曇り。 寒さも和らいだみたいです。
桐の蔵の仕上げ職人(塗装、金具付け)、石山達仁(35歳)。
新潟市内の高校を卒業し、東京の大学を出た後、
東京でコンピューター関係の仕事を続けていました。
本人いわく、「ものづくりがしてみたかった」と、長年勤めた会社を辞め、
東京で、木工の訓練校に入学します。
その後、桐の蔵の求人をブログで知り、メールで応募してきたことが
きっかけで、桐の蔵に入社。
それから、早いもので8年が過ぎました。
今では、もう、全てを任せられる、一人前の職人になりました。
昨日、今年の、桐の蔵の新作の桐たんすが完成し、午後から、そのたんすの
仕上げ(塗装)を行う段階になったのですが、今回は、「塗り」ではなく
「焼き」」仕上げ。
それも、との粉を微妙に入れ込んだ、焼き仕上げにすることに。
新作を焼く前に、石山君と打ち合わせをし、弟の要望である
「薄めの仕上がりで」という、何ともイメージが掴みにくい仕上げでお願いしました。
私も、仕事があり、付いて見ていられなく、時々、石山君から
確認の言葉があったくっらいでした。
で、今日の午後。
「薄めの仕上がりで」という、イメージ通りの、新作が完成しました。
思わず、「いいねー」」って、言葉が出たくらい、完成度は高かったです。
石山君は、仕上げ職人で大切な、「仕事が丁寧」という言葉がぴったりとはまる
働きぶりです。
ここまで来るには、いろいろとありましたが、ホント、今回の仕事ぶりは
見事でした。
こんな職人がいる、桐の蔵は手前味噌ですが、レベルが高いと思いますし、
何よりも、職人さんに「感謝」です。
これからも、いい仕事してねー。
期待してます。