一生、現場主義。

  
    晴れのち、曇り。      でも、気温は暖かくなってきたなぁ。
桐たんすの業界に入って、もう、21年になる。
えっ、、、21年だとは・・・。
高校を卒業して、そのまま、祖父の遺言であった、和歌山県の
桐たんす工場に修行に行かせてもらった。
それが18歳のときだ。
そこで2年間お世話になり、その後、桐の蔵の前身である、
桑原たんす店に入り、そこからが修行であり、前途多難の
連続でもあった。
でも、私は、修行時代も含め、ずーーーーと現場が好きだったし
今でも、現場である。
事務所に詰めっぱなしの事務方ではないし、外回りの営業でもない。
ましてや、社長業専門でもない。
その全てをこなしながら、基本は現場である。
今日、現場で久々に、ある仕事をしながらこのことを再確認した。
私にとっても久しぶりにやった、この仕事。
久しぶりでも体は覚えている。
これも、現場で築き上げた証子。
桐の蔵は、ホントに、小さな工場なので
親方も、私も、弟も、自分の事だけやっていたのでは、
工場が成り立ちません。
経営する立場である、私たちが率先していくことで
職人である、みんなが付いて来てくれるし、
士気も上がるのだ。
これって、みんなが一緒に現場で仕事をしているからだと
私は思う。
親方は、もう70歳。
今まで、ずーーーーーと現場だったし、
これからも、現場だと思う。
これが、職人だと思うし、親方の生き方なのだと思う。
当然、私も、一生、現場を貫きたいと思う。
現場は楽しい。
全ては現場にある。
現場は、職人にとっての全てです。

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