2007年10月30日

明日は何時になるやら・・・。



   晴れ。    予想では雨のはずなのに・・・。




10月も、残すところ明日、1日だけ。
もう、クリスマスの話題が出るようになってきました。


作業日記(弟)でも書かれているように、明後日から、東京ドーム
に隣接する「東京ドーム・プリズムホール」で、新潟県主催の
「大新潟物産展」に桐の蔵も出展させていただきます。


で、10月は日本橋で展示会を行ったばかりで、今月は
東京での展示会は2回目。
日本橋での展示会にお出かけいただけなかったお客様。
是非、お出かけください。


この展示会、来場のお客様は、ものすごい!!!
タイトルからして「大新潟物産展」だけあって、新潟の食から、工芸
全てのものが見て取れて、体験できる。


当然ながら、飲食は大充実。
一見、一食の価値ありです。


私は、明日、夕方トラックで搬入して、その後、とんぼ返り。
帰宅は、何時になるやら・・・。


このイベントは11月4日までの長丁場。
元気に、たくさんのご縁があるように祈っています。




2007年10月29日

やって見せ、言って聞かせて・・・。



   曇り一時、雨・・・。




ここ数日、新人I君との仕事の様子を、先日、書かせて頂いたが、
全くの素人であり、初めて木工の現場に足を踏み入れた彼。
そんな彼をどうしたら一人前の職人にさせられるか?
常にそんなことを考えている。


先日も書いたが、当然、失敗すれば怒られるし、注意なんて
日常茶飯事。
職人の世界は甘くない。


でも、そんな中、ある名言の言葉が頭に浮かんできた。
ホント、そのとおりなのだが・・・。


その言葉は、山本五十六の名言だった。
「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」


当然ながら、「やって見せなければ」始らないし、今の時代、
「盗んで覚えれ」なんて、時代錯誤の感さえある。
だから、言って聞かせて、させてみる。


その後は、出来たら褒め、失敗したら、どうしたらいいのか?を
聞く。
人間は機械ではない。
感情が激しく左右する、生きている生身の人間だから・・・。


基本的には、くさい表現だが、愛を持って見守るしかない。
叱るのも愛の一つ。


本当に、いい職人に育ってもらいたいと思うと、褒めてばかりでは
ダメだと思う。
時には、愛情を持って、叱ることも必要だと、私は思う。


でも、さすが、山本五十六である。
その一言は、数十年立った今でも、永遠に受け継がれている。




「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」




2007年10月27日

日帰りの反動は・・・。



   雨。   結構な雨。台風の影響かな・・・。




 今日の土曜日、工場はお休みだが、当然のことながら
私は、福井市まで桐たんすのお届け。
前の日から雨が降り続き、寝る前も不安な感じがしていた。


出張や、配達の前日は、いつも緊張して眠りが浅い。
今回も、一度は午前3時頃、それからは、5時、そして、5時半と、
緊張の朝方だった。


仕方がないので、5時半過ぎに起き、
顔を洗い、準備をして出発した。


目的は、福井市までの桐たんすのお届けだが、
帰ってからやらなくてはならない、仕事の段取りと、
お客様のところに、夕方6時に再生する桐たんすの引取りが
あるので、午後2時には帰りたい、と、私の中で段取りがあった。


午前6時出発で、午後2時に帰りたいとなると、
福井市での滞在時間は約30分だ。
そして、片道は4時間以内で走らなければならない計算になる。


でも、行きなれた道。
計算は出来る。
当然、、給油とお昼の時間は、ダッシュで。
だから、当然ながら時間のかからないメニューになる。
そこまで計算するのだ。


で、そうまでして工場についた時間は午後2時半だった。
予想に反して、30分遅れ。
うーーーーん。


でも、そこからが計算外だった。
仕事をしだしたら、具合が悪い。
体が震え、気持が悪い。


以前もあった症状だが、緊張しながら長時間運転し、
その後、すぐに仕事をすると、必ず、こんな症状が起きる。


疲れから来るのだろうか・・・。


そこで冷蔵庫にあった「リポビタン○」を飲む。
これが、効いた。
さすが、リポビタン○だ!!。


その後、お客様のご自宅にも伺い、桐たんすもお預かりできた。
そして、何とか、この日記も書く気力まで残っている。
ありがたいものです。


明日は少しゆっくりしたいのですが・・・。




2007年10月26日

おめ、落ち着け・・・。



   曇りのち、雨。   夕方からは本格的な雨です。




ここのところ、新人君にに付き添っての仕事と、
私の仕事のやりくりで、バタバタとした日々を送っている。


ここ数日がそんな感じだから、当然ながら、職人さん達も
気づいている。
慌しいな・・・、と。


そんな時に、職人「横山松雄」の一言が効く。
「おめ(おまえ)が、落ち着かないでどうする」と・・・。


全くその通りです。


私、いつも言っているが、せっかちな性格で短気。
根っからの職人気質です。


だから、急に注文が入ったり、木取り間に合わなくなったり
すると、ついつい、周りが見えなくなってしまう。


そんな時は、もう必死。
目の前の事にしか集中できない。
これだから、周りの人たちは、「またか・・・」って感じかもしれない。


でも、やっている本人は必死で、何とかしてこの波を
超えないと・・・と思っているのだが・・・。


さすがに、桐の蔵の職人さん達は、私よりも何枚も
上のようです。
まだまだ、甘いって事なのでしょう・・・。


明日は、福井までまたまた、桐たんすのお届け。
で、何とか、早く帰ってきて工場で仕事をしたいものです。


でも、気をつけて行ってきます・・・。




2007年10月25日

プレッシャーと、緊張の中で・・・。



   晴れ。   今日は暖かかった・・・。




弟の作業日記で書かれていたが、実は、桐の蔵に
新たなる見習、新人君が入った。


このI君。
経歴は大卒。
そして、何と!、私のこのブログを読んで「働きたい」と
メールを来れた、一見変わった人だ。


ちょうど、我々も新たな職人を募集中で、職安にも
募集を出していた。


そして、数名の方々との面接の結果、このI君を採用した。
年齢は26歳。
見た目よりも、実際は若い。
そして受け答えは、落ち着いている。
さすが、大卒って感じ・・・。


桐の蔵、始って以来の大卒です。


で、仕事をしてから約2週間になるだろうか?
毎日が、私と一緒の仕事。
当然、失敗したら怒るし、段取りや、やり方が違っていれば
注意する。


だから、毎日が、相当な緊張の中での仕事だと思う。
私もそうだったが、修行中って、そんなものだった。


私なんかは、修行中は、いつも怒鳴られていた。
でも、今は、そんなことをしたら・・・。


今の若い子したら、桐の蔵の現場は、結構、辛いかもしれない。
周りの職人さんは、I君に比べれば、かなり年上。
休憩時間の会話も、噛み合わないかもしれない。


でも、自分が「この仕事がしたい!」と、望んできた仕事だ。
周りに何を言われようが、仕事の中で、自分なりの
「やりがいと、生きがい」を見出してこそ、この仕事を選んだ
理由(わけ)が、そこにあるのだと思う。


最初から、自分に合った仕事なんてそうそうない。(と、思う)
私なんて、家業がたんす屋でなかったら、この仕事を
選んでいたかどうかさえも、わからない。


だから、自ら望んできた仕事。
技術を身に付けるまでは、頑張って欲しい。


いつかの日経新聞で、大卒の大工さんばかりの
建設会社の記事を読んだ。


今って、そんな時代なのか?
でも、I君。
この今の緊張感を、ずーーーと持っていてくれたら、
素晴らしい職人になると思うのです。



2007年10月23日

そろそろ・・・。



   晴れ。   紅葉は遅いみたいです。    




朝晩の気温は、寒く、もう、ストーブが毎日のように
点いている桑原家。


暑い日は、何とかなるのだが、寒くなってくると、
体が、もう、どうしようもなく敏感になってくる。


今年の夏は、酷暑と言われる日々が続いたが、
もうそれもウソのようだ。
そんな夏から続けてきた晩酌の冷たいビールが、
急に胃に堪えるようになった。


思わず、今日からは焼酎(やはり芋です)のお湯割。
これ、目覚めも良く、体も温まっていい。


ここのところ、ハードな毎日なので、帰ってからの
晩酌は、楽しみの一つ。
でも、帰宅が遅いので、晩酌していると、眠くなってしまう。


私、お酒は好きなのだが、すぐに眠くなるタイプ。
だから、いつまでも飲んでいられないのです。


午後11時なんて、もう、夢の中。
今日も、もうすぐ寝る時間です。




2007年10月22日

秋は静かに・・・。



   曇りのち、雨。    東京は、暖かかった。




週末は、東京・日本橋での展示会。
年に数回行う、日本橋での展示会は、もう恒例にさえなった。


お陰様で、次はいつですか?との、お問い合わせさえも
いただけるようになったのは、嬉しいこと。


会場は、日本橋三越本店の真迎えという最高の立地の
お陰もあり、常に人が行き交い、展示会場にも入ってくる。


それが、新潟の美味しい食品や、美味しいお酒であれば、
行き交う人たちも、すぐに「お買い上げ!」となるのだろうが、
そこに並ぶ品々は、数十万円から、数百万円と、食品や、
お酒とは、少し、桁が違うものが並ぶ。


だから、当然、ハードルは高い。
でも、そんなことは百も承知の上。
それでも、ここで展示会を行うには訳がある。


どこの展示会場でもそうだが、私たちの作品(商品)が欲しい
人が、一人でもいれば、私はその土地に行こうと思う。


だって、桐の蔵の作品が見たい!と、連絡があったり、
じかに私に言われたりしたら、行かざるを得ないし、行くのが
当然と思う。


山登りと一緒で、「そこに山があるから昇る」と、山昇りの人は
言う。


私は、「その土地にお客様がいるから行く」のである。
それが、私の思いであり、それが商売と言うのだと思う。


そこを、「遠いから」とか、「経費が・・・」なんて言う言い訳は
もっての外だ。


今回の、東京日本橋での展示会も、偶然か、必然なのか、
素晴らしいご縁を頂いた。
時に、この会場は、こう言う事(ご縁が)ある。
数年前もそうだったし・・・。


葉山のT様。
本当に、ありがとうございました。


また、兵庫県のK様。
本当に、ありがとうございました。


そして、いつもお世話になっています、T様。
わざわざ、お出かけいただきましてすみませんでした。
次回の展示会、是非、お待ちしています。


でも、全体的には、静かだった展示会。
秋の深まりとともに、それを象徴するような展示会だったかもしれません。


でも、帰ってきたら、工場は騒がしい忙しさに包まれています。
今日も、Y様。
そして、M様。
そして、そして、大阪のT様。
ありがとうございました。


本当に、お客様に恵まれていると思っています。
このお返しは、喜んでいただける桐たんすをお届けする
ことだと思っています。


どうぞ、完成までの間、今しばらく、お待ちいただければ幸いです。



2007年10月17日

東京へ向けて・・・。



   曇り、のち、雨・・・。




 10月は今週末、初めての展示会。
今週末は、東京・日本橋での展示会です。


会場は、いつもの日本橋・三越の真向かい。
日本橋・新潟館です。


早いもので、この場所で展示会を行ってからもう、2年以上が
経つ。
この会場で、数々のご縁を頂いたし、
劇的な出会いや、素晴らしい商談も行ってきた。


展示会の出来、不出来は、結構、運に左右される。
「運」に左右されないくらい、きっちりしたマーケティングが
出来ればいいのだが、私自身の甘えもありそこまでは・・・。


何度この会場で展示会を行っても、色々な意味で、
さすがに東京だなーーーー、って思える。
全てにおいて、ここ新潟のような田舎とは違う。


生活するには、私は、この土地以外には考えられないが、
こと商売ってなると、東京や大阪にはかなわない。(と思う)


人口が圧倒的に違うから、色々な考えの方々がいる。
だから、いろんな商売も生まれるのだと思う。


今回はどんな出会いがあるのだろうか?
関東周辺にお住まいのお客様。
今週末、金曜日から日曜日まで、日本橋での展示会に
是非、お出かけください。



2007年10月16日

相見積もり。



   晴れのち、曇り、一時、雨。   変わりやすい天気です。




ここ数日、桐の蔵の展示会でご縁をいただき、
お見積もりを出させていただいたお客様と、お電話で
お話させて頂いている。


私たちが作る桐のたんすは、世間一般で言えば、高価な
作品である。
ですから、お決め頂く場合、ある程度、前もって作品を
絞り込んでいるお客様は、以外と早くに作品を決めて
お求めいただける場合も多い。


しかし、何せ、高価なものであるから、じっくりと考えたい。と言う
お客様も、少なからずいる。


それは、そうだ。
私がその立場だったら、百万円単位の買い物を・・・と、考えると
確かに、考えるかもしれない。


今回のお客様の単価も、結構、高い。
ですから、じっくり考えたいと言う事で、一ヶ月後の
お返事待ちとさせていただいた。


そして、そのお返事を聞くべく、お忙しい中、お電話をさせていただく。
お答えは、「他のお店も見てみたい」とのお答えだった。
展示会でも、その事はお聞きしていたので、じっくり見て、考えて
お答えをお聞かせください。と、お話させていただいた。


結果は、私たち、「桐の蔵」と、その家具店様との相見積もりと
なった。


でも、選択するのはお客様であり、我々が、どうこうできる問題ではない。
確かに、高価なものなので、相見積もりは、比較と言う点では、
一つの手段だと思う。


現に、私も「相見積もり」はよくするし、特に、高価なものであれば
尚のことかもしれない。


前にも書かせていただいたが、日本国内には、数箇所の
桐たんすを製作する場所(地域的に)がある。


決して自慢ではないが、新潟県・加茂市で製造される桐たんすの
レベルは、他産地に比べても、間違いなく秀でていると思う。


私のところが一番なんて、言うつもりは本当にないが、
国(経済産業省)で、認められた、伝統的工芸品であり、その証である
伝産シール(金色の伝の文字があしらわれたシール)は、
一般のお客様が、桐たんすをお選びいただく一つの目安になるし、
このシールが貼られた作品は、逆にいえば、間違いがあってはならない。


高価な桐たんすをお求め頂くお客様の一つの目安は、間違いなく
その「価格」であることは、まぎれもない事実ではあるが、
それ以外にも、大切なところは多い。(と思う)


今回も、正直に言えば、桐の蔵で買っていただきたいのは、本心である。
でも、ここまで来ると、どうか、本物の桐たんすをお求め頂きたい。
ただ、ただ、それだけである。



2007年10月15日

親の背中・・・。



   晴れ。    工場でもストーブ出そうかな・・・。




今日の月曜日。
来週の週末の小学校であるフェスタ(文化祭)の準備の
代休のため、子供達は、小学校がお休みだった。


でも、当然ながら嫁さんの工場での仕事はある。
ましてや、ここ最近、嫁さんの仕事量が増えているから
子供たちが休みであっても、工場は休めない。(すみません)


だから、今日は、長男いさみを置いて、女の子2人を
連れて、工場にやって来た。
長女みほと、次女ゆうは、事務所で持ってきた宿題をこなし、
休憩時間は、一緒にお茶を飲む。


急遽、御昼ご飯の買出しに行き、嫁さんは午後からも少しだけ
仕事をすることになった。


工場で、私や嫁さん、そして親方が仕事をしているのを
子供たちはしっかりと見ている。
また、玄関のすぐのところに事務所があるので、お客様が来ると、
子供たちが「お父さん、お客さんが来たよーーーー!!!」と
私が仕事をしていた2階まで、呼びに来てくれた。


親の背中を見て、子供は育つと言いますが・・・。
嫁さんはともかく、私は仕事ばかりで、そんな立派な
事はしてやれません。


昔、私が小さかった頃は、自宅の前が工場だったので、
両親が仕事をしている姿は、毎日のように見ていたし、
工場が遊び場だった。


職人さんにも遊んでもらったし、
なんて言っても、工場にある機械で、一人で遊んでいるときは
とても楽しかった記憶がある。


今でも、その機械は工場にあるので、それを見ると、
何だか、懐かしさが蘇って来る。


子供たちに、親の仕事をしている姿を見せることって
大切なことだと思う。
自営業の方なら、何とかできると思うが、
サラリーマンの方でも、出来るだけ工夫をして
親の仕事をしている姿を子供に見せられたら
子供にとっては、どんなに素晴らしいことなのかと思う。


だって、私は、そうやって育ってきたから。


弟(作業日記)が、「おーーーーい、手伝って!!!」と呼ぶと、
喜んでお手伝いに行く姿を見ると、
たまにでも、連れてきたほうがいいかな?って、思うけど、
これは、小学生のうちかもしれない。


でも、出来るだけ、親の働いている姿って、
見せたほうがいい。
これって、何よりも大切な教育のような気がしてならない。



2007年10月14日

たっくんは、4歳。



   晴れ。   ホント、朝晩は寒い!!




昨日、今日と工場はお休み。
でも、昨日は、福井市内まで桐たんすのお届けに。
朝は、福井市にしては遅めの、朝6時出発。
でも、桑原家、誰も起きていません。


当然ながら日帰り。
行きも帰りも順調で、夕方には工場へ戻ってきた。
その後は、当然ながら仕事。


でも、その後は、長男のサッカーのお迎えに行かなければ
ならなかったのを、忘れていた。
時計を見たら、午後7時前。
すぐに仕事を止めて、長男を迎えに行った。


何とか間に合って、帰宅。
そう、今日は次男たっくんの4歳の誕生日。


帰ったら、早速、たっくんは、「お父さん、たっくん4歳!!」と
手を4つ立てて4歳を表現してくれた。


その後、お風呂に入って、お決まりのケーキが待っていた。
嫁さんは、スポンジを市販の品で済ませ、そこの生クリームを
塗って仕上げた、チョコケーキを用意してくれていた。


電気を消して、全員で「ハッピーバースデー」を歌う。
ローソクは、隣りに住む親方のお仏壇からもらってきた
白いローソクだったが、お兄ちゃんの協力もあり、
無事に4本のローソクも消せた。


最近では、手が付けられないくらい元気なたっくん。
お兄ちゃんと一緒にサッカーやる?と聞くと、
やらない!!!と答えるたっくん。


まあ、4番目ですから・・・。
でも、運動神経はすごいものを持ってると思うのですが・・・



2007年10月12日

こんなにきれいになって・・・。



  曇りのち、晴れ。   夜中の雨は上がりました。




今日は、朝一番から新潟市内まで、修理・再生した、
桐たんすを合計3本(2軒)、お届けしてきた。


まずは一軒目はK様。
お婆ちゃんの一人暮で、何かと大変そう。
今回伺ったときも、首になにやらギブスらしいものを巻いて
出てこられた。


大丈夫ですか?
と聞くと、えーーー、年寄りの病気。
首が曲がったみたいとあっさり答える。
す、、、、、すごい!!


このK様。
本当に、きれいになってと喜んでいただいた。
おまけに、美味しいお菓子まで頂き、次の2軒目のT様の
お宅まで急ぐ。


2軒目のT様のご自宅は、日本家屋。
それも、門構えがすごくいい!


木の門をくぐり、石畳を歩いて玄関にたどり着くまで
けっこうな距離がある。
それだけで、どんな家なのか想像がつくと思う。


玄関の戸を開けると、廊下は畳張り。
もう、そこは、れっきとした歴史ある家。
言い換えれば、相当いい材料を使ってつくられた、日本家屋。
そんな感じだ。


そんな家に住む方は、それなりの雰囲気。
奥様は、品がよく、旦那様は、穏やか。
うーーーーーん、見習わなければ・・・。


修理・再生させていただいた桐たんす2本を、
お届けさせていただき、美味しいお茶を頂いて、会社まで
帰ってきた。


本当に、桐たんすの修理・再生の仕事は、汚く、手間は
かかるが、それ以上に、お客様に喜んでいただける事が
嬉しい。


これは職人冥利に尽きる。


工場に帰ると、横浜から桐たんす修理依頼の電話が入る。
今年は、修理・再生の依頼が多い。
これも、桐たんす屋として大事な仕事です。


この修理・再生の仕事は、桐たんすを改めて世に
送り出すようで、こちらとしては嬉しいような、不安なような
不思議な気持ですが、お客様は、本当に新しくなった、と
喜んでくださいます。


こう言う仕事をしていきたいと思います。
新しい桐たんすも、古い桐たんすも、それぞれ、思いが
込められているはずですから・・・。




2007年10月11日

全員参加で・・・。



   晴れ。    もう、朝晩はストーブがついています。




いつ頃からだろうか?
嫁さんから、工場に来てもらって仕事を手伝ってもらうように
なったのは・・・。


それが今では当たり前のようになってしまい、
最近では、それでも、うーーーーーん、少し、
足りないくらいになってきた。


私は相変わらず、桐たんすの仕上げ(塗装と金具つけ)と、
木取り、そして、出荷前の点検と、出荷作業のいくつもの
作業を受け持ち、いつも駆け足でいるような気分で
仕事をさせてもらっている。


もう、桑原家の全員が桐の蔵で仕事をするようになった。
職人さんと、身内と合わせての全員参加だ。


なんだかんだ、言っても、手伝っていただく嫁さんには、
頭が上がらない。
だって、彼女がいなくては、もう、仕事が回りませんって位だ。
だから、助かっている。


小さな、小さな工場の桐の蔵だから、こういう現実がある。
これが、大きくて、数十人、数百人何ていったら、こんな訳には
行かないだろう。


小さな工場だから出来ること。
それが唯一の強みであるように、がんばろうと思う。


全員参加で。
これが、桐の蔵の強みであるように・・・。




2007年10月 9日

事務所は、禁煙にしたい・・・。



   曇りのち、晴れ。    季節の変わり目です。




私、お酒は飲みますが、たばこは一切吸わない。
最近は、たばこを吸わない人の方が多いのではないでしょうか?


でも、桐の蔵の職人さん達は、吸う派と吸わない派に分かれる。
親方と、弟(作業日記)、横山さんは、吸う。(というか結構、吸う)


小池さんと私は、絶対に吸わない。
だから、弟と、車で配達に行くときは、車は必ず禁煙車。
特に、狭いトラックは、絶対だ。


でも、みんなが集まる事務所となると、どうも規制が甘くなる。
今日は、みんなが帰った後の(午後5時以降)の第二ラウンドの
事務所は、すごかった。


私は現場で仕事をしていて、たまたま事務所に行ったら
眼が痛くなるくらいのたばこの煙。
思わず、「禁煙だ!!!」と叫んだくらい。


この煙を吸っただけで、肺がんになりそうな位だった。
ホント、タバコって吸う暴力かもしれない。


まあ、喫煙者の言う事もわかるのだが、こう狭い事務所で
延々と、タバコを吸われると、吸わない人にとっては、
たまったものではない・・・。


事務所は禁煙にしたい。
明日からでも・・・。




2007年10月 6日

再び、板干しです。



   晴れ。    今日も秋晴れでした。




今日の土曜日は、職人さん全員で、再び桐の丸太が
製材された板が届いたことで、桐板を一枚一枚、手で干すと
言う作業(板干しという)に追われた。


秋の長雨が来る前に、何としても干したい!と思っていたし、
少しでも時間の取れる時にと思い、天気も快復した今日、
板干し作業を開始した。


映像は、作業日記参照ですが、
製材したばかりの板は、水分をたくさん含んでいるので
本当に重い。


今回の板は、厚板(3cm厚や、4.5cm厚もあった)も多く、
肩に担いで運ぶのだが、厚板は2枚がやっと・・・。
製材したばかりに板は、大鋸屑(おがくず)が付いていて、
背中から、口から、そこら中に入り込んでくる。


だから、お風呂に入ると、すごいことになる。
先日の板干し一回目も、嫁さんに帰ったら、余りの
汚さに怒られたくらいだから・・・。


でも、この作業なくして、桐たんす屋は成り立たない位、
基本中の基本がここにあるのです。


重い桐板を、一枚一枚手で運び、丁寧に天日で干す。
そこから、桐の蔵もの作りは始っているのです。


効率ばかりが優先される今の時代。
私たちの、こうした作業は、時代に、逆境していると言っても
過言ではありません。


桐たんす製造という、伝統的工芸品の世界は、
正直、効率とは、対極にあるのかもしれません。


だからこそ、今の時代にも支持されるのではないでしょうか?


板干しから学ぶこと。
それは、ものづくりに関わるものとして、とても大切な
そして基本がここにあるように思うのです。



2007年10月 4日

秋の味覚・・・。



   晴れのち曇り。    今、外は雨が降っています。




今日も、相変わらず時間がもったいないくらいの仕事量が
待ち構えていた。
すでに、朝起きると、今日の段取りを頭の中で考え、
どれを先にやって、こうして、これをやってと、
段取りをしている自分がいた。


でも、ホントは、自分で出来ることって限られるんだけど・・・。
なかなかそれが、出来ない性格です・・・。


で、終業後、仕事に熱中していたら外は雨・・・。
今までは、秋晴れが続いていたが、そろそろかも・・・。


午後8時を回り、きょうは、長男いさみのさっかーの練習だと
思い、仕事を切り上げ、久しぶりに迎えに行った。
ホント、久しぶりに見るサッカー少年達は、みんな上手くなっていた。


帰って、またまた痛み出した腰をかばいつつお風呂に入る。
そしたら嫁さんが、「サンマ」もらったんだけど食べる?と・・・。


これが、ホント美味かった。
何でも、北海道から直送されたばかりのサンマらしい。


焼きたてのサンマを一口・・・。
脂が乗っていて美味い。
これが、北海道の味ですか!!


美味いと言いながら食べていると、子供たちも寄ってきて
食べられてしまった。
美味いものは、隠せません。


何だか秋の味覚って、この季節初めて食べた。
いいね。旬のものって。


美味しいサンマ。
ありがとうございました。




2007年10月 3日

外は、真っ暗・・・。



   晴れ。  秋晴れです。




いつのまにか、仕事中も気温が低く、快適に過ごせている。
あの、真夏の40度の日々がウソのようである。
季節は、日々、秋に向かっていると言うか、ともすると、
冬にむかっているような気さえする。


いつもの事ながら、通常の終業時間の午後5時10分を終え、
職人さん達と、親方は、帰宅する。
いつもながら、ここからは私と、弟の第二ラウンドが始る。


で、今日は、第二ラウンドも仕事が忙しかったので、
夜も、工場の機械を回していた。


何とか、今日中に段取りを終えたいと必死だったので、
息つく間もなかった。


でも、ふと・・・・、外を見ると、
つい先日まで、明るかった空が、いつの間にか真っ暗だった。
もう、そんな季節か・・・。


お彼岸を過ぎると、あっという間だ。
新潟県は、秋が短く、あっという間に冬が来る。


今日もそうだったが、午後6時は真っ暗だ。
これからは、益々、日が短くなる。
そして、新潟特有のねずみ色の空の季節がやってくる。


夕暮れが早いと、それに応じて帰宅時間も早くなればいいのですが、
そうは、行きませんね。


でも、気持は、早く帰りたいと思っています。



2007年10月 1日

再び、丸太が・・・。



   晴れ。     秋晴れ。




先週、職人さんみんなで数年干した「桐板」を倉庫に入れ、
そして、新たに山で仕入れてきた、新しい桐丸太を製材した
板を干したことは、ここで書かせていただいた。


今日、またまた、桐丸太を製材したばかりに桐板が、
トラックに運ばれて、桐の蔵にやって来た。


10トントラックにして約3台分の桐板。
運び終わるのに、半日以上かかった。


桐の丸太を製材したばかりの匂いって、昔から嗅いでいるが
私にとって懐かしい匂いであるし、桐のみずみずしい匂いでもある。


製材したばかりの桐は、水分を多く含んでいるので、干す作業は
とても重い。
数枚の板を、肩に担ぎ、一枚一枚を丁寧にだった広い、板干し場と
呼ぶ場所に干していく作業は、根気の要る作業であるし、
本当に手間のかかる作業であるし、なんと言っても、
本当に、疲れる作業である。


もう、日本全国探しても、こんな事をしている産地は、
多分、我々の「新潟県・加茂市」しかないと思う。


桐たんすの産地も、全国、色々あると思うが、
桐の木を丸太で仕入れ、地元で製材して、その板を
人力と天日で数年間、干すという、気の遠くなるような作業を
私たちは、先代の頃から、ずーーーーと数十年間、やって来た。


今では、人工的に水槽に入れたり、人工乾燥機で干したりするところも
多いと聞くが、やはり、天日にこだわりたいと思う。


だって、干物でも、人工乾燥って、?だと思いませんか・・。
天日で干してこそだと思うのです。
それも、、乾燥機なのではなく、気が遠くなるような年月を
かけて、ずーーーと、外に干しておくのですから。


ここのところが、加茂・桐たんすの歴史と、特徴なのだと思うのです。
何事も、効率優先のこの頃。


私たちは、効率よりも、先代から受け継がれてきた技術を
大切にしたいと思っています。


いつまでも、この伝統が伝えられますように・・・。