、来てくれるって言っていただいたお客様は、
遠方ながら、お出かけいただき、桐チェストを
お求め頂きました。
M様。本当に、ありがとうございました。

でも・・・・・・。
それからが続かなかった。
欲を言えばきりがないが、経営者である以上は、
「費用対効果」は無視できない。

展示会を終えて、工房に着いたら、いつも週末に送っていただく
某経営コンサルタントからのFAXが送信されていた。

いつも読んでいるが、今日は、展示会を終えて後始末に
忙しく、その場では読む時間がなかった。
でも、何となく気になったので、家に持ち帰り読ませていただいた。

良かった・・・。
このFAXを読んで。

そこには、「勝つ」=「稼ぐ」と置き換えると言ったことが
書かれていた。
「勝って」、「稼いで」何になるのだろうか?と書かれていた。

正直に言うが、私は、ずーーーと、「稼ぎたい」、
「稼がなければいけない」と思ってきた。
それは、この方のFAXを読んだ今でもそう思っている。

でも、この方の言う悟りとも言える言葉も分からないでもない。
しかし、まだ、私は、この方の域にまでは達していない。

今は、それでいいと思うし、いきなりそんなことを思っても
上辺だけの事で終わってしまう気がする。
このコンサルタントの方も、最初からこんな事を言っていたのでは
ないと思うし、経験とその人生観から、そんな言葉が出てきたのだと思う。

だから、私は、まだまだ未熟だから、「稼がなければならない」と
思うし、今は、それでいいと思う。(多くの方の生活がかかっていますから)

そんな経験を数々こなして、工場の経営を引退する頃に、
そんな気持になれたらと思う。

確かに、少し前の、「ITバブル」で財を成した経営者の
その後は、ほとんどテレビでも報道されなくなった。

少し前に流行ったアメリカ的なマーケティングも、今では
影をひそめ、やはり、日本には、日本の商売のやり方があると
思うし、我が国で何百年と続いてきた伝統ある老舗に、学ぶことも
多いと思う。

そんな事も含めて、この方は、長い目で見て「勝つこと」よりも、
「稼ぐこと」よりも、「働くこと」が大事だと言っている。

「一生懸命働けば、自分と自分の家族の何人かが暮れして
いけるだけのお金は稼げるものです」と書かれていた。

この言葉に、もう、これからの生き方が凝縮されている気がした。

「人に負けない。」
「人よりも多く稼ぐ。」

今の社会は、こんな物差しが確かにある。(ような気がする)
今の私も、そんな言葉に躍らせれている時もある。

でも、「私たち家族が食べていけるだけの収入があればいい。」
そんな事を、以前、嫁さんが言っていたような気がする。

お金は、なければならないが、ありすぎても・・・。
展示会を終えて、何だか考えさせられた時でした。

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