ご祝儀。

   晴れ。    風は冷たいが、いい天気でした。

先週、そして今日と、桐たんす(和たんす)を、お届けしてきた。
そのどちらのお客様も、お嫁入りの際の婚礼道具として
お求めいただいたお客様だった。

最近は、こうした婚礼家具としての需要は減っているが、
でも、まだまだ、きちんとしたお客様も多い。

先週お届けしてきたお客様は、お届けの際は、両家揃っての
お出迎いを受け、緊張したし、今日は、桐たんすをお部屋に
運び入れたら、「いいたんすだね〜」と、お祖母様が、
杖を突きながら、嫁がれるお孫さんに手を引かれて
桐たんすを見に来ていただいた。

こんな時が、私たちが桐たんす作りを行ってきた
最高の時間だ。
昔から、桐たんすは嫁ぐ時の道具としては、
最高のものとされてきた。

それは、時代が変われど、今の時代でも
桐たんすの不動の位置付けは変わらない。

そして、先週も、今日も、帰り際には、
心遣いの「御祝儀」をいただいた。

「御祝儀」
とてもいい言葉だ。

出していただく方も、「おめでたい」と言う気持で、
また、頂く方も、「遠慮なくいただいてしまう」(すみません)

最近、ご祝儀という機会はめっきり減ったので、
先週から、続けざまにいただいた御祝儀は、
思わず、ありがたく頂きました。

S様、Y様。本当にありがとうございました。

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