1.会社での出来事

仙台での展示会です。

    曇りのち、晴れ。    久しぶりの晴れ間でした。

10月は、東京・日本橋での展示会から約一ヶ月。
今週末は、仙台市での展示会です。

10月、11月は、展示会場の都合で、月1回の展示会。
やはり、月1回だと、何だか緊張感に欠ける。
待ってましたと言う感じです。

今年の展示会は、今週末と、12月の県内(上越市)を残すのみ。
今回も、どんなご縁が待っているのか楽しみに、仙台へ向かいます。

脳をついているモードに切り替え、自分自身に言い聞かせながら
行って来ます。

仙台の天気は良いみたい。
どうぞ、東北地方にお住まいのお客様。
お時間を作っていただきまして、桐の蔵の仙台展示会場に
お出かけください。

心より、お待ちしています。

無事にお届けして、当たり前。

    曇り。   今日は山梨県まで行って来ました。

今日は、大安吉日の土曜日。
だいぶ前から、この日に桐たんすのお届けは決まっていた。
今年の7月の所沢での展示会に、遠方よりお越しいただき、
高価な和たんすを、お嫁入り道具としてお求め頂きまして
H様へのお届けだった。

弟が急遽、行けなくなったため、石山君と一緒に行くことに
なったが、石山君、先回の配達でのトラウマがあったためか、
随分と緊張していた。

予定していたよりも随分と早くに山梨県に入った。
でも、休日の中央高速って、何であんなに込んでいるのだろう。

そして予定よりも約30分くらい早く着いたのだが、
H様のおもてなしを受け、お茶を頂き、そして、
嫁ぎ先であるお宅に、御嬢様と向かった。

同じ町にある嫁ぎ先は、何と!築200年経っているとか。(石山君談)
(嫁ぎ先のお母さんから聞いたらしい、いつ、聞いたんだろう?)

実は、この嫁ぎ先にお届けするときが、緊張した。
だって、今回の桐たんすは、本当に別注の高価なもの。

そして、御嬢様と嫁ぎ先の旦那様、そしてお母様の立会いのもと、
みんなが注視している中でのお届けだったから。

帰りの道中、石山君に言ったのだが、「桐たんす」、
特に婚礼道具としての「桐たんす」は、何事もなく無事にお届けして
当たり前なのだ。

これが、無事にお届けできなかったり、ミスがあったりしたら
大変な問題なのだ。

だから、緊張するし、胃が痛くなったりもする。
今回のお届けに際しては、私は、前日から、シュミレーションもし、
行く前には、神棚にお参りもする。
それほど、無事にお届けして当たり前なのだ。

でも、ホント、今日は、無事にお届け出来てホッとした。
それは、私も、石山君もそうだった。

行きは私も緊張して、ドキドキだったが、帰りは
安堵感からか、ホッとして疲れが出た。

H様。
本当にありがとうございました。
お式までもう少しですが、お体、ご自愛いいただき
思い出に残る、結婚式と披露宴が行われることを願っています。

遠い、新潟の地より・・・。

4年前の記憶。

    晴れ。    霜はまだ降りません。

4年前の今日、午後5時56分。
新潟県にとっては忘れることのできない、「中越地震」が
起きたのでした。

その時、私たちは、京都での展示会の初日を終え、
京都の業者さんと、夕食を共にしていた矢先だった。

京都でも高層階のホテルで夕食がはじまったばかりなのに
体が揺れているのが、京都でも感じた。
その後、私の携帯に、仙台に住む姉から、「新潟が大変です!」
との電話を受けた。

それを受けて親方の家に電話するのですが繋がらず、
すぐに公衆電話に走ったことも。
そして、弟にも伝え、それからは、京都の業者さんには
悪かったが、食事どころではなかった。

しかし、その前兆はあったかもしれない。

京都に向けての前日、滋賀県に入ったばかりのところで、
トラックのエンジンが壊れた。
JAFを呼んだのだが、どうにもならず、新潟から車屋さんと
代車を呼んだのだが、その間、8時間余り、滋賀県の
インターでずーーーーーーーと待っていたことも、今となっては
いい思い出ではあるが・・・。

そして、京都に着いたのは朝方3時。
睡眠時間、数時間で、京都の展示会に備えたのでした。

京都での展示会中は、多くの方々の勇気と励ましを頂き、
早々に展示会を終え、新潟に向かったことを記憶しています。

それから、もう、4年。
被災地は、まだ復興中のところも多く、多くの方々の
心の中には、いまだに、震災の傷跡が心残っているのです。

母や、嫁さんもいまだに言います。
「怖かったと・・・・」

その後、多くの地震が日本列島を襲っています。
何とか、全国の多くの被災した方々が、普通の生活に
戻れることを願っています。

「いかに、普通の生活が幸せなことか・・・」
それは、体験した人にしかわからない事かもしれません。

一年目の功績

    晴れのち曇り、一時、雨。   突然の雨にはビックリした。

今朝、朝礼の前に、職人・小池さんが一言・・・。
今日で、石山君がちょうど、一年目ですよ。と・・・。

月日が経つのは、本当に早いもので、あっという間の
一年だった。(本人は、もっとそう感じたのではないか)

石山君が、最初に来たときの事を、今でも鮮明に
私は覚えている。
彼は、約束の時間を大幅に送れて、桐の蔵の工房に
何気ない顔で来た事を・・・。

私は思わず、怒鳴りつけたことも・・・。

最初の出発がこれだったので、どうにも心配だった。
でも、それを裏返すがごとく、頑張ってくれた。

朝礼の前の雑談で、横山さんが、たった一年で、私を
越えた!!と言ったのですが、職人さんから見ると、
それ位、上達したのだと思う。

何を言っても、口数は少ない彼ですが、
彼なりに、思うところはあるはずだ。
でも、この一年は、私も、こんなに身につき、上達するとは
思ってもいなかったから・・・。

一年目の記念品はなかったけれど、心の中では、
いつも応援しています。

このところ、ちょっと忙しいですが、
頑張って下さい。
頼りにしていますよ。

専門用語での会話。

     雨のち、曇り。  一時はすごい雨でした。

今日の仕事中、石山君から、「引明け(ひきあけ)が足りません」との
報告があった。

引明け(ひきあけ)とは、桐たんすに付ける鍵穴の金具をそう呼ぶのだ。
でも、引明け(ひきあけ)と、言ってくれた石山君は、本当に
慣れて来たなと思った。

私は、石山君には、鍵穴の金具を「引明け」と言うんだよ。
などとは、一度も言った事はない。(と思う)

でも、石山君との会話の端々からは、この金具は「引明け」と
呼ぶんだな?と言う事くらいは、感じてもらえる言い方はしていた
かもしれない。

でも、直接本人に言った記憶がないから、今日、
「引明けが足りません」と言われたときは、ぞっとした。

金具の発注は、私の責任。
よく、金具が足りないことはある。
それは、全て、私の責任である。

でも、今日の石山君の言葉には、発注ミスは私なのだが、
それ以上に、石山君が「引明け」という専門用語を使ってくれたことが
嬉しかった。

私は、彼にはそんなに教えた記憶はないのですが、
たんすの寸法(尺、寸、分)など、も、完璧に覚えてくれているし、
金具の専門用語も、覚えてくれた。

本当に、ありがたいというか、すごい!!
だって、まだ、一年目ですもん。

あんまり褒めると・・なので、これくらいにしておきますが、
本当に、やる気がある石山君です。

今後、期待することは山ほどありますが、
それも、これから徐々に・・・。

これからも、期待してますよ。
今後とも、宜しくお願いいたします。

日本橋より、ただ今、帰りました・・。

     東京は、晴れのち曇りでした。

ただ今、東京・日本橋での展示会から帰りました。

今回の展示会、本当に、お陰様と、恵まれたと言ってもいいほどの
展示会でした。

金曜日から始ったのですが、その日も多くの方々に
来場いただき、興味を持っていただいたお客様も多く、
私たちのモノづくりに関心を持って頂きました。

そして2日目。
先回の日本橋の展示会にも来ていただいたN様。
今回は、事前に、来場していただく予定のお電話を
いただき、お待ちしていました。

御嬢様の新築に際して、桐たんすと桐チェストをお求め頂きました。
展示会場と、お電話でもお話させていただき、
展示会場では、スムーズにお話が進み、本当にありがたく思っています。

N様。本当にありがとうございました。

そして最終日の今日。
東京は、三日間共に、良い天気。
秋晴れって感じでした。

午前中は、休日のいつものパターンでまったりと過ごし、
午後からは、お客様が次々と、訪れて下さいました。

そんな中でも、「ふと、立ち寄っていただいた」という
お客様。
そして、「お母様へのプレゼント」として、お求め頂きましたお客様。
本当に、ありがとうございました。

話は変わりますが、昨日の晩は、近くの居酒屋さんに
いつものごとく行ったのですが、ここの生ビールが
本当に美味しかった。

さすがに、値段は高かったのですが、仕事を終えての
一杯は、格別でした。

クリーミーな泡。
そして、何杯でも飲めそうな勢いの美味しさでした。

サントリーのプレミアムモルツの生ビールでした。
缶ビールで飲んでもこんなに美味しいと感じないのに、
なぜ?だったのでしょうか?

でも、このビール。
どこで飲んでも高いけど、美味しい。

私たちの桐たんすも、こんな位置付けでいきたいものです。
今回の展示会で、ご縁を頂きました多くのお客様。
本当に、ありがとうございました。

東京・日本橋でお待ちしています。

   晴れ。    朝晩は結構、寒くなってきました。

地元の百貨店で行われた物産展が終わったばかりですが、
明日からは、東京・日本橋での桐の蔵の展示会です。

お陰様で、台風も過ぎ、天気はいいみたい。
どうぞ、お時間を作って、日本橋の会場までお出かけください。

明日は、早朝5時起きで、東京に向かいます。
どんなご縁があるのか、楽しみに行ってきます。

知らない時は聞く。

   晴れ。かな?   一日、百貨店の中だったので・・・。

久しぶりで、心が忘れそうな一週間でした。

先週末は、福井県まで桐たんすのお届けに行き、
その後、富山市で一泊し、翌朝は、早朝4時半に起き、
新潟に向けて出発。

そして、ワゴン車に桐たんすを積み込み、新潟県内まで
桐たんすをお届けしてきた。
その間、弟は、地元の老舗百貨店にて行われている
県内の物産展の展示会に出展。

そして、昨日、今日は私がその物産展の当番で
地元の百貨店に詰めていた。

私にとっても初めての百貨店。
何をするにも、初めてのことばかり。

出社からして、不安。
そして、朝礼もちんぷんかんぷん。
何よりも、一人なので、トイレに行くにもダッシュ。
お昼も流し込むように食べる。

でも、そのトイレの場所も、社員食堂の場所すら、
分からなかったから社員さんに聞きまくった。

百貨店の裏側って、本当にわからない。
迷路みたいな通路の中に、商品のワゴンがあったり、
備品があったりする。
その奥に、ひっそりとトイレがあり、そのまた奥に
社員用の階段があったりするから。

で、社員食堂も、食券の買い方から、メニューの
選び方まで、全く分からない。
食べている人に、「それ、どこで買うんですか?」って
聞いてしまう。

そして、やっとで昼食にたどりついたにも
関わらず、今度は、食べ終わった食器をどこに片付けていいのか?
が、分からない。
周りを見渡すのですが、どこに食器を片付けているのだろうか?

で、やっぱり聞いた。
それが基本だ。
知ったかぶりしない、知らないときは聞く。
それができれば、どこだって生きていけるだろう。

でも、皆さんは本当に親切だった。
長かった地元百貨店の物産展も明日で終わりです。

この日記の更新もままならないくらいだった。
でも、また、今週末は東京・日本橋です。
この秋のシーズンは、今がピーク。

今週末の、日本橋の展示会も、是非、
お待ちしています。

風邪薬の影響・・・。

     雨のち、曇り。    一雨ごとに・・・。

ここ最近の不安定な天気のお陰か、昨日あたりから、
クシャミと、鼻水が止まらない。
今朝起きたら、相当辛い。

子供達に、「ねえ。やめてよ!!」とさかんに言われるので、
仕方なく、薬箱にあった「クシャミ、鼻水専用」の薬を飲んだ。

しかし、今日は、午後に、桐たんすと桐チェスト、そして、
再生した桐たんすのお届けが待っていた。

午後1時のお届けのため、午前11時に出発し、
高速道路を走っていたら、「眠気が襲ってきた」
そんなに、眠くないはずなんだけど・・・。

すぐに理由はわかった。
鼻炎用の風邪薬のお陰だ。

途中、お昼ご飯を食べても、体はだるいし、
眠気は治まらない。
薬ってすごい!!

何とか、一軒目のお客様のマンションに桐チェストを
お届けし、次のお客様へ。
お客様へのお届けは、緊張するので眠気なんて言っていられない。

無事に2軒目のお客様へ桐たんすをお届けし、
三軒目のお客様のご自宅に、再生の桐たんすをお届けするときが
辛かった。

体がだるいのだ。
そして、まだ、まだ眠気も襲ってくる。

私、基本的には薬は飲まない。
少々、風邪ひいたって、自然治癒力で治すタイプ。
だから、ホント、久しぶりに飲んだ風邪薬だから
効くのなんのって。

クシャミ、鼻水の薬がこんなにも効くとは
思いも寄らなかった。
でも、お陰様で、何とか治まってきたので、ありがたい。

今週末は、地元、新潟の大和百貨店(地方の百貨店です)で、
新潟の物産を一同に集めた展示会に参加してくる。
明日は、その準備。

今週末からも、充実するスケジュールだ。

どうぞ、地元の皆様。
25日(木)から、30日(火)までの一週間。
新潟市の大和百貨店7階、特別催事場に出展しています。
お時間を作って、お出かけ下さい。

得意と不得意。

     晴れ。   秋晴れです。でも、明日からは下り坂みたい・・・。

もう、新人とは呼ばせない石山君。
彼の仕事振りは、最近、本当に頑張っている。

いや、頑張っていると言うよりも、「慣れてきた」、いや、
「出来てきた」、「職人になってきた」と言う感じかもしれない。

来月で桐の蔵に来て一年。
でも、まだ一年なのに、その吸収はすごいと感じている。

そりゃ、まだまだ、ミスもするし、失敗も多い。
でも、そんな中でも、桐たんすの観音開きの戸を
付ける作業は、私の手直しが全く要らないほど
完璧な仕事である。

誰でも、得意不得意があるように、石山君は
仕上げの工程の「ロウ引き」と、この「戸」のつけ方は、
彼の得意としていることだろうか。

彼の「ロウ引き」なんて、ホント、芸術品に近い領域だ。
つい最近までは、ロウの塗りすぎで、仕上げの色に、
ロウの色が付いて、少し濃い色に仕上がっていたが、
そのことを伝えると、すぐに修正してくれた。

その辺の素直さが、いい職人の第一歩だ。
その後は、桐たんすの仕上げの色も、ロウの
塗り具合も安定している。

その陰には、彼なりの努力があるのだと
感じている。
いつも淡々と、仕事をする彼は、まだ、一年目の
職人とは思えないくらいに、技術を身に付けてきた。

あまり褒めないが、でも、よくやってくれている。
これからも頑張ってね。
宜しくお願いいたします。