突然の・・・。

    曇り時々、雨。    寒いです。

先日、数十年のお付き合いのある家具店にお勤めで、
とてもお世話になっている職人さんの奥様が亡くなった。

突然の訃報のFAXが届いたのだが、桐たんすのお届けが
あり、どうしてもお葬式には行けなかったので、弔電だけを
送らせたいただいた。

そして今日、納品のついでにその職人さんを尋ねた。
奥様が亡くなってから2週間、すでに会社に
来ていて、お仕事をされていた。

「大変でしたね」・・・。
としか言えなかった。

すでに70歳を越えるその職人さんは、いつも私には優しかったし、
同じ職人として話も合った。

その時、初めて突然の死だったことが分かった。

奥様が、「ちょっと、具合が悪い」といい、タクシーで、
病院まで一緒に送った。という。
2日後の帰りは、無言の帰りだったという・・・。

その職人さんは言う。
「桑原君、奥さんに先立たれると、自分では何にも出来ないで」、と・・・。
「掃除、洗濯、食事」
そして、買い物から、銀行、役場まで、今まで、何から何まで
やったもらっていたか。

桑原君、一番下のお子さんいくつや?
「えーー、5歳です」

子供は何人や?
「4人です」

今、奥さんに先立たれたら、あんた、仕事どころではないな!
でも、考えられんだろう。
そんな事。と・・・。

わしも、数日前までは、ホント、そうだったと・・・。

具合が悪いと言って、病院に言って、2日後には
無言の帰宅。
そんなこともあるんやで。と・・・。

奥様が亡くなってから、2週間ほど。
悲しみの真っ只中だと思うのですが、気丈にも、
私には、悲しい顔を少しも見せずに、話をしてくれた。

確かに、今、嫁さんが亡くなったらなんて。
どうなるのだろう・・・。

結婚して50年だったそうだ。

帰りは、「元気出してね」としか、言えなかった。
50年連れ添った、奥様が突然なくなった悲しみは、
ホント、当事者にしか分からないと思う。

でも、元気出してくださいね。

話は変わりますが、明日から、新潟県・上越市で
展示会です。
どうぞ、近県、近隣の皆様。
お時間を作って、お出かけ下さい。
心から、お待ちしています。

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