2022年 4月 の投稿一覧

富山県A様の和たんすを制作する3

富山県A様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、本体、下台の裏板を打つ前に、棚板の後ろ側の風穴を開けていきます。

本体、上台の裏板を木釘で打って止めていきます。木釘の配列が美しいです。

下台の左右の角をカンナで丸く削っていきます。

下台と台輪を繋ぐ部分「足」と呼ぶ部分をシャコ万とハタガネで締めて固定していきます。

たんす本体を重ねてひっくり返し、下台が上になった状態で重なりを見ています。

工場の窓から見えるいつもの桜も満開。新潟は今が良い季節です。

富山県A様の和たんすを制作する2

富山県A様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、下台の立側に内側に棚板が入る位置をシラガキで印を付けていきます。

上台のタイコにサンを木釘で打って止めていきます。

上板と上台の立側のホゾを入れて組、長ハタガネで締めてホゾとホゾの間に木釘を打って止めていきます。

上板と立側を組んだら、地板を組み入れていきます。

その中にタイコを組み入れて、シャコ万でタイコを固定していきます。

暑い気温が続いていた新潟ですが、今日は少し落ち着いた感じ。いきなり暑くなったので体が付いていきません。

富山県A様の和たんすを制作する

今日からは、富山県A様からご注文頂きました和たんすの制作をお伝えさせていただきます。

まずは、図面を渡してこの一枚の図面をもとに桐箪笥を作っていきます。

長さ切りでそれぞれの部材を、各々のサイズに切り分けていきます。

立側のホゾを取った後、地板が入る場所を昇降盤でノコを入れ、ノミで取っていきます。

タイコのサンをカンナで面を取っていきます。

タイコにサンを木釘で打って止めていきます。

今週は良い天気を通り越して「暑さ」になっています。工場では半袖。少し先走りすぎですね。

鳥取→奈良→京都→新潟でした。

金曜日は、鳥取県へ向けて桐箪笥のお届けでした。起床は午前2時半。工場出発は午前3時半という過去にないタイトなスケジュール。金曜日一日で、鳥取から奈良まで行かなければならないスケジュールです。一軒目は、過去に2棹ご購入頂いている大切なお客様で、今回は胴丸の洋服たんすをお届けさせていただきました。M様、いつもありがとうございます。

過去にお届けさせていただきました桐たんす2棹。家紋入りの油単です。

そしてその日のうちに奈良県まで行かなければならなかったので、お茶を頂いた後、すぐに奈良に向けて出発です。

予定では午後5時頃までにはと、お伝えさせていただいておりましたが、予定よりも少し前に到着。素敵なご自宅のお部屋に、小袖の和たんすをお納めさせていただきました。

そのごは、奈良に宿泊して、翌朝、京都へ出発。愛媛県のH様からのご注文で、京都に住むお嬢様と、愛媛に住むお母様と同じ箪笥を2本、お求めいただきました。小袖の和箪笥でした。そして油単もこだわられて、お客様オリジナルのサンゴの図柄をデザインし、ピンク色で染めました。とってもかわいく出来て、喜んで下さいました。

油単も決まりきった家紋だけでなく、自由な図柄も染めることが出来ます。ご相談ください。

今回は、鳥取→奈良→京都→新潟と1泊2日の強行軍でした。関西は、桜が散り始め、新潟は満開に近づく、とってもいい季節でした。ヘトヘトでしたが、無事に帰って来れて良かったです。

皆様、ありがとうございました。

福井県T様の和たんすを制作する11

福井県T様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、引出しの先板をカンナで仕上げていきます。

小引き出しの底板をカンナで仕上げていきます。

小引き出しのホテ板(側板)をカンナで削りながら本体に入れて行きます。

大引き出しの上口をカンナで削って本体に引出しを入れて行きます。

本体に引出しを入れてどこが当たっているかを確認し、出して削りながら調整する。それを何度も繰り返して、密閉度の高い引出が生まれます。

観音開きの扉を仕込んでいます。

これで福井県T様の和たんすの本体が完成し、この後、塗装、金具付け、調整、検品、梱包してお届けとなります。T様ありがとうございました。

福井県T様の和たんすを制作する10

福井県T様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、衣装盆(丸盆)の底板を木釘で打って止めていきます。

大引き出しの先板のホゾを取っていきます。

蟻組みとホゾ組を取った引出しのホテ板(側板)

引出しのホテ板の先留めの部分を留め型を当てながらノミで作っていきます。

大引き出しの枠を固めて、定規を当て直角に出来ているかを確認しています。

福井県T様の和たんすを制作する9

福井県T様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、丸盆の枠をゴムチューブで巻いて固定し、ストーブのそばに於いて乾かします。

小引き出しの先板のホゾをケヒキで取っていきます。

丸盆の角をノコギリで切って内側に貼ります。

引出しのカガミ板(前板)の蟻組みのホゾを取ります。

衣装盆(丸盆)の底板を丸盆の枠に合わせてカンナで削っていきます。

カンナで丸盆の底板を削りながらはめ込んで枠に合わせていきます。丸盆の底板の木目が美しいです。

新潟の桜も今週は開花しそうです。

長野県までお届けでした。

2日(土)に、長野県まで桐箪笥のお届けに行って来ました。一軒目は修理させていただいた、再生たんす2本をお届けさせていただきました。

真新しくなった桐たんすをとても喜んで下さいました。K様、ありがとうございました。

二軒目は、昨年、和たんすをお求めいただきましたY様のご自宅へ。今回は桐チェストをお届けさせていただきました。素敵なご自宅のお部屋にお届けさせていただきました。Y様、ありがとうございました。

そして三軒目は、K様。置かれる場所に合わせて幅80cmのサイズでお作りさせて頂きました。K様、ありがとうございました。

今回は奥様と共にお届けさせていただきました。帰りには、昨年9月に誕生したお孫ちゃんに会いに、長男の自宅に寄らせていただきました。彼女にとっては初めて会う「爺」と「婆」 泣かれてしまうのも無理はなくちょっと残念でしたが、久しぶりに会えて良かったです。

また会いたいですね。

福井県T様の和たんすを制作する8

福井県T様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、本体立側が完成し、引き出し周りに入って行きます。引出し、衣装盆の材料を長さ切りでそれぞれの長さ、幅に切り分けていきます。

引出しと衣装盆の材料。

それぞれの部材をカンナで仕上げていきます。

衣装盆(丸盆)の底板をカンナで仕上げます。

丸盆の枠をゴムチューブで巻いて固めていきます。

今日から4月。個人的ですが、次女ゆうちゃんの誕生日。4月1日生まれです。