2021年 1月 の投稿一覧

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る4

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、ホゾの内側を木殺しした所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

中棚にツカを立てて、前面をカンナで仕上げています。

上台の立側と上板をホゾで組み合わせ、逆さにして中にタイコを入れ込むために、棒で下の部分を広げています。

立側の中に、タイコに中棚を付けた部分を入れ込んでいきます。

下台の立側に、棚板と重ね板を打ち、定規を当てて棚板が平らに入っているのかを確認しています。

立側、棚板、重ね板を組み入れ、はみ出たのりをブラシで拭いています。

下台の立側、棚板、重ね板を組み入れた後、地板をホゾに組み入れ、打ち当てを当てながら、しっかりと打ち込んでいきます。

棚板の裏の部分をノコギリで切り込み、風穴を開けていきます。

下台の裏板を打つため、ハタガネで締めていきます。

今日からはまた冬型。雪が降ってきました。明日は積もるなぁ。

新潟市まで桐たんすのお届けでした。

冬型の天気が少し緩み、今日は雨の新潟です。

今日は、新潟市内まで桐たんすのお届けに行って来ました。お届けしたのは、基本の形の和たんす。衣装盆に桐の蔵オリジナルの受け盆を付けた桐の蔵モデル。最近は、この受け盆が人気で、この仕様をお客様から求められます。U様、ありがとうございました。

さすがに、このままの天気が続くはずもなく、明日は冬型に戻りそう。明日はゆっくりお休みをいただきます。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る3

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、タイコにサンを入れた所までをお伝えしましたが、こうはその続きです。

タイコのサンの間隔を、型を乗せながら調整していきます。

タイコに型をはめ、サンを乗せてみて調整していきます。

タイコのサンが大きければ、カンナを掛けて調整していきます。微調整ですが、しっかりと丸盆の幅に合わせていきます。

削っては再び、タイコに乗せて合わせていきます。これを何度も繰り返しながら、きっちりとした、タイコのサンが完成します。

一番上のタイコのサンまで、しっかりと合わせて木釘で打って止めていきます。

次に、観音開きの中に入る、小引き出しの中に付く「ツカ」の細工をしています。忍び鍵が入る穴を、ノミで取っています。

中棚にツカを立てて、シャコ万で固定していきます。

上板のホゾの内側を玄翁で木殺ししていきます。

今日は晴れ。雪がみるみる消えていきます。今日も昨日に引き続き板を切ります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る2

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、上台の地板が入る部分をノミで作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の立側の地板が入る部分に、昇降盤でノコ目を入れ、ノミで地板が入る部分を取っていきます。

地板の立側に入る部分を、直角の型に合わせながら、ノミで取っていきます。

下台の立側の内側に、引出が入る寸法を型に合わせて、シラガキで印を付けていきます。

タイコに、衣装盆、小引き出しが入る寸法を計算しながら、シラガキで印を付けていきます。

上板の内側に、タイコが入る溝を、溝堀カッターで掘っていきます。

タイコが入る溝を掘った上板。1寸3分(4cm)の無垢板です。

棚板の両端(立側に入る部分)をケヒキで引いていきます。

タイコに中棚が入る溝を溝堀カッターで掘り、タイコのサンを入れました。

今日は昨日に引き続き板を切ります。主には3分板。裏板、底板を中心に切りました。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る

今日からは、兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えしていきます。

N様とは、和たんすのサイズや仕様などでいろいろと打ち合わせをさせて頂き、ご注文をいただきました。3尺8寸というサイズの大丸の和たんすです。

まずは、図面を出してもらい、この図面1枚で和たんすを制作していきます。

木取りを出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を各々のサイズに切り分けた後、カンナ掛けをしていきます。裏板の内側に入る方をカンナで仕上げていきます。

地板をカンナで仕上げていきます。

上台の立側のホゾを取った後、留めを胴付きノコで切っていきます。

下台の立側と地板を仮組してみます。

地板の裏側にカッターを入れていきます。

上台立側の地板が入る部分をノミで作っていきます。

今日は雨。この雨で少し雪が消えました。しかし、大雪の影響で電車が動かず、今日も休校。お正月休みの延長のようです。今日は、柾割。機械に柾板を通して割っていきます。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県U様の和たんすを作る9

新潟県U様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、今回が最後です。昨日は、引出しの底板を木釘で打つところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

衣装盆(丸盆)の底板をハタガネで締めながら木釘で打っていきます。

受け板盆をカンナで仕上げていきます。(これは丸盆をこの受け盆に乗せて盆の中の着物を探したりするのに重宝する盆です)

引出しをひっくり返して、中に台を入れ、底板をカンナで仕上げていきます。

衣装盆もひっくり返して、中に台を入れ、衣装盆の底板をカンナで仕上げていきます。

引出しを本体に入れ、当たっているところをチェックしながら、引出しを入れて行きます。

引出しを出してはカンナで削って調整し、本体に入れては当たっている場所を確認する。出し手は削り、入れては確認するを何度も繰り返して、密閉度の高い引出が完成します。

引出しのホテ板をカンナで削っていきます。

引出が入ったら、観音開きの扉をカンナで仕上げて完成になります。この後、塗装、金具付け、調整、検品、梱包してお届けになります。

3連休はずっと除雪でした。除雪しては積もり、また除雪。さすがにクタクタです。今日からは少し緩んだ感じ。明日も全力で頑張ります。

大雪です。

今週の木曜日から始まった降雪。天気予報は、しきりに大雪に注意、年末の大雪よりも大型との警報を流していましたが、ここ数年の、暖冬小雪に慣れてしまっていた新潟県人は、今回の雪にはヘトヘト参った感じです。

今日は土曜日で工場の仕事はお休みでしたが、やらなければならない仕事もあり出社。普通に午前5時半に起床し、雪の降り方を確かめる。そんなに降っていないな、と思ったのですが、以外にも降雪があり、朝食の後、除雪。

その後、工場に行き、車が入れないので除雪。そこから延々と除雪をして、やっと仕事。でも、雪は止む気配もなく延々と降って来ます。

夕方、そろそろ帰ろうかと思うのですが、積もった雪をかたずけないとと思い、またまた、除雪。以前も、こんなだったかな?と思う暇もなく、除雪の一日でした。

明日の朝までにどれくらい積もるのでしょうか。まだ、私の住む加茂市は良い方だと思います。まだまだ、豪雪地域はありますから、その方から見ればいい方。あすも、除雪から一日が始まります。

桐たんすの組み立て 新潟県U様の和たんすを作る8

新潟県U様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、丸盆の内側を貼るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

隅丸サンダーで丸盆の内側を丸く削っていきます。(この機械、なかなか秀逸です)

丸盆の底板を枠に合わせていきます。

丸盆の枠にはめては、カンナで削り、また、はめては削りを繰り返して、ぴったりと隙間なく底板を仕込んでいきます。

前組を取ったカガミ板にのりを付けていきます。

カガミ板にホテ板を組み入れ、打ち当てで叩いて蟻組みを入れ込んでいきます。

そこに先板のほぞを入れ込んで、打ち当てで叩いて入れ、引出しの枠を固めていきます。

引出しの枠を固めたら、上口をカンナで削っていきます。

少し飛ばしますが、引出しの底板を木釘で打って、引出しを重ねていきます。

今日は一日中、雪が降り続きました。朝からの積雪は30cmは超えてるでしょう。ここ数年で一番降った感じです。明日の朝までのどれくらい積もるのか?明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県U様の和たんすを作る7

新潟県U様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、引出しの底板をカンナで仕上げる所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

丸盆の枠をゴムチューブで固めて、積んでいきます。

丸盆の底板をカンナで仕上げていきます。(底板の木目が美しいです)

カガミ板の上口を、擦り台に乗せながら削ります。

下台の引出が入る場所に、カガミ板を当てながら、カガミ板を仕込んでいきます。

ゴムチューブで固定した丸盆の角を、ケヒキで線を引いていきます。

ケヒキで引いた部分を、のこぎりで切っていきます。切った部分を丸盆の内側に貼り、その部分を削り、内側を丸くしていきます。

仕込んだカガミ板の大きさを先板に写し、先板の木口を、木口カンナで削っています。

丸盆の角を内側に貼り終えたら、交互に積んでいきます。積んでいく姿も美しいです。

今日は、昨日に引き続き、ヘギ底を組みます。今日は大雪の予報。午前中は晴れ間ものぞきましたが、午後からは強風で大荒れ。今晩は降り続くかも。明日は、早めに出社です。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県U様の和たんすを作る6

新潟県U様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、昨日は、立側をカンナで一気に仕上げたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の四方丸の外側の丸を、カンナで丸く作っていきます。

桐たんす本体が乗る「台輪」を作っていきます。

本体が完成したら、中周りの引出し、衣装盆に入っていきます。それぞれの材料を長さ切りで各々のサイズに切り分けていきます。

丸盆を乗せる受け板盆を作ります。ハシバミを切っています。

丸盆の内側に入る方をカンナで仕上げていきます。

丸盆の留め(45度)を、留め型を当てながら長さ切りで切っていきます。

丸盆の枠を組んで、チューブで固定していきます。

引出しの底板をカンナで仕上げていきます。(底板の木目が美しいです)

今日は貴重な晴れ間が覗いた天気。明日からは大荒れとか。明日も全力で頑張ります。